性悪女の夫を寝取って快楽SEX…既婚者合コンに沼った友が妊娠!? #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-11-17 06:00
投稿日:2023-11-17 06:00

友人に相談を持ちかけられ

――すごい展開ですね。続けてください。

「それからは、和也さんと半月に2回ほどのペースで逢いましたね。同時進行で既婚者合コンには通い、他の男性とも関係を持ちました。時には和也さんを『今度は別な会社の合コンに行かない?』と誘い、その後は2人でラブホに行って……。

 パート先でユリさんに会うと、涼しい顔で会話しながらも『アンタの男、私にメロメロよ』と毒づいたんです。

 ユリさんも合コンに行っているようでした。何度か『沙雪さん、今週の合コンに行かない?』と誘われましたから……もちろん断りましたけど。

 そんなある日、ユリさんに『相談したいことがあるから、更衣室に来てくれる?』と言われたんです。

 ついていくと、彼女、寂し気に視線を落としたんです。

――実は夫に女がいるかもしれないの。

――えっ、本当?

 表情には出しませんでしたが、さすがにドキッとしました。

「妊娠したの」まさかの衝撃発言

――女ものの香水をつけて帰ってくるし、以前よりも残業や休日出勤が増えて……これって浮気の兆候よね?

 大きな瞳が私を見据えたんです。私のことを疑うかのように見えたのは、気のせいだったかもしれませんが……。

――浮気の件はよく分からないけど、ユリさんも合コンに参加して他の男性と楽しんでるんでしょう? 今だから言うけど、最初の合コンで涼介さんとキスしているのを見たわよ。

 私はちょっと意地悪な返答をしたんです。彼女は目を見開き、驚いていましたね。

 脳裏にユリさんと涼介さんのキスシーンがよみがえってきました。初めて参加した合コンでの屈辱は今も忘れていません。するとユリさんは、

――私は遊びと割り切れる性格よ。でも夫は真面目なの。単なる浮気じゃ済まさない。それが怖いの。

――直接、旦那さんに聞いてみたら?

――それができないから、こうして沙雪さんに相談してるんじゃないの!

 苛立ちをあらわにするユリさんに、『悪いけど、もう仕事に戻らなくちゃ。また改めて話しましょう』と踵を返したところで、彼女は驚きの言葉を発したんです。

――実は私……妊娠したの」

 続きは次回。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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