ガツンと焼肉に仏の赤ワイン! タン塩、ホルモン…なんでもイケる1本♡

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2023-07-26 06:00
投稿日:2023-07-26 06:00
 夏到来! 連日の暑さで夏バテ気味だったり食欲が失せたり……。そんな日はガツンと焼肉を食べながらワインを楽しみませんか♪
 今回は、焼肉に合わせたい“コスパ最高最強”の1本をご紹介します!!

南仏のラングドック・ルーション地方の1本

「超絶優れたワイン」は成城石井で発見しました!

『LA RONCERAIE SYRAH(ラ ロンスレ シラー)』(税込1397円)。南仏のラングドック・ルーション地方で造られた赤ワインで、「シラー」というブドウ品種を100%使用しています。

 ラングドック・ルーション地方は、同国の他の産地より温暖で日照量が多い気候を活かし、円熟したフルーティーなワインを「容易に大量生産」しています。

合言葉は「IGPペイ・ドック」

 ワイン造りの歴史が他産地よりずっと古く、安定しておいしいワインを生み出しているにもかかわらず、比較的安価で買えるのは、まさに大量生産の賜物。日本でも当産地のワインは非常に人気があり、普段飲みするにはもってこいのコスパ抜群なワインです!

 当産地のワインは、エチケット(ラベル)に「PAYS D'OC I.G.P(IGPペイ・ドック)」と記載されているので、安くておいしいワインをお探しの際は、ぜひ参考にしてみてください♪

「超絶優れたワイン」の底力!

 こちらの1本が、なぜ「超絶優れたワイン」なのか。おいしくてお手頃価格だから……だけではありません!

 毎年ドイツで開かれる国際ワイン品評会「ベルリン・ワイン・トロフィー」において金賞を受賞しているんですっ!

 世界が認めたおいしさでありながらお財布に優しいなんて……さすがワインを自社輸入できる成城石井ならではですね♪

 グラスに注ぐと、紫色から黒みを帯びた濃い色調。シラー種の特徴香である黒胡椒のようなスパイシーな香りの他、ブラックチェリーやカシス、プラム、ビターチョコレートなどの香りを放ち、飲まずともギュッと凝縮されたジューシー感が伝わります。

 さらには樽で熟成されたヴァニラの心地よいリッチな香りも……。う~ん、たまらない♡ 個人的に完全に大好きなタイプ香です(笑)。

シラー特有の豊富なタンニンが焼肉とマッチ

 口に含むと……黒系果実のジャムやドライフルーツを思わせる濃密な果実味で、しっかりとした飲みごたえアリのフルボディー。そして特筆すべきは、シラー種の特徴でもある豊富な「タンニン」。

 この強くなめらかな「渋み」が焼肉の脂身をサラリと流し(ワインが口中を洗浄するような感覚になります)、スパイシーなニュアンスがお肉に寄り添うことで、焼肉となんとも最強なペアリングになるのです。

 タン塩から、もちろんサシが多めの赤身、そしてホルモンまで、焼肉ならなんでも来いの1本ですよ!

 ジュージューなお肉を焼きながらワインを一口、焼き上がった熱々のお肉を頬張り飲み込む瞬間、はたまた飲み込んだ後、お肉の余韻があるうちにワインをまた一口……もう永遠のループです♡ 笑

 この夏、アナタ様の焼肉ライフにこの1本をぜひ♪

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「ニンジンのサラダ クミン風味」カレー風味の“なます”です
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
和食の基本と潔さ 手間をかけただけおいしくなる「煮ガキ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「サバのフリッタータ」本場のオムレツをサバ味噌煮缶で作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
「鶏モモ肉のロースト大葉とゆずの香り」皮のパリパリ食感!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「握り寿司に見立てたリゾット」見た目と味のギャップに驚く
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
おいしい季節到来!何度も作りたい☆ほっこり白菜の卵とじ
 白菜がスーパーの軒先や棚にたくさん並び始めましたね。特に鍋で活躍する白菜ですが、今回はぐっち家で何度も作るおいしい白菜...
ぐっち夫婦 2020-12-21 01:20 フード
「イチジクとイワシの白和え」スパークリングワインのお供に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
週末に作り置きしたい「肉シューマイ」は赤ワインと相性抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
パン粉いらずで簡単「牡蠣のピカタ ブラックペッパー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「ハスとザーサイ炒め」レンコンはおつまみ界の優等生食材
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
「肉みそピーマン」しょうがの効いた肉みそはアレンジ万能
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の煮込みダイニング「Choi.S」の...
「きのこのオーブンオムレツ」いつものキノコが特別な味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
「シャキシャキのネギまみれ」おいしい、簡単、手間いらず!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
まるでレストラン!彩り野菜を添えた「牛肉とナスの巻き物」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
手開きで包丁いらず!はちみつ梅を使った「いわしの梅巻き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
特別な日に…ちょっぴり贅沢な白ワイン煮「鰻のマトロート」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...