シノノメ製パン所@蔵前、人気店攻略のコツ 2023.3.30(木)

コクハク編集部
更新日:2023-03-30 09:46
投稿日:2023-03-30 06:00

迷いに迷って買ったのは…

 うーん、迷う。とにかく、迷う。迷いに迷って、見た目と気分から以下の4つを購入しました。

 写真手前から反時計回りに、

・エッグタルト(260円)
・あんバター(380円)
・クロワッサン全粒粉(300円)
・クラフィン レモンカード(450円)

 ※すべて税込み

【クロワッサン全粒粉】

 全粒粉のぷちぷちっと口中で弾ける唯一無二なクロワッサン。スタンダードなタイプより、発酵バターの量が少なめなのでしょうか。バターの芳醇さやリッチさが際立つというより、小麦本来の味が立ち、ほんのりとした甘さ。なんとなく罪悪感も低め(苦笑)。

【エッグタルト】

 スタッフの方におすすめを聞いて購入。パン屋さんでエッグタルト? と一瞬迷いましたが、買って大正解。SNSでも名物、NO.1といった書き込みの多い商品で、濃厚なカスタードフィリングと、パリッパリのパイ生地のバランスが抜群です。

《半解凍にしてアイス感覚で食べるとおいしい》との公式Instagramの説明を参考にし、食べきらずになんとか残した半分を冷凍庫で1時間ほど冷やして食べたら、ゴストーゾ!(ポルトガル語でおいしいの意だそうです・笑)。

 食感も上品かつリッチな甘さもそのままなのは、“ちょいレア”の寸止めこその妙。

【レモンカードのクラフィン】

 クラフィンは、クロワッサン生地をマフィン型で焼く米国生まれのハイブリットパティスリー。外周はパリッ、中はふんわり&しっとりとした2つの食感が楽しめますが、ひと口食べるとくぅーーーーっ。レモンカードはなかなか攻めた酸味!

 とろとろな口当たりのクリームがたっぷりと入っていて、あとを引く逸品です。

【あんバター】

 フランスパンのなかでも水分量の多いリュスティックでサンドしたあんバター。粒あんとミルキーなバターのバランスは計算されたもの。

 あん×バターはとりわけコッペパンではおなじみの組み合わせですが、“もっちり”が身上のリュスティック生地で挟むとリッチ感が増して、個人的にはドストライク。アイスのようにスクープした粒あんの丸っこいフォルム、かわいい。

あんバターとエッグタルト、リピ買い決定!

 個人的にはあんバターとエッグタルト、リピ買い決定! 「シノノメ製パン所」は何度も通いたくなるパン屋さんでした。あとはお財布の中身と相談しつつ、お腹周りも要注意ってことで。

 そうそう。食パンやノーマルなバゲット類などはいずれ取り扱っていきたいとの余談も含め、“全種類制覇”の道のりは、簡単ではなさそうです……(苦笑)。

(編集O)

「シノノメ製パン所」
address:東京都台東区蔵前4-35-2 1F
12時~18時(売り切れじまい)
日曜休
※支払いは現金のみ。キャッシュレス派の方々はご留意を。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「叩き長芋と酒盗の磯辺巻き」日本酒好きにはたまらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
刺し身を使った簡単アレンジ「カツオとウドのなめろう」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学の居酒屋「件」の川辺輝明さんに、居...
「つぶしなます」盛りつけ前に指でギューッとつぶすのがコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・品川の「あじろ定置網」の西潟正人さんに、ウ...
ホクッとプリプリ「そら豆とエビのクリームチーズ和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
白ワインと一緒に「ソーセージとクレソンのペペロンチーニ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...
「イワシのリングアータ」脂の乗った身をサッパリといただく
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
自家製の万能ダレが食欲をそそる「手羽先の甘だれ炒め煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
「アジのパクチーなめろう」和の肴とパクチーの意外な好相性
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のカレーバー「ヘンドリクス」の若林剛...
春の味覚「ホタルイカとカブのマリネ」はひと手間でプロの味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ」の市川路朗さんに...
使う食材は2つだけ「菜の花のからし和え」は春らしさ満開!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
「イカ海鮮水餃子」出汁たっぷりの卵と海鮮の甘さがピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前の中華料理店「チャイナサーカス」の劉...
スパイシーさが新しい「カツオと山芋のスパイスオイル和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のカレーバー「ヘンドリクス」の若林剛...
「カキのワイン蒸しトマトサルサ添え」濃厚なのにサッパリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ」の市川路朗さんに...
あっさり「ベーコンと玉ネギの和え物」は箸休めにうれしい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
新潟の伝統調味料がいい仕事する「タコとかんずりベーコン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...
「菜の花の昆布締め」染み込んだ出汁とほんのりした苦み
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...