《はああっアソコが熱い》40代人妻探偵、ハニトラ男のペニスに溺れ#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-01-12 11:44
投稿日:2024-01-05 06:00

「また会えるかな」の言葉に戸惑い

――衝撃的な体験でしたね。続けてください。

「はい…大げさかもしれませんが、自分の体を制御できないセックスがあるなんて…そう思ったんです。セックス後のピロートークも甘いものでした。

――すごく、気持ち良かった。

 私は息を整えながらほほ笑むと、

――僕も…すごく良かった。

 彼は枕元のティッシュを抜き取り、私の体に放出されたザーメンを丁寧に拭きとってくれたんです。

――波子さん、また会えるかな?

――えっ。

 私は口ごもりました。会いたいけれど、これはあくまでも任務。任務完了の達成感とは裏腹に、彼への愛しさが芽生えているのに気づいてしまって…。

「次回まで待って」とはぐらかし

 何も知らない彼は、

――良かったらマッチングアプリのチャットじゃなく、LINEのIDを教えて欲しいんだけど…。

――それは…ダメ。

 この会話がベッド下のICレコーダーで盗聴され、2台のカメラも回っている以上、プライベートで関わることはご法度です。私は歯がゆい思いで彼に告げたんです。

――プライベートな連絡先は、次回まで待って。それまではチャットルームで話しましょう。

 そう言いました。すでに2時間が迫っていましたから、彼がシャワーを浴びている隙に盗撮カメラと盗聴器をバッグにしまい、軽くシャワーを浴びて、ホテルは別々に出ました。

事務所にいた女性は?

 すっかり心を奪われてしまったわけですが、私には次の任務があります。セックス動画と盗聴器のデータを、探偵事務所の社長に送ることです。

 私はすぐに社長に電話を入れ、探偵事務所に向かったんです」

 事務所に行くと、社長とともに見知らぬ中年女性がいました。その女性が誰であるかを聞かされた時、私は愕然としたんです」

 続きは次回

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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