年収計2000万のパワーカップルに暗雲?レス問題回避に失敗した46歳女

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-06-15 06:00
投稿日:2024-06-15 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

46歳、順調交際のウラで抱える悩み

 交際2年半になる2歳年上の恋人・カズトさん(仮名)と順調な日々を過ごしていると、周囲には宣言をしている46歳の明美さん(仮名)。

 しかし本当は、まわりに言いたくても言えない事情を抱え、その悩みは日増しに大きくなっていると言います。

「私たちは結婚をしないまま、このまま老後まで一緒に過ごせたらいいね〜という選択をしています。

 過去には同棲も考えましたが、一緒にいる時間が長くなるとお互いの嫌なところが目につきやすくなるだろうからってことで、話し合ってやめました。

 今は、付き合って2年半ほどになりますね。いつまでも新鮮な気持ちでいられるよう、交際を始めた当初と同じペースでのデートを心がけているんですよ。だけど…」

 ふたりは都会のおしゃれなパワーカップルに憧れていて、それぞれが年収1,000万円前後を稼ぐことから、経済的な不満は一切なく、贅沢なデートも頻繁に楽しんでいるとのこと。

 何かあればお互いが支え合うルールも設けていて、常に相手の状況に理解を示しあって、これまでは乗り越えてきたと話します。

 そんな明美さんの不満とは?

深刻なレス問題

「簡単に言うと、レス問題ですね。

 レスにならないようにって、ふたりで入念にリスクヘッジをして、同棲もせずに月に数回のデートを続けてきていたのに、ここへきて闇深いレス関係に突入です。

 親しい同僚にチラッと話をしてみたところ『付き合って2年半なら、誰でもレスになるんじゃない?』と軽く返されてしまいましたが、私にとっては大きな問題なんです。

 年齢的に子どもが欲しいとは思っていませんが、体を重ねない関係を続けていくことには、強い不安があるんですよ…。

 ほら、私たちは同棲もしていないし、ましてや結婚をしているわけではないですから。

 口約束で『老後まで一緒にいよう』と言っているだけなので、体のつながりがなくなってしまうと、気持ちまで離れていく気がしてならないんです」

 現状では、カズトさんとの関係に、大きな亀裂は入っていないとのこと。

 しかしレスが進んでいくにつれて、これまでは「一心同体」のような想いで接していた恋人に対して、どこか「他人」という認識が強まってきたと明美さんは悲しそうに話します。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


恋愛恐怖症も攻略!職場の気になる彼と手堅く仲良くなる方法
 突然ですが、聞いてください。私は今年から社会人になった者です。過去に彼氏に浮気をされて大修羅場の末、別れたことがありま...
神崎メリ 2020-11-01 06:00 ラブ
「妻の母は毒親だった…」義母の過干渉に頭を抱える夫の苦悩
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-11-01 06:01 ラブ
「夫か母か選ぶ日が来るかも…」双方の不仲を知る妻の胸の内
「冷酷と激情のあいだvol.17〜夫編〜」では、妻の母親からの毒親的な過干渉に頭を抱える男性・Aさんの本心をご紹介しまし...
並木まき 2020-11-02 06:25 ラブ
「何を考えているか分からない彼」を落とす3つのテクニック
 男性と恋愛していると、こんなふうに思ってしまうことはありませんか? 「何を考えてるのかわからない」「男心は謎すぎる…...
ミクニシオリ 2020-10-31 06:00 ラブ
100均の女物のパンツをこっそり履いているエリート夫の正体
 結婚してからわかる相手の本性。同棲をしばらくしていたから大丈夫!というものではありません。入籍する意味合いは思うより深...
山崎世美子 2020-10-31 06:00 ラブ
LINE未読スルー後の対処法!“最後のLINE”で判断を
 好きな人からのLINEの未読スルーって、ずっと気になりますよね。そもそも今の時代にスマホを全く見ない日が数日も続くなん...
恋バナ調査隊 2020-10-31 08:18 ラブ
LINEでのデートの誘い方! 成功率を上げる6つのポイント♡
 初めて男性をLINEでデートに誘う時って、「断られたらどうしよう」と、すごく緊張しますよね。そんな時には、成功率をアッ...
恋バナ調査隊 2020-10-30 06:00 ラブ
「なんか違う」が増えていく…行きすぎた恋の減点法にご注意
 女性の恋は「減点方式」だといわれています。一般的にアプローチを受ける側である女性は、複数の選択肢から選ぼうとすると減点...
七味さや 2020-10-30 06:00 ラブ
コロナ禍でも不倫が終わらなかった女の3つのしなかったこと
 コロナ禍で、驚くほど多くの不倫カップルが会うことができなくなり、そのまま別れに至りました。そんななか、今でも仲が続いて...
内藤みか 2020-10-29 06:00 ラブ
“恋の寿命は3年”を覆す!「好き」がずっと続く7つの方法♡
「恋の寿命は3年」って、よく言われますよね。実際、今感じている新鮮な気持ちを3年経った頃にも感じていられると断言できる人...
恋バナ調査隊 2020-10-28 06:00 ラブ
交際して1年半、46歳での再婚は「合う」から決めたんです。
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2020-10-28 18:28 ラブ
【LINEのNGパターン実例集】既読スルーが続く理由3つ
 意中の彼とLINEを交換したところまでは良かったのに、LINEをするたびに距離ができて自然消滅してしまった……なんてこ...
恋バナ調査隊 2020-10-27 06:00 ラブ
身長の低い女性はモテる?モテない? 男性の本音をリサーチ
 身長の低い女性は、基本的にはモテると言われます。小さくて可愛らしい動きにキュンキュンする男性も多く、実際にそれを自覚し...
恋バナ調査隊 2020-10-26 06:00 ラブ
カレの「助けたくなっちゃう本能」をくすぐりまくる行動とは
 将来的に結婚を考えている男性は、少し余裕のある女性を好む傾向があります。それまでの恋愛は同年代のワガママに付き合ってい...
若林杏樹 2020-10-26 06:00 ラブ
逆効果! LINEの危険度別「やめた方がいい恋の駆け引き」
 恋愛中、片思いの彼に振り向いて欲しいからとLINEで駆け引きをする人って多いですよね。あえて未読スルーで焦らせてみたり...
恋バナ調査隊 2020-10-25 06:02 ラブ
不倫相手と一緒になりたい…夫に離婚を切り出した女性の誤算
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-10-24 07:48 ラブ