ニベア青缶で美容効果を得たいなら?知っておきたい注意点

コクハク編集部
更新日:2020-01-11 07:05
投稿日:2019-06-13 06:00
「美容効果がすごい!」と、美容界で注目されるニベア青缶。さまざまな使い方が検証され、美容家さんが愛用していることでも度々話題となっていますよね。とはいえ、注意点を知らずに使用すると、思わぬ肌トラブルが発生してしまう可能性があるんです。知っておいて損はないニベア青缶の豆知識!ぜひご覧ください。

ニベア青缶は確かに優秀!最大の3つのメリット!

「どの家庭にも1つは置いているのでは?」と思ってしまうほど、ポピュラーな「ニベア 青缶」。言わずとしれたロングセラー商品というだけで、信頼がおける商品でもありますね。

 まずは、ここまで愛されてきた最大の理由とも言える、3つのメリットをお伝えします。

抜群の保湿効果

 ニベア青缶の一番の効果は「保湿力」にあるでしょう。油分が多く含まれているため、肌内部の水分が蒸発するのを防いで、しっとりとした潤いのある肌を保ってくれるのです。

 肌がしっかり保湿されるということは、肌の水分&油分のバランスが整えられ、肌のターンオーバー(新陳代謝)の力がアップするということ。ハリのある美肌作りに役立ちます。

コスパ最強

 ニベア青缶はコスパ面でも優秀!一番大きなサイズの大缶(169g)でも、700〜800円で手に入ります。「もったいない感」が少ないため、思い切り使える。その結果、肌と手の間での摩擦が軽減され、肌負担が減らせるのもメリットでしょう。

 また、大抵の薬局やドラッグストアで手に入るのも嬉しいポイントですね。

全身に使える手軽さ

 ボディクリームとして知られるニベア青缶ですが、フェイスケア、ヘアケア、リップケアと、全身に使える手軽さもメリットの1つ。その他、ネイルケアやクレンジングとして軽いメイクオフに使用している方も多いようです。

 また、小さな子どもでも使えるほどの肌への優しさも魅力。世代を問わず、支持を得ている理由でしょう。

【あわせて読みたい】ひじ&ひざの黒ずみはニベアで消える?正しい角質ケア方法♪

ニベア青缶で美容効果を得たいなら?知っておきたい注意点

 メリットを見ると「すぐにでも、試してみたい!」と、思ってしまうニベア青缶。でも、ちょっと待って!ニベア青缶で美容効果を得たいのであれば、注意点についてもしっかり押さえておきましょう。

洗顔後にニベアだけスキンケアはダメ

 洗顔後の肌にニベアをたっぷり……そんな使い方をしている方もいるようですが、これはNG!なぜなら、ニベア青缶はクリームのため、水分を補ってくれる効果があまりないからです。

 肌内部に水分が少ないのに油分だけを補ってしまうと、肌表面に油分が多いだけの状態になってしまう、つまりは、オイリー肌寄りの状態になってしまうということ。油分(皮脂)が酸化して、ニキビなどの肌トラブルが発生しやすくなる可能性も。

 ニベアをスキンケアに取り入れる場合には、必ず化粧水→(美容液)→ニベア(クリーム)の順番を守って使用することが肝心です。

たっぷり塗りはテカりや肌トラブルの元

 乾燥が気になるからといって、ニベアをたっぷり塗るのもNG!他の化粧品同様、塗れば塗るほど美容効果が得られるというものではないですし、過剰な油分が毛穴詰まりを引き起こし、ニキビやかぶれの原因になる可能性も考えられます。

 ちなみにニベア青缶の成分表や使用方法を確認したところ、「適量」についての記載はありませんでした。顔に塗る場合にはまずは少量ずつ手に取って、ベタつき過ぎないか、様子を見ながら使用するようにしましょう。

直接的な美白効果には期待できない

「ニベアに美白効果がある」という噂がありますが、ニベアの成分表を見ると、美白有効成分は配合されていませんでした。美白有効成分とは、厚生労働省が「シミやそばかすを防ぐ効果がある」と認めた成分のこと。つまり、ニベアは美白効果に期待ができないのです。

 ただし、ニベアを使用することで肌が保湿され、ターンオーバーが整い、メラニンなどをきちんと排出できた結果、肌のくすみが取れて見えるということはあるようです。直接的ではなくても、使い続けることで間接的に美白作用を得られる可能性はあるかもしれません。

紫外線対策は万全に

 ニベア青缶には紫外線防止剤など、要はUVカット効果がある成分が配合されていません。さらには、ホホバオイルが含まれているため、ニベアを塗った肌はサンオイルを塗った肌のように紫外線を通しやすい肌状態になってしまうのです。

 そのため、ニベア青缶は夜のスキンケアだけに使用する、もしも、日中使う場合には上から日焼け止めを塗って外出するなど、紫外線対策を万全に行うことも大切でしょう。

肌に合わない人もいる

 ニベア青缶に限ったことではないですが、どんな化粧品にも合う合わないがあります。どんなにニベアが肌に優しいといっても、あなたに合うとは限りません。

 特に顔に使う場合には、パッチテストを行ってからにするなど工夫が必要。万が一、肌に赤みや痒みを感じたらアレルギー反応である場合もあるため、速やかに使用を中止して医療機関を受診してくださいね。

【あわせて読みたい】化粧品が合わないかも? やめ時を見極める時の症状チェック

正しい情報を信じて!ニベア青缶で肌力を上げよう♪

 ニベア青缶について、たくさんの情報が出回っているようです。でも、噂だけを信じて間違ったケアを行い、その結果ニキビなどの肌トラブルが起こってしまったら元も子もありませんよね。

 ただ、ニベアを用いたシンプルなケアによって肌を休める→肌の力がアップする、この説には賛成!これが、美容効果だと言われる秘密ではないか?と思います。

 ぜひ、正しい情報を信じて、ニベア青缶を上手にスキンケアに使用してくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


1週間で効果を実感!? 禁酒ダイエットに無理なく取り組むコツ
 ダイエットといえば、食事制限や運動などが一般的ですが、今「禁酒ダイエット」が話題なのをご存知ですか? もし毎晩お酒を飲...
【2022年アツかった記事】アラフォーの性交痛 相性悪いから濡れない?(薬剤師監修)
【えりのボスの「あと半歩で幸せ」】 (2022年7月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※ ...
膣から湯が漏れる!女力を取り戻す膣トレ講座【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
隈取になってない!? “メイク下手”アラフォーあるあるを再現
 年齢を重ねていくにつれてシミやシワ、くすみが気になるのは普通のこと。でも、コンプレックスなどを隠すためにメイクをしたの...
ピルの「オンライン処方」ってどうなのよ? PMSと生理痛に悩むコクハク編集部員が“不安あるある”の疑問をぶつけてみた
 東京・中央区にあるコクハク編集部。「あー寒い、寒い」とひざを突き合わせ、ああだこうだと談議するのは、『ピルのオンライン...
40代のすっぴん外出を考えてみた! 距離、手抜きNGパーツは
 コロナ禍でマスク生活が長引く中、「これを機に美肌を目指そう!」とすっぴん生活を送る人は増えているようです。ただ、世間の...
デリケートゾーン洗うとしみるんですけど!2022.12.26(月)
 私のデリケートゾーン(外陰部)に起きた“異変”は、ある日突然、何の前触れもなくやってきました。  いつものように...
安っぽいクシ&ブラシから卒業! 買って大正解だった3タイプ
 ショートカットにしてから、クシがスタイリングの必須アイテムになりました。アホ毛や髪の絡まりなどを整え、スムーズな手触り...
カシミヤは自宅で洗濯できる? お手入れ方法や洗い方のコツ
 軽くて暖かくて着心地の良いカシミヤは、マフラーやセーターなど冬にとても重宝する素材ですよね!  でも気になるのがお...
3,030円の努力!健康ランドを朝に晩に美容的に活用してみた
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
ついに下の毛にも白髪が! 4つの原因と今すぐやりたい対策法
 年齢を重ねていくと生えてくる白髪。女性は老けて見られないように抜いたり染めたり、さまざまな対策をしているでしょう。でも...
性交痛の原因は膣の乾燥?レスを防ぐ保湿方法【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
痩せる気はある! ダイエット言い訳あるあるを封印する方法
 これまで、あらゆる種類のダイエット方法を試してきたけれど、長続きしなかった人は多いですよね。痩せたいと思っているのにつ...
20代が残念に思う アラフォーの「残念チーク」を画像で解説
 チークは、アラフォーになったら絶対に使ったほうがいいコスメだと、筆者は自信をもって宣言します!  顔の血色を上げ...
「タバコくさっ」飲み会後にも役立つ! 服の臭いを消す方法
 どんなにおしゃれで素敵な女性でも、すれ違った時にいい香りがするのとタバコ臭いがするのとでは印象が大違いですよね! でも...
月経カップはいつ捨てる? 素朴な疑問からお手入れ方法まで
 生理の時期って、ナプキンの交換や経血の漏れが気になってリラックスできませんよね。最近では「月経カップ」というアイテムが...