【45歳からの歯科矯正】歯科矯正の洗礼か! 頬がこけ、そして便秘に…

コクハク編集部
更新日:2023-09-16 06:00
投稿日:2023-09-16 06:00
 総費用160万円かけてワイヤー矯正(表側)に踏み切った“40代半ば婦人”の歯科矯正ほぼほぼリアタイ体験談です。
 今回は矯正を始めて直面した、歯以外のカラダの変化について。こんな弊害があるとは……!

「痩せた?」と聞かれる

【これまでのお話し】

45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#2)/歯の矯正治療は自費診療で定価ナシ!で、おいくらに?(#3)/歯の矯正器具を2時間かけて装着、違和感しかねぇ(#4)/歯科矯正で“ハムカツNG”となり、人生の楽しみが半減(#5)/ワイヤー矯正装着2週間、バゲット食らうコツを取得(#6)/ワイヤー矯正4カ月、目に見えて効果が表れてきた!(#7

  ◇  ◇  ◇

「Oさん、痩せたんじゃない?」

「いえいえ、まったく。重力に逆らえず、全身のぜい肉たちが下に向かっているんですよー」

 こんなやり取りが最近、増えました。自宅の体重計が壊れていない限り、痩せたと示すデータはありません。ワインを飲み過ぎて目方が増えることはあっても、減る要素はない。夏バテの食欲不振も皆無です。

 それでも、「痩せた?」と声をたびたびかけられます。そして、毎日嫌でも見ている我が顔ですが「頬がこけたかも……」と自覚できるぐらい、頬がやせ細ってきたように見えます。

 え、でも体調も悪くないし。腰と肩が“だる重”なのはいつものこと。

 頬がこけたとしたら原因はナニ?

 思い当たることといえば、ただひとつ。歯科矯正です。

頬こけの原因は表情筋の衰え…?

 矯正器具を装着して6カ月。とんかつやバゲット、ホイコーロー(大きくカットされたキャベツがくせもの・苦笑)といったハード系の食事の際、多少は気を遣うものの、食欲は落ちることなく、毎日おいしく食事をとっています。

 ただ、咀嚼の回数は明らかに減っています。食材や料理によっては、前歯で噛むと軽い痛みが走り、奥歯はポッチ(正式名称は「ブラケット」)が取れないよう、優しく噛むようになっている……。

 通院するクリニックの主治医はこう言います。

「矯正中は、頬がこけるのはよくあること。原因や理由はいくつかあるのだけれど、Oさんの場合は、表情筋の衰え。咀嚼が十分にできずに、頬の筋力が弱くなって頬がこけたんだね」

 歯科矯正すると、頬ってこけるんですね……。

老け込んだ感じがする

 顔がシュッとするのは嬉しいですが、私の場合は、「頬こけ」と表現するほうがしっくりときます。

 40代ともなると肌の弾力やハリが失われ、頬がくぼむとヘンな陰影がつき、一気に老け込んだ感じに見えなくもない……。

 前出の主治医いわく、矯正終了後「しばらくすると元通りになりますよ」。保湿ケアを十二分に行い、その日に備えなければ!

便秘がちの日々がやってきた

 咀嚼が思うようにできない。それは、消化不良にもつながり、日々のお通じにも異変が生じています。

 おなかが張るなどの不快感はありませんが、明らかに便通の頻度は落ちています。ネットで検索すると、“軟便や下痢の症状がみられる場合もある”という歯科医の解説があちこちに……。

「歯は健康のバロメーター」とはよく言ったもの。

 噛めない→柔らかいものを食べる→噛む機能の低下→もっと噛めなくなるといった“負の循環”により、口腔機能の低下、さらには心身の機能低下を及ぼしかねない。それを歯科矯正を通じて、切実に感じています。

 冷え対策として、朝起きたらコップ一杯の白湯を飲んでいますが、整腸作用を促す効果にも期待。白湯のおかげか、いまのところ、ひつこい便秘にはならずに済んでいます。

歯の型取りで治療効果を実感

 経過観察として、歯の型取りを行いました。当初は出っ歯だった前歯が引っ込み、“定位置”に納まるように動いているのがわかります。

「始めてしまえば、あっという間だった」と振り返るには、まだまだ時間がかかりそうですが、どうしたって、やめるわけにはいかねえ……。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


デキる男はさりげなく…富士山を背景にサービス“にゃんたま”
 富士山の麓、朝霧高原を闊歩する「ふじお」。一見、強面のルックスですが、裏腹に女性にはめっぽう弱いのです。  富士...
モヤモヤして悩む…目の前の選択に困った時にとるべき解決法
 周りが新しいことにチャレンジし始めたり、環境が変わって進んでいると「本当に自分がこのままでいいのか」と、モヤモヤするこ...
おうちで充実! 美容家が提案「心をうるおす」7つのアイデア
 普段より家にいる時間が増え、ストレスを感じている人も散見されます。新型コロナのニュースや対策で疲弊しがちな今、在宅時間...
イベント自粛で影響大も…凜とした花「カラー」にもらう勇気
 ある日、ワタクシのお店に懇意にしていただいている大学教授がフラリと立ち寄ってくださいました。  ニコニコと人懐っ...
中古マンション“5つのメリット” 自分好みにリノベーションも
 マンションを買おうと決心したものの、新築がいいのか中古がいいのか、やっぱり借り続けた方がいいのかな、と悩む人も少なくな...
富士山の麓のボス猫「ふじお」の美“にゃんたま”にうっとり
 きょうは富士山の麓、広大な縄張りを持つ「ふじお」。  私が猫だったら、抱かれたい男にゃんばーわん!  強く...
もう我慢しない! 私の生活から彼女を消すために動き出した
 私がGにセクハラ、パワハラを受けている事実に、気づいてくれる人がいた。言えば、信じてくれる人がいた。このことは、ひとり...
結婚に出産…働く女性は自分のライフプランを考えていますか
 突然ですが、皆さんは結婚・妊娠についての時期を決めていますか? 「いつ頃までには.....」と漠然と考えている女性は多...
さながら“不調のデパート”…ついに心臓にも影響が出始めた
 潜在的な患者も含めるとおよそ30〜60人にひとりの女性がかかると言われている甲状腺疾患。バセドウ病は、甲状腺機能が亢進...
どちらの開花も待ち遠しい…桜の下で蕾“にゃんたま”をパチリ
 街を見下ろす丘の上。遠くに電車の走る音が聞こえてきます。  もうすぐ花咲く桜の木の下で、のびのびゴロン♪ のにゃ...
他人からバカにされて一人悲しむ人へ…心を立て直す方法は?
 他人からバカにされる、いじられる人は、多少なりとも周りから愛されている方が多いです。私なんかは、よほどコンプレックスな...
親に従順な娘が陥ったモラハラの連鎖…優紀さんのケース#1
 一度洗脳にあった人は、洗脳が解けてもまた別の洗脳にかかりやすいと言われます。  同じことがモラハラの被害にあいやすい...
テレワークや学校休校で人妻たちが受けた意外な被害とは?
 毎日のように世間を騒がせているコロナウイルス。さまざまなイベントの延期や中止、ディズニーリゾートなどの大型施設の休園。...
マスクストレスを解消!快適に使える便利アイテム4選♪
 新型コロナやインフルエンザが広まる中、例年通り花粉が押し寄せる今年の春。マスクはもはや、生活する上で「なくてはならない...
もう子供たちを悲しませたくない!先生と親たちの愛情の花
 朝から「コロナニュース」で始まり「コロナニュース」で暮れる毎日でございます。  開店前の薬局の「買える保障なしマ...
独身女性がコロナ騒ぎで空いた土日にできる有意義な活動3選
 いまだ収束する様子のないコロナウイルスによる“自粛ムード”。さまざまな施設やイベントも延期・休止が相次いでおり、休日に...