「法律婚と浮気癖は関係ない」事実婚妻に“すべて”を委ね、女遊びを繰り返す48歳男

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-11-23 06:00
投稿日:2024-11-23 06:00

浮気を繰り返す理由がわからない

 事実婚の妻がいるのに、浮気を繰り返す理由を尋ねても明確な答えはなく、ヒロツグさん自身も「なんででしょうね?」と不思議そうです。

「俺、自分のことをモテるとも思っていないんですよね。茜の他に彼女がいることを、自慢したいわけでもないし…。

 なんだろう、結局は寂しいのかなぁ?

 茜に対する不満はないですけどね、平和すぎる毎日がダメなのかもしれないですね。

 生活も仕事もおかげさまで安定しているから、刺激がないんですよ。でもなぁ…、別にハラハラする刺激的な日々を送りたいってわけじゃないんです」

 ここまで話し、急に黙ってしまったヒロツグさん。しばらく黙ったあとに、次のように続けます。

ドキドキが快感なのかも

「う〜ん。新しい女性と付き合い始めると、やっぱりドキドキするし楽しいじゃないですか。

 俺にとっては、それが快感なのかもしれない。よくわからないですけど。

 もし、茜が『もう限界、別れたい』って言うのなら、俺には引き留める権利はないと思います。

 だから茜次第ですかね、これからの夫婦関係は。

 え? 俺の浮気がそのうち収まる可能性は本当にないのかって…?

 うーん、どうでしょうね。浮気しようと思ってしているわけでもないですし、出会いって偶然の産物じゃないですか? だから付き合いたいなって思う子が現れれば、何歳になっても浮気しちゃうんじゃないかな、俺は…。

 わからないです、ほんとに。体力の限界がくれば、浮気したくてもできなくなるときが来るでしょうし。

 でもね、茜に不満はないんですよ、悪いなぁとは思いますけどね。でも浮気がやめられないんです。だから茜に委ねるしかない。

 それが俺の本心です」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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