肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”

大泉りか 作家・コラムニスト
更新日:2019-11-13 19:28
投稿日:2019-11-13 19:00

脳への刺激でより深い快感を

「その恋人と別れた後に出会った男性なんですが、ちょっと面白い人で。Sの人で、脳イキと潮吹きさせるために、ネットで女の人と出会い続けている人。わたしも実際に会って潮を吹かされたし、わたしの前に付き合ってた人は、旦那さんの前でも吹くようになって、バレるからって別れたって話だったんですが。

 その彼が出張先から『LINEのビデオ通話でしよう』って提案してきて。向こうは裸で、わたしの裸も観たがったので、脱いで。『顔がいやらしい』とか、言葉で煽られて、最初は自分で身体を触っていたんですが、最終的には、触ってない状態でイってしまって。

 その時に彼に『君は脳イキできるんじゃないか』って言われたんですけど、上手に誘導して、うまく妄想出来れば、触らなくてもイけるのがわかったのは、面白かったですね。

 もともと、ただ触られててもそんなに感じないけど、いやらしい言葉を読んでるだけで濡れてくるタイプだったんですが、やっぱりわたしのセックスの快感は、脳だったんだなーって思いました」

 “脳”への刺激によって、深い快感を得られることを実感したという未来さん。それは誰でも開発することによって可能なのでしょうか。

「誰でも出来るのか、出来る人と出来ない人がいるのかはわからないけど、わたしの場合は、相手がいたほうがやりやすいです。結構妄想力がいるので、そこを人に助けてもらった方がイキやすい」

 自分の中の妄想を相手に盛り立ててもらうという意味でいえば、未来さんがしているのは自己完結する“オナニー”ではなく、他人とのコミュニケーションの存在する“セックス”。それにしても、未来さんの脳の性感を開発した件の脳イキ&潮吹き男性が何者であるかが気になるばかりです……。

大泉りか
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作家・コラムニスト
ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は「女子会で教わる人生を変える恋愛講座」(大和書房)。著書多数。趣味は映画(映画館で年間100本以上)、海外旅行。愛犬と暮らして14年目の犬飼い。X

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