【KALDIのSALEで買い!】ワインと麻辣湯が好きすぎる女子アナ選、1000円チョイで買える神旨な1本

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2025-03-26 06:00
投稿日:2025-03-26 06:00

仏産の赤ワイン、カベルネでどうだ!

 そんなあまのじゃくな私がチョイスしたのは、フランス産の赤ワイン『チョコレート・ムース カベルネ・ソーヴィニヨン』です。ミステリアスでアートチックな鹿のエチケット(ラベル)と、「CHOCOLATE」とのワイン名が目を惹きます。

 KALDIでセール価格の1,202円(税込み)。3月31日までこの価格のようですよ!

 外観はまさにカベルネらしい深みのあるダークチェリーレッド。レッグス(粘性)は強めで、グラス内側をゆっくりと流れ落ちていくので、濃縮感が得られます。

 香りはラズベリーやチェリーなどの赤系果実ではなく、ガッツリ黒系寄りのブラックベリーやブラックチェリー、カシスや干しプラムなどのジャミーな果実香。そして名前の通り、チョコレートのニュアンス! カカオやコーヒー、そしてオークやヴァニラ香も楽しめます。

 もちろんコシュウやシナモン、ナツメグ、リコリスなどのスパイス香もあり、飲む前からグッと凝縮されたジューシーな味わいを予想しつつ、ちょっと高級チックなカカオの芳醇な香りを鼻に通しながらゴクリ…。

 旨い…!! まさにコク旨!!!

なぜ麻辣湯と相性がいいの?

 アタックは強めで、まろやかな甘味とやさしく円みのある酸味、力強くもなめらかなタンニン(渋味)のバランスが素晴らしく、全体的に豊満で肉厚なイメージです。余韻もやや長く、どっしりと骨格のしっかりしたカベルネと出会いました♡

 このままワインだけを堪能しても良し、もちろんステーキやビターチョコとのペアリングもグーな1本が、なぜ意外にも麻辣湯と合うのか…。

 市野瀬的見解は、

1. 麻辣湯特有の様々な香辛料の香りが、ワインのスパイス香と調和する
2. 鶏や豚などから出汁をとった旨味溢れるシビカラなスープが、ワインのタンニンによって深みを増す
3. お肉や海鮮など具材の美味さが、ワインのジューシーな果実味でさらに引き立つ

 などが挙げられます。ちなみに、「赤ワインはポリフェノールが多いのでカプサイシンを分解する」との報告もあるようですが、化学的には立証されていません。

 でもなんとなく私の感覚的には、赤ワインの強い凝縮感による刺激は辛味を感じさせにくくしている気がするのです!

 新陳代謝も促してくれるし、冷え性や肌荒れにも良いといわれている嬉しいことだらけの麻辣湯に、こちらの1杯をプラス。『薬膳スパイス×ポリフェノール効果』で、翌日の身体の変化に期待しちゃうアラフォー市野瀬なのでした。

(※本文内の価格等は著者購入時のデータとなります)

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「筋子納豆ピザトースト」太宰が愛したテッパンの組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「カレイの昆布和え」「アジのアボカド和え」ひと手間が大事
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
「ぶり山椒」ぶりの脂と山椒のピリッに焼酎のロックがすすむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、焼...
3分で完成する「地獄豆腐」 箸が止まらぬ辛さにビールは最高
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、あ...
口の中でフワッと溶ける「親子丼リゾット」はワインと一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「蛤と九条葱のさっと煮」驚くほど軟らかく仕上がるプロの技
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
洋風南蛮漬け 味が染み込んだ「ワカサギのエスカベッシュ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルで「サバ缶のアヒージョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
フライパンひとつでできる「鶏レバーのレモンクリーム煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
焦がしバターが香る「サバのムニエル ブールノワゼット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
新提案!旬の野菜でつくる「万願寺トウガラシの肉詰め焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
ヘルシーおつまみ「アボカドのディップ」糖質を気にする人に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
暑い日に「なすのスタミナそうめん」ナスと大葉の相性が抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
万能の黒こしょうソースと「豚三枚肉とズッキーニのソテー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
豚バラともやしを重ねて蒸すだけ!食欲そそる夏☆満足おかず
 梅雨も明けて、すっかり夏ですね。暑い日はコンロの前に立つ時間を短くしたいもの。今回は「重ねるだけ」で簡単に作れる猛暑に...
ぐっち夫婦 2020-09-27 11:52 フード
白ワインと一緒に 「夏ヒラメと薬味野菜のカルパッチョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...