元カレの性癖と未練がバレた? 霊感アリ婚約者が挿入前に衝撃発言 #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-10-11 19:14
投稿日:2023-09-29 06:00

玄関でこんなこと

 全身がこわばり、アソコから蜜液がどっと噴きこぼれるのが分かりました。目にせずともあごを突きあげ、首に筋が浮き立っている自分の姿が、脳裏で像を結びました。

――すごく感じてるね。指も入れるよ。

 彼は唾液で中指を濡らすと、ヴァギナに差し入れてきたんです。膣肉がゆっくりこじ開けられました。

――あんっ、はあっ……!

 愛液まみれの指は、難なく膣奥まで挿入されたんです。

――弓香にイッてほしい……もっと気持ちよくさせたい。

 彼はクリトリスを舐めしゃぶりながら、指の抜き差しを始めました。猛烈な2カ所責めに、私は何度もはしたない声を上げてしまって……。

(ご近所に聞こえない? また、誰か通ったら……いや、それ以前にシャワーも浴びず、玄関でこんなこと……)

 複雑な思いを抱きながらも、体はいっそう燃えていきました。全身の血が沸騰して、全ての毛穴から愛液がにじみ出ていくような感覚です。

絶頂後の優しい抱擁

――ああ、許して……イク、イッちゃう!

 快楽の火種が子宮から猛スピードでせりあがり、私はアクメを迎えたんです。太ももが痙攣し、頭の中に真っ白になりました。

 微弱な電流が全身を巡り、鈍い痺れに包まれている感覚に陥ってしまって……。絶頂に達して崩れ落ちそうになった時、英明さんはサッと立ち上がり、優しく抱きしめてくれたんです。

――私……イッちゃった。

 私はハアハアと息をしながら、彼にエクスタシーを伝えました。

――すごく可愛かった。

 私を抱きしめた彼の手に、力が込められました。

――私ばかり、ごめんなさい……。英明さんにも気持ちよくなって欲しい。

 そう言った時、彼の股間が私のむき出しの下腹に当たったんです。

 ズボンごしですが、紛れもなく勃起している。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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