「離婚か義母と同居か、それが問題だ」究極の二択を迫られ右往左往する52歳男性

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-09-21 06:00
投稿日:2024-09-21 06:00
「冷酷と激情のあいだvol.213〜女性編〜」では、夫を連れて実母のもとで暮らしたい妻・有紀子さん(48歳・仮名)の心情をお届けしました。
 夫のユウイチさん(52歳・仮名)は、有紀子さんの希望を知りつつも、計画を進めることはなく、すでに3カ月以上が経過。ユウイチさんは夫婦関係や義実家への転居について、どんな考えを抱いているのでしょうか。

52歳、結婚を焦っていた

「あ〜…、同居の話ですよねぇ…」

 ひと言めから、深いため息をついたユウイチさん。今の夫婦関係には、自分なりに多くの課題を感じていると話します。

「僕、初婚なんですよ。で、結婚を焦っているときに出会ったのが妻です。

 妻は当時、シングルマザーとして奮闘していて、その姿がかっこよかったんですよね。

 こういう女性と結婚をしたら、僕をうまくリードしてくれそうだなって期待もあって結婚をしました。

 あ、僕のほうが年下に見られがちなんですけど、実は僕、妻よりも4歳年上です」

義母が苦手なんです

 童顔で白髪も少なく、50代になっている今も見た目は40代にしか見えないユウイチさん。普段は妻よりも年下に見られる自分を気に入っているそう。

「夫婦のパワーバランスもなんとなく僕が、年下役になっているのかな」と言います。

「義実家に引っ越すのは、できればしたくないんですよねぇ。

 僕、義母が苦手なんですよ。義母も妻の親なだけあって、チャキチャキとした性格。キツいわけじゃないんだけど、何事にもペースが早い人で、ついていけない。

 悪い人じゃないんだろうけど、あの義母と一緒に暮らすと、僕の生活の全てが破壊されそうで、ゾッとするんです。

 だけど、そんなことを面と向かって妻には言えないじゃないですか。

 だから、どうしたらいいのかなぁって考えているところなんです」

【読まれています】あの人が義母に…恋人の母親を好きになれなず結婚を迷う女性

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


ひとりは嫌…コロナ禍で彼と「結婚したい」と強く願うように
 男女の関係では、交際相手の言動に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があり...
並木まき 2020-05-31 06:29 ラブ
4年間交際したが…コロナ禍で彼女とは「結婚しない」と決意
 男女の関係では、交際相手の言動に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があり...
並木まき 2020-05-30 06:22 ラブ
時代はコロナで急変!オンライン婚活のメリット&デメリット
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。緊急事態宣言は解除されましたが、外出時にマスクは必須、ソーシャルディスタンス...
山崎世美子 2020-05-30 06:00 ラブ
男性からOKをもらえるデートの誘い方のポイント&注意点
 あなたは、男性をデートに誘ったことがありますか? 気になる男性がいるのに、何も行動できない女性は多いでしょう。しかし、...
恋バナ調査隊 2020-05-29 06:00 ラブ
他人の離婚はエンタメの味? 瞬く間に広まる噂話への対処法
 離婚の報告ってしづらいですよね。親しい間柄の人ならともかく、たまに連絡を取る程度の知人にはしにくいもの。とはいえ、結婚...
七味さや 2020-05-29 06:00 ラブ
No.1ホストとオンライントーク!ドキドキの貸切タイムでした
 都内では休業しているホストクラブも多く、夜遊びしたいのにできないオトナ女子が大量発生中です。そんななか、人気ホストさん...
内藤みか 2020-05-28 06:00 ラブ
彼女がいてよかったと男性が思う7つの瞬間♡心を掴むには?
 現在、彼氏がいる人は、どんな時に「彼がいてよかった」と感じますか? そう感じた瞬間、彼氏に対しての愛情がグッと高まる方...
恋バナ調査隊 2020-05-28 06:00 ラブ
長文で送るのはNG…男性からウザいと思われないLINEの仕方
 緊急事態宣言は解除されたものの、まだまだ誰とでも楽しく遊ぼう、と思えるほどにはコロナも収束せず、家で悶々と過ごしている...
ミクニシオリ 2020-05-27 06:12 ラブ
恋愛したいのにトラウマが消えない…5つの原因&克服方法!
「恋愛をしたい」と思っている人の中には、過去の辛い経験からトラウマを抱えてしまっている人もいるでしょう。「彼氏がほしいの...
恋バナ調査隊 2020-05-27 06:17 ラブ
大人の“両思いあるある”7選♡思いが通じると得られる効果
 好きな人との距離が縮まると、「あれ?これってもしかして両思い?」と感じる瞬間があります。しかし、確信がないと不安に感じ...
恋バナ調査隊 2020-06-01 18:17 ラブ
彼との理想的なLINE頻度♡付き合い前後で変わるポイント
 あなたは、1日にどのくらいLINEをしていますか?友達同士であれば、一度に何度もやり取りをしている方も多いかもしれませ...
恋バナ調査隊 2020-05-26 06:06 ラブ
男女別にチェック♡大人の男女が“両思い”だと感じる10の瞬間
 大人になればなるほど、恋愛に対して不器用になってしまう人も多いでしょう。そこで今回は、大人はどんな瞬間に「両思い」を感...
恋バナ調査隊 2020-05-25 06:00 ラブ
自分への性的興味に恐怖…デミセクシュアルの抱えやすい問題
 前回は多様なセクシュアルのひとつであるデミセクシュアルの特徴を記しました。続いて、デミセクシュアルの抱えやすい問題を取...
うかみ綾乃 2020-05-25 06:00 ラブ
この距離がちょうどいい…隣り暮らしで“ゆる同棲”のメリット
 女性お笑いコンビの「阿佐ヶ谷姉妹」は6畳1間で同棲していることでも有名でしたが、物が増えたことをきっかけに現在は同棲を...
七海 2020-05-24 06:00 ラブ
レス解消を試みた夫を怒鳴り…鬼嫁たちのステイホーム事情
 ステイホームが日常となり、各家庭でもライフスタイルの変容を余儀なくされました。鬼嫁がいる家庭では、トンデモルールが制定...
並木まき 2020-05-23 06:00 ラブ
あなたの彼は大丈夫?ブサメンは浮気しないという都市伝説
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。外見の好みも人それぞれですが、特にイケメンとお付き合いするとライバルも出てき...
山崎世美子 2020-05-23 06:00 ラブ