そんなえりのボスのもとには今日も悩みを抱えた女性が立ち寄ったようですよ。悩みの内容は、ずばり、お口の臭い。アラサーの口臭疑惑です。
1. 口臭が発生する原因は?
今回のご相談は、みずほさん(35歳女性/仮名)からです。
「どうしたの? 彼となんかあったの?」
今にも泣き出しそうなみずほさんに、えりのボスが尋ねます。
「私、彼に嫌われてるのかもしれません」
「どうしてそう思うの?」
えりのボスも心配になってきました。
「なんだか最近避けられてる気がするんです。キスもしてくれないし、この前はデート中に顔を近づけたら嫌な顔をされて…」
みずほさんの目に涙が浮かんできました。
「なるほど…それは口臭が原因かもしれないわね」
「どういうことですか?」
不安そうな顔でえりのボスを見つめるみずほさん。
「じゃあ、今からそれを説明するわね」
これは放っておけません!
1-1. 口臭の原因 1:口の中の細菌
口臭の主な原因は、口の中にある細菌です。歯磨きをしなかったり磨き残しがあったりすると、その食べカスが歯垢となって、細菌が分解していく過程で不快なガスが発生します。
ガスの種類は3つあり、それぞれ臭いに特徴があります。「硫化水素」は卵が腐ったような臭い、「メチルメルカプタン」は玉ねぎ、「ジメチルサルファイド」はキャベツが腐ったような臭いです。
1-2. 口臭の原因 2:ホルモンバランスの変調
口臭は女性の方が強いといわれていますが、それは女性ホルモンが原因だと考えられています。女性は妊娠中や生理中だけでなく、思春期や更年期にもホルモンバランスの変調が起こります。
メカニズムはまだハッキリとは解明されていません。ですが、ホルモンバランスが崩れると、口の中が乾いて唾液が減少したり濃くなったりするため、口臭がきつくなるといわれています。
1-3. 口臭の原因3:唾液の減少
唾液の減少によって口臭がきつくなることも。唾液は口の中にあるデンプンを分解し、消化しやすくしたり、外部から侵入する細菌から身体を守ったりする働きがあります。
その唾液が減少すると、細菌が活発に活動するようになり、揮発性硫黄化合物という臭いの元が発生するようになります。ドライマウスという病気の可能性もあるため、あまりに口が渇くようなら、一度歯科で診てもらってくださいね。
1-4. 口臭の原因 4:自律神経の乱れ
唾液の分泌量は、自律神経によってコントロールされています。普段から交感神経と副交感神経がバランスよく働いていると唾液の分泌は適正に行われていますが、自律神経が乱れると唾液の分泌量は減少してしまいます。
唾液の分泌量が減少すると、口内にある細菌を浄化することができなくなるため、口臭が強くなるのです。口臭を抑えるためには、普段からバランスよく、睡眠、食事、運動を行い、自律神経が乱れないよう気をつけることが大切ですよ。
1-5. 口臭の原因 5:血液中の成分
血液中の成分が口臭の原因になることも。とくに歯周病は、歯茎から出血が起こっているため、唾液が血液中に混じっている膿などのタンパク質を分解していくことで口臭が発生します。
また、さまざまな臭いの元となる物質が血液によって運ばれると、肺からの呼気として外に放出されるようになります。これが、口臭の原因となる場合もあるのです。
1-6. 口臭の原因 6:病気
口臭の原因に、病気が隠されていることもあります。耳やのど、呼吸器、消化器、糖尿病など内臓に病気がある場合、その病気の元となる有害物質が血液によって運ばれて、口臭として外に排出されるといわれています。
これまでに解説している口臭の原因の中では、最も注意を向けたい原因です。心当たりがある場合を含め、あまりにも強い口臭があるときは、一度しっかりと医師に診断してもらいましょう。
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