【2024年人気記事】一児の母で現在妊娠中。「それでも抱かれたい…」35歳英会話講師の不倫欲 #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-12-31 06:00
投稿日:2024-12-31 06:00

元引きこもりの2代目社長との出会い

「実は今、妊娠5カ月を過ぎて安定期に入ったんですが、まさに不倫中なんです。相手は、同い年で不動産関係の2代目社長・宗太郎さん(35歳/既婚・子供なし)。彼とは異業種交流会で知り合ったんですが、8年もの期間、引きこもりだった暗い過去があったんです」

 宗太郎さんは結婚10年目だが、妻の浮気が発覚。それが原因で鬱病から引きこもりになってしまったという。

 妻の言い分としては「宗太郎さんは真面目だけど、口下手で一緒にいてつまらないから苦痛」という何とも冷徹なもの。そこで、女友達に紹介された男性と不倫に走ったそうだ。

 昔から「宗太郎は内気で口下手。世間知らずの2代目ボンボン」と揶揄されていた彼はひどく傷つき、「すべては自分の至らなさのせいだ」と自分を責めた。

「結果的に、奥さんとは離婚はしなかったようです。ただ、あまりのショックに鬱病と引きこもりになってしまって…。ただ引きこもりと言ってもお父様が経営する不動産会社の広い敷地内に家がありますし、一応、肩書は社長ですから、仕事などしなくても生活には困らなかったそうです」

 当然ながら、夫婦の部屋は別々。子供を作る予定も無し。今も家庭内別居状態だが、病状がかなり回復したので、実父と共に異業種交流会に参加し、由奈さんと出会った。それが2人の運命を大きく変えた。

「こんな幸せなことが起こるなんて…」

「最初に挨拶を交わした際、『なんて誠実そうで、ピュアな人なんだろう』と思いました。顔も整った塩顔で私好み。名刺交換の時、『由奈って、素敵な響きの名前ですね』とか、私のピンクのネイルを見て『由奈さんの爪、桜貝みたいで可愛いです』とか褒め方のポイントが他の人と全く違う。それがとても新鮮でした(笑)。

 今思うと8年も引きこもり生活だったので当然ですが、その新鮮さが私にとって好意に繋がり、宗太郎さんと話していると心が弾んでいくばかり。同行した宗太郎さんのお父様も『息子の笑顔を見たのは数年ぶりだ』と驚いていましたよ」

 2人はLINEのIDを交換し、やり取りを重ねた。互いに既婚であることは承知だったが、一度火がついた恋心は止めらなかったという。

「初めて体を重ねた時、彼ったら『自分の人生に、こんな幸せなことが起こるなんて…』って感激して泣いちゃったんですよ。まるで10代の少年みたいな無垢な一面に心打たれてしまって…」

 さらに2人は急接近。LINEのやりとりは毎日、デートは週イチで愛を深め合った。家族には『英会話の個人レッスン』と偽り、ホテルで甘いひと時を過ごしたという。ちなみに避妊はしていない。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


お金の支払い方でも…立ち飲み屋でこそわかる“男性の人品”
 立ち飲み屋の客が大切にしているのは、モテ云々よりも、自分が居心地よく飲めるこの場所。  世間には訊いてもいないの...
うかみ綾乃 2019-07-26 06:00 ラブ
女性からの告白は嫌? 両思いの男性に告白させる究極の方法
「もしかしたら両思いかも?」男女の間では言葉にせずとも、そう確信できる瞬間がありますよね。待てない女性の場合には「今すぐ...
孔井嘉乃 2019-07-26 06:00 ラブ
「天気の子」と合わせて…年上好き男子がハマる新海誠作品
 大ヒット映画「君の名は。」から3年。いよいよ新海誠監督の新作アニメ「天気の子」が公開となりました。  この新海誠監督...
内藤みか 2019-07-25 06:00 ラブ
あざとい女性は嫌われる!同性から嫌われても男にモテる理由
 あざとい女性が、話題になっていますね。しかし、“あざとい”を言葉で説明するのは案外、難しいのではないでしょうか? そこ...
東城ゆず 2019-07-25 06:00 ラブ
男友達ができないのはあなたが原因かも? 作り方のルール!
 あなたには男友達がいますか? 男友達ってさっぱりとしていて、でも、いざという時は頼りになったり、やけ酒に付き合ってくれ...
孔井嘉乃 2019-07-24 06:00 ラブ
彼氏が欲しいのにできないワケ…夏本番までに恋人が欲しい!
 今年も夏本番が近づいていますね。旅行の計画を立てたり、休暇の調整をしている人も多いのでは? 夏の楽しい思い出に欠かせな...
東城ゆず 2019-07-23 06:00 ラブ
隙がない女性はモテない? 男性のために「スキ」を作る方法
 山本早織の「結婚につながる恋コラム」第10回は、男性から選ばれる女性が持っている「隙(スキ)」について。隙がないと言わ...
山本早織 2019-07-23 06:00 ラブ
本命彼氏がいないなら…“ボーイフレンドを3人作る”作戦も?
 恋愛から遠ざかる若者が増えていると報道されています。その原因のひとつとして高望みしすぎること、選びすぎることがあるよう...
内藤みか 2019-07-22 06:00 ラブ
男性が彼女のことを可愛い!と思う“5つの瞬間”が意外な結果
 付き合ってる彼氏を「誰よりも好き」とゾッコンな女性も多いはず。ならば、考えることは一つしかありませんよね。「彼氏にも私...
東城ゆず 2019-07-22 06:00 ラブ
男のプライド問題はメス力的な「プチ天然」を武器にしろ!
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラム...
神崎メリ 2019-07-21 06:00 ラブ
地獄でしかない…サイコパス夫に苦しめられた女性のコクハク
 サイコパス…。それは、偏った行動や考えをもち、身近な人を追い詰めることもある存在です。  魑魅魍魎(ちみもうりょう)...
並木まき 2019-08-14 17:47 ラブ
ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの避妊の危うさ
 前回の「日本はピル後進国! 『ピル=避妊』の考え方は遅れています」に引き続き、連載2回目の今回は、きっと女性のみなさん...
リタ・トーコ 2023-01-26 20:16 ラブ
新たなモテ男?本当はダメじゃない“ファッションダメ男”とは
 時代は今、空前絶後の「ダメ男」ブームです!  バリキャリ女性が増えて十分な収入がある自立した女子が増えてきている...
しめサバ子 2019-07-20 06:00 ラブ
ジワリと怖い…メシマズを指摘された妻の恐ろしい「ひと言」
「メシマズ」と呼ばれる女性たちには、面と向かって夫から料理について指摘をされると、激昂するタイプもいるようです。  意...
並木まき 2020-02-21 16:57 ラブ
大人の出会いの場所って? いつまでも素敵な恋をしていたい
 私は大人の女性と主張するみなさん。最近、“恋愛”してますか? 「恋愛したい」と思っていても、仕事にたび重なる残業、休日...
東城ゆず 2020-05-20 11:22 ラブ
結婚相手に一流を選んだつもりが…「三流の男」だった話3選
 一流の夫を選んだと思ったら、見事に三流の男だった…という苦い結婚生活を送っている女性もいるようです。  魑魅魍魎(ち...
並木まき 2020-02-21 16:54 ラブ