一児の母で現在妊娠中。「それでも抱かれたい…」35歳英会話講師の不倫欲 #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-10-04 06:00
投稿日:2024-10-04 06:00

夫からまさかの妊活提案

 そんな甘い不倫生活が急展開を迎えたのは宗太郎さんとの出会いから半年後。夫が「2人目を作ろう」と妊活を提案してきたのだ。

「晴天の霹靂でした。まさか、婚外恋愛で大盛り上がりのさなかに夫と妊活なんて…」

 悩んだ結果、由奈さんは夫に従った。

「私自身、娘に弟か妹を作ってあげたい気持ちもあったんです。排卵日を考慮して妊活に励んだのち、呆気ないほどスムーズに2人目を妊娠しました。つわりはありませんが、だるさが続き、宗太郎さんとのデートはしばらくお預けとなったんです。

 お腹の子供は大事だけれど、宗太郎さんに抱かれたい――。私たちは毎日のようにLINEで愛の言葉を綴りました。『宗太郎さんに早く抱かれたい。寂しくて死んじゃいそう』『由奈さんの体調が良くなったら、すぐに逢おう。愛してる』。この時点で妊娠の事実は告げていません。何よりも彼の反応が怖かったですし…」

不倫相手の予想外な反応

 1カ月ぶりに宗太郎さんとホテルで再会した際、由奈さんは思いきって『妊娠したの』と告げた。宗太郎さんの反応は予想外のものだった。

「おめでとう! 僕たちの子供だね」

 目を潤ませて感激する彼に、由奈さんは夫との妊活の事実を伝えることができなかった。     

 続きは次回。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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