韓国男子は前戯ナシ? 初ポッポから“韓流SEX”の流れに身を任せて#2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-05-07 18:39
投稿日:2024-04-19 06:00

これまでのあらすじ

 第5次韓流ブームと謳われる昨今、「年下韓国人男性とのお付き合いが始まった」と頬を赤らめるのは愛香さん(仮名・35歳フリーライター/独身)だ。相手の男性は、ソジュンさん(27歳動画編集/独身)。

 愛香さんは大失恋をきっかけにリアルな恋愛には走らないと決め、韓流アイドルの推し活を始めた。「K-POPアイドルの推し活は、手が届かないからこそ傷つかない。彼らが今日も元気に活動していると思うだけで幸せ」と平穏な日々を送っていた。

 そんな折、仕事仲間の妻が新大久保に韓国料理店「M」を出店。妻は韓国人女性のため、韓流好きの愛香さんにソジュンさんを紹介したのだ。

 ソジュンさんに会ったとたん、愛香さんの心はときめいた。整ったルックスに高身長で筋肉質なスタイル。耳触りのいい低音の声にドギマギするばかり。

 聞けば、アイドルを目指して日韓の様々なボーイズオーディションを受けまくったが、あいにく夢はかなわず27歳になったのを機に諦め、友人の会社で動画編集の仕事をしているとのことだ。

 一方、ソジュンさんも愛香さんに好意を寄せる。8歳も年下の韓国人男性と年上日本人女性との恋…まるで2024年の年明けに話題となった恋愛ドラマ「Eye Love You」のようではないか。

 LINEのIDを交換した翌日から、愛香さんとソジュンさんのやり取りが始まった。韓国人男性はLINEのラリーが多いと聞いたが、ソジュンさんも同じで、1日に何度も連絡をくれて、愛香さんは嬉しいため息を漏らすこととなる。

 そして、愛香さんは2回目のデートの誘いを受けた。

――愛香さん、明後日の夜時間があればMに行きませんか?

――OK、ママのキムチ鍋を一緒に食べましょう。

――今度、愛香さんに逢ったらポッポしたい。おやすみなさい。

 愛香さんの思考が止まった。ドラマ「Eye Love You」を見ていた愛香さんは、ポッポがキスを意味することを知っていたのだ。

 高揚する愛香さんは眠れぬ夜を過ごして…。年下韓国男性とアラフォー日本女性の「日韓カップル」に迫る第2話!

 気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。

幸せいっぱい、でも…

――ソジュンさんとのLINEのラリーで、次回のデートでキスしたいと言われた。その後をお聞かせください。

「はい…嬉しくてその夜はなかなか寝つけませんでした。スマホに送られた彼の自撮り写真を何度も見ては、『次は彼とキス…』と幸せいっぱいで…でも、不安もゼロではありません。

 私たちはまだ恋人同士とはいえない間柄です。彼がキスを求めてきても、単なるラブアフェアーではなく、ちゃんとお付き合いに至りたかった。だから当日は、それを聞こうと思ったんです。

 私は結婚を考えていた元カレに浮気され、大いに傷ついて別れた過去を持っています。だからこそ、もう恋はしないと推し活に専念していたところでソジュン君と出会ってときめいてしまった。今ならまだ後戻りできる。

 男にとっては面倒くさい女かもしれませんが、女性なら誰だって大切に扱ってほしいですものね。そして、いよいよ2回目のデートで彼と再会したんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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