内縁妻「縁切り神社」で略奪愛を願掛け、AV仕込みの回転セックスで…#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-06-07 12:04
投稿日:2024-05-31 06:00

彼の妻には負けたくない

――すごいテクニックですね。続けてください。

「けっこう時間をかけたのち、本格的に舌を絡めました。その間もペニスを握っていないほうの手は内ももを撫でまわしたり、彼の乳首を摘まんだりと、常に動かしていましたね。

 時おり、自分の乳房を彼の太ももになすりつけたり、あえてお尻を高々と突き上げて揺らしたり…。

 そうこうするうちに、彼の手が伸びてきて、私の乳房を揉みしめ、乳首を摘まんできたんです。彼の興奮が伝わってきて、私のヴァギナもじっとり熱くなるのが分かりました。

 その後も、これ見よがしにフェラ顔を見せて挑発して…とにかく奥さまには負けたくなかった。今はセックスレス夫婦のようですが、同じ屋根の下に暮らしていると何が起きるか分かりません。

 千鶴を絶対に手放さないと思われるためにも、セックスはかなり研究しました。最初があまりにも早急に挿入をねだったので、その反省の意味も込めて…。

従順だけれど、自分の意見を持っている女

 しばらくフェラチオをしていると、

――千鶴、お尻をこっちに向けて、顔にまたがってくれないか。

 シックスナインを促されたんです。私はペニスを一度吐き出し、

――恥ずかしいからイヤ。正樹さんが上になって。

 あえてそう告げました。恥ずかしさもありましたが、彼に対してイエスマンになるのは、彼を常に安心させることに繋がります。

 数回に1度はNOと言って、『従順だけれど、自分の意見を持っている女』『時々、思い通りにならない女』を演出したんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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