なんとなく“通(ツウ)に見える”ワインの香り・味わいを表現する鉄板ワードを「5つだけ」押さえれば、もう安心です(笑)。
覚えて損なし!ワインの香り・味わい「鉄板ワード」5つ
1.「樽香(たるこう)がきいてますね」
赤ワイン・白ワインともに共通の使えるワードから。グラスに注がれたワインから「木の樽の香り」がしたら「樽香(たるこう)がきいてますね」。
木樽(きだる)の香りは文字どおり、木樽でワインを熟成させる際、ワインと木樽が接触することで、樽のローストされた香りがワインに移ります。
樽香の先にはほんのりと、赤ワインならコーヒー豆やチョコレート、キャラメルなど。白ワインならココナッツやヴァニラの香りがするはずです♪
2. 赤ワインで「〇系ベリーの香りですね」
赤ワインの香りの基本は「赤系ベリー」か「黒系ベリー」に大別されます。ベリーはベリーじゃん、違いが分からんわ! と思った方……カンタンです!!
ピノ・ノワールのようにワインの色そのものが明るくて、グラスの向こう側の景色が見えるorグラス真上からワインを覗き込むと、ステム(グラスの脚部分)が見えるくらい淡めの色調ならば、「赤系ベリー(ラズベリー、たまにイチゴなど)の香り」です。
逆にグラスの向こう側の景色が見えないくらい濃い色合いで、グラス真上から覗いてもステムが全く見えない濃いワインならば、「黒系ベリー(ブラックベリー、ブラックチェリー)の香り」とコメントしてください。
赤系・黒系の香りはほぼ100%の確率で、色調で当てられます! ちなみに、色調もいまいちよく分からない場合は、赤系と黒系の中間を表す「ブルーベリーの香り」といえば、OKです!
3. 白ワインで「マロってますね~」
何!? って思いますよね(笑)。乳製品(バターやヨーグルトなど)の香りがしたら、ぜひトライを。
「マロ」とは「マロラクティック発酵」の略。ワイン用のブドウに含まれる主要な酸のひとつに、リンゴ酸というものがあります。そのリンゴ酸を乳酸菌の働きにより「乳酸と炭酸ガス」に分解する発酵を「マロラクティック発酵」というのですが……(小難しいお勉強っぽくてすみません!)。
そのマロラクティック発酵によって、ワインの酸味(リンゴ酸)が穏やかに、かつまろやか(乳酸)になるんです! マロってるワインは、私も大好きな味わいです♡
「マロってる」の言い回しは多くのワイン通が白ワインに使うコメントなので、ワイン会に慣れてきたら、是非チャレンジしてみてください!
4. 自然派ワイン(ナチュラルワイン)で「還元臭」
自然派ワインの特徴は、ワインを造る際に通常は必ず添加する亜硫酸を入れない、もしくは極少量しか入れないこと。
そのため独特の柔らかな味わいがしますが、その分リスクもあり、ゆで卵や硫黄やアスパラガスなどの還元臭が感じられることもあります。
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