「『家庭でエロ』なら夫婦円満でしょ?」おもちゃに散財する夫の屁理屈

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-04-15 06:00
投稿日:2023-04-15 06:00
冷酷と激情のあいだvol.138〜女性編〜」では、世帯収入が下がっているにもかかわらず、趣味である“エロ”への散財をやめない夫への不満が募る妻・絵美さん(30歳・仮名)の切なる心情をお届けしました。
 では、夫であるサトルさん(34歳・仮名)は夫婦の問題についてどう捉えているのでしょうか。

浮気や借金じゃないのに

「こんなご時世なんだから、毎日は少しでも楽しいほうが良くないですか?

 絵美は最近、僕の趣味に対してずいぶんと口うるさくなりましたけど、僕が浮気をしているわけでもなければ、趣味のために借金をしているわけでもない。うるさいなぁって感じです」

 趣味に費やすお金が以前より増えているのは認識しているものの、それが悪いことだとは思っていないと強調するサトルさん。

 妻がサトルさんのお金の使い道を問題視していることにも、強い疑問を覚えているそうです。

趣味と実益で一石二鳥

「たまたま僕の趣味がエロだっていうだけで、他の人たちのゴルフとか釣りとかと同じですよ。

 僕はゴルフも釣りもしないし、趣味という趣味は“エロ”くらいです。平和でしょ?

 エロなら絵美も一緒に楽しめるんだし、夫婦仲だって円満になるわけだから、趣味と実益を兼ねていて一石二鳥だと我ながら思っていますよ。

 でもね〜、今の絵美は昔よりもエロを受け入れてくれなくなって、僕を見るときにもまるで“汚いもの”を見るような目つきになっているのがイヤですね。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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