心が蝕まれる…サイコパス夫が口にする“冷酷なフレーズ3選”

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-09-27 06:00
投稿日:2019-09-27 06:00
 サイコパス気質な夫ほど、背筋が凍るような冷たい言葉を妻に平然と浴びせます。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんなサイコパスっぽい夫の血も涙もない冷酷なフレーズを3選ご紹介します。

1:「君とは血が繋がっていないから」

「サイコパスっぽかった元夫は、何かと言えば『君とは、血が繋がっていないし』が口癖でしたね。

 結婚してみたら優しさのカケラもなく、実家べったりで、さらにはシスコン。

 家にお金を入れず妹にプレゼントばかり買っているのが不快でした。

 でも、そんな元夫にせめて家に生活費を入れるよう話すと、必ず言われたのがこのセリフです。

 彼の中では、本気で“血の繋がりのある人”と“そうでない人”に区分があるようで、妻といえども家族とは認めないって部分が強い人でした。

 なのに、なぜ結婚したがったのかいまだにわかりませんが、離婚できて、本当によかったです」(35歳女性)

 ◇  ◇  ◇

 血の繋がりを自分の行動を正当化するために持ち出す……とは、冷酷な上になんとも卑怯。

 しかしサイコパス男ほど、この言葉の冷淡さにも気づかないものかもしれません。

2:「君が僕の悪い面を引き出す」

「調停までして別れた元夫は、いわゆるサイコパスだったと思います。

 家庭に対する責任感はゼロで、気に入らないことがあると“お仕置き”という言葉のもとに、私に外出禁止令を出したりスマホを取り上げたり、私の私物を処分したりと、気味の悪い制裁を下す人でした。

 そんな元夫の口癖は『俺は根はいい人間だ。だけど君が俺の悪い面を引き出すんだ。だから、君は悪い人間だ』というもの。

 ほぼ毎日そんな風に言われて、私の頭がおかしくなりそうだったし、その言葉を口にする時の、元夫が笑って歪む口元が冷酷すぎて、今でも思い出すと吐き気がします」(41歳女性)

 ◇  ◇  ◇

 サイコパス気質な男には、自分の言葉によって相手が苦しむのを面白がるタイプも。

 あえて相手にダメージを与える表現を選ぶあたりは、本当に冷酷です。

3:「君の妊娠は、僕には関係ない」

「まさか自分がサイコパス男と結婚するとは思いもしなかったけど、元夫は、とにかく家庭への関心が薄く、自分さえ良ければいいって人でした。

 結局、流産したんですが、妊娠して体調が悪く寝込んでいたときにも毎晩飲み歩き続け、家のことはしてくれないうえに、私の食べるものすら買ってきてくれなくて……。

 どんどん私が弱ってしまい、せめて買い物だけでもお願いできないかと元夫に頼んだんですが『君の妊娠は君の体のことだから、僕には関係ない』と言われました。

 流産したあとに体が不調な間も、決して慰めてくれず、同じ言葉をずっと言われ、私は完全にメンタルを壊しました。

 その後すぐに離婚しましたが、世の中にはあんなに冷淡な男もいるんだ…と呆然としました」(34歳女性)

 ◇  ◇  ◇

 夫婦は支え合って生きていくのが当然なのに、サイコパス男ほど「僕には関係ない」を主張しがちです。

 その言葉のひとつひとつが、妻の心をえぐるんですよね……。

まとめ

 サイコパス気質な男は、冷酷な言葉を発しても、平然としているパターンが多いです。

 彼らには「思いやり」や「愛」は通用せず、自分以外の人の痛みには、どこまでも無関心という恐ろしい一面が。そんな言葉のひとつひとつが、ジワジワと、でも確実に妻の心を蝕んでいくのです。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


結婚へと進みたいのに…彼氏の浮気に振り回される女性の苦悩
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-13 05:46 ラブ
交際6年の彼女がいても…浮気を繰り返してしまう男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.31〜女性編〜」では、浮気を繰り返す彼氏の真意が分からない女性・Aさんの苦悩をご紹介しました...
並木まき 2021-02-13 05:52 ラブ
ずるずるは嫌…不倫の上手なやめ方! やめる準備&注意点
「不倫がいけないこと」というのは、誰もがご存知の通り。しかし、人知れず不倫をはじめる人は、あとを断ちません。とはいえ、気...
リタ・トーコ 2021-02-12 06:00 ラブ
“長すぎた春”って交際歴何年? “長い春”に終止符を打つ方法
 長い間お付き合いしている人がいるものの、先が見えなくて悩んでいる方は多いでしょう。交際期間が長くとも、結婚に至らず破談...
恋バナ調査隊 2021-02-12 06:00 ラブ
「Clubhouse」に恋愛に発展する出会いはあるのか考えてみた
 会員制の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」が話題です。招待制で、現段階ではiPhoneでしか使えないアプ...
内藤みか 2021-02-11 06:00 ラブ
男性は結婚相手に何を求める? 6つの条件&意識させる方法
 数年交際している彼氏がいるにも関わらず、結婚話がまったく出ないと不安になるものです。「私のこと、どう思っているのだろう...
恋バナ調査隊 2021-02-11 06:00 ラブ
もう限界!「コロナ破局」を迎えた男女にありがちな特徴3選
 コロナ禍によって、良くも悪くも男女間に潜在的に存在していた問題をあぶり出している話が多く聞こえています。これまで「だま...
並木まき 2021-02-10 06:00 ラブ
彼から連絡が来ない…私に飽きたの? 連絡しない男性の本音
 好きなカレから連絡が来ないと不安になりますよね。スマホを見るたびLINEの既読や未読などが分かったり、SNSではつぶや...
若林杏樹 2021-02-10 06:00 ラブ
彼に愛されているか不安…愛情の確かめ方&4つのNG行動
 交際期間が長くなると、ふとした瞬間に「彼にちゃんと愛されているのかな……」と不安を感じてしまうことがあります。男性は女...
恋バナ調査隊 2021-02-09 06:00 ラブ
結婚相手に経済力を求めて何が悪い?失敗と成功の境界線は…
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2021-02-18 20:32 ラブ
なんで嫌がることするの…?共に暮らすために大切な基準とは
「私があんなに嫌がってたのに、全然やめてくれなかった……」そんなパートナーがいた経験、ありますか? もしくは今のパートナ...
七味さや 2021-02-09 06:01 ラブ
状況別“好きな人の忘れ方”!片思いの未練を断ち切るには?
 心がときめくような楽しい恋もあれば、胸が締め付けられるような切ない恋もありますよね。中には、なんらかの事情で「好きな人...
恋バナ調査隊 2021-02-07 06:00 ラブ
彼も男だったと再認識…浮気されて気付いた夫への愛情と後悔
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。長年連れ添うとお互い空気のような存在になってきます。  トキメキも薄れて相...
山崎世美子 2021-02-06 06:00 ラブ
信じていたのに…持病への理解がない夫と別居した妻の嘆き
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-06 04:42 ラブ
別れたらみっともない…別居には応じるも離婚を拒む夫の主張
「冷酷と激情のあいだvol.30〜女性編〜」では、持病を理解されずに夫への別居を突きつけた妻・Yさんの決断をご紹介しまし...
並木まき 2021-02-06 04:41 ラブ
彼氏や女友達とは一味違う!男友達のメリット5つ&作るコツ
 男友達が多い女性というと、「男好きだ」「女同士の付き合いができないんだ」なんて、悪いイメージを持つ人もいるでしょう。し...
恋バナ調査隊 2021-02-05 06:00 ラブ