7時間睡眠でも眠い…実は「中途覚醒」してるのかも。簡単セルフチェックで確認してみる?【専門家監修】

コクハク編集部
更新日:2025-11-13 11:45
投稿日:2025-11-13 11:45

2. いくつ当てはまる?中途覚醒の原因チェックリスト

「今の話だと、中途覚醒は自分でもわからないことが多いんですよね? 私は夫と寝室を分けていますし。どうすれば自覚できるんですか?」

「そうね…たとえば、今から言うチェックリストに心当たりがあるか教えてくれる?」

・寝る直前までスマホやPCを触ることが多い
・夜のリラックスタイムにコーヒーや紅茶、チョコが手放せない
・晩酌をする習慣がある
・自律神経が乱れていて、手足のほてりやイライラが気になる
・ふとしたときに頭に浮かぶ心配や悩み事を抱えている
・自分が使っている枕が合わないと感じている
・朝起きたとき、自分でわかるくらい大量の汗をかいている
・家族やペットが夜間に活動することが多い

「えっと…夜寝る前にお酒とチョコをつまむことが多いです。

 年齢的に更年期も近いから自律神経が乱れている可能性もあるし、子どもの進路で悩んでいるし…。そういえば、家族が寝静まった後に猫が家中を走り回ることもあります」

「上のチェックリストに当てはまる数が多いほど、無自覚のうちに中途覚醒をしている可能性が高いと考えられるわ。話を聞いてみると、カズミさんはかなり可能性が高いみたいね」

「そんな…無自覚だと改善するのは難しいです! こういうとき、どうすればいいんでしょうか…」

 泣き出しそうな顔で落ち込むカズミさんに、えりのボスは優しく微笑みかけます。

「それは、今から説明するから安心して」

3. 今すぐ試して!中途覚醒を防ぐヒント

 自分でも気づかないうちに、睡眠の質を下げる恐れがある中途覚醒。それを防ぐために試したい3つのヒントを紹介します。

3-1.「光と運動」の意識

 中途覚醒を防ぐためには、体内時計を整えることが大切です。そのために意識すべきポイントは「光と運動」。

 朝はできるだけ太陽の光を浴び、軽くからだを動かしてください。とくに、起床後30分以内に太陽の光を浴びると、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」が分泌され、夜の眠りの質が高まるといわれています。

 日中は、デスクワークの人も軽めの運動を取り入れましょう。からだを動かして血行をよくすると、手足などの末端が冷えにくくなり睡眠が邪魔されることもありません。

 ストレッチやウォーキングなどの無理しない程度の運動でもいいので、試してくださいね。

3-2.「寝る前」に寝つきは決まる

 中途覚醒の防止には、布団に入る前の行動も大切です。たとえば、寝る直前までスマホやPCを触っていると、強い光が脳を刺激して眠りが浅くなります。

 就寝前の1時間は「デジタルデトックス」の時間を取りましょう。

 また、カフェインやアルコールを摂取すると、交感神経が刺激されて中途覚醒するリスクが高まります。コーヒーやお酒はもちろん、チョコレートや緑茶、ココアにもカフェインは含まれています。

 就寝4~6時間前の摂取は控えるようにしましょう。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


痛くない&疲れないサンダルの選び方 試着時のポイント4つ
 夏になると履きたくなるのがサンダル! デザインも可愛いものが多いですし、なにより通気性が良いので涼しく夏を過ごせますよ...
話題のオールインワンサプリ「TRIPLE ONE(トリプル・ワン)」を試してみた♡ 魅力&最新レビュー
「もっとキレイになりたい」「いつまでも若々しくいたい」と、美を追求する世の女性たち。美肌、美髪を目指すのはもちろん、スタ...
地雷メイクで警官から職質された!? 盛りすぎ失敗エピソード
「私の顔に何か付いてる?」と、気になってトイレに駆け込むと、とんでもないメイクの状態になっていたー! なんて経験は誰しも...
本当に「白髪を抜く」のはNG?黒髪に戻る可能性ってあるの?
アラサー&アラフォー世代になると、目立ちはじめる白髪。世間では「白髪を抜くと増える」「白髪を抜いたら禿げる」なんて噂もあ...
“小さめプチ子”でも谷間が出現! 自然な胸の盛り方&裏技7選
 夏は海や温泉などに行く機会も多く、肌の露出が増える時期です。しかし、この季節、小さな胸にコンプレックスを抱える女性を悩...
憧れの二重まぶたに!身近なアイテムで大きくする“裏技”6選
 大きくてぱっちりとした印象的な目に憧れる女性は多いでしょう。特に、一重がコンプレックスになっている人にとっては、二重が...
40代からの「目力アップメイク」髪型ひとつで変わる裏テクも
 40代になると、まぶたのたるみが気になったり、まつげが細くなったりと、今まで通りのアイメイクでは、なかなか目力アップが...
40代からのほぼゼロ円「バストアップ体操」垂れ胸よ、さらば
 40代を過ぎると、ふとした瞬間に「なんか最近、胸にハリがないな……」「なんだか位置が下がってきてる?」と、垂れ胸に気づ...
「バーム」ならリップ、ハンド、ボディなど全身使えて便利!
 マルチに使用できる「保湿バーム」。ひとつ持っていると大活躍してくれます。今回は、自然派のナチュラルブランドから3点をピ...
美容家の私物公開♡ NOエステでも美を格上げできる3つの方法
 季節の変わり目は、肌や髪の不調を感じる人も多いですよね。気温や湿度の変化に加え、環境の変化が訪れる人も多いシーズンだけ...
諦めるな!「赤メイク」不器用でも自然な血色に仕上げるテク
 地雷メイクやメンヘラメイクなど、名前を変えながらも2022年にもまたトレンド入りしている「赤メイク」。赤色のパワーは女...
黒髪だから似合うメイク♡赤リップで決めたら目元はどうする
 明るい色の髪の毛はおしゃれで若々しく、外国人風にもなれるため人気ですよね。でも、ある程度年齢を重ねた大人女子になると、...
“大人の薄眉”簡単カバーメイク!まろ眉、海苔眉は卒業しよう
 薄眉がコンプレックスになっている人は意外と多いようです。でも、大丈夫! 薄眉はメイク次第で簡単にカバーできるんですよ。...
出産前に髪を切るのはなぜ?お手入れ楽ちんの意外な落とし穴
 出産を間近に控えた女性で、突然髪の毛を短く切る人は多いですよね。でも、「なんで髪を切るんだろう?」「短いほうが良い理由...
「ズボラ向けストレッチ」で無理なくコツコツ“痩せ”体質に!
 ダイエットに失敗する大きな理由は、ズバリ「続かないから」でしょう。でも、毎日続けることさえできれば、どんな人でも痩せら...
年々シミがね…いつから紫外線対策ガッツリやる? 対策法も
 寒い季節は紫外線をあまり気にしない人も多いですが、気温が上がってきて日差しが強くなると「対策をしないと!」と、焦ってき...