「豆腐と玉ねぎのからし和え」自家製からしドレッシングで

コクハク編集部
更新日:2020-01-14 06:00
投稿日:2020-01-14 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南昌宏さんに、食材の甘みが引き立つ「豆腐と玉ねぎのからし和え」のレシピを教えていただきました。

何にでも合う万能ドレッシング

 南さんが手のひらに収まるサイズのメモ帳を取り出しました。今回のメニューに使うドレッシングの作り方が記されたものですが、「ふん、ふん」とうなずきながらチェックする姿は真剣です。

「料理人は正確な分量を測りながら作りませんからね。いつも“これぐらい”って感覚でやっているので、改めて確認しました。考えたのは、もう10年ぐらい前。パンチの効いた和風ドレッシングが欲しいなって思っていたんです」

 日頃、豆腐といえば醤油やポン酢ですが、このドレッシングの鮮烈な風味は豆腐と玉ねぎのじわっとした甘さを引き立たせます。

「何にでも合う万能のドレッシングで、葉っぱのサラダにもよく合うんです。肉につけてもおいしい。作り置きが利くので、一度に多めに作っておくと楽ですよ」

 隠し味程度に加える砂糖も、いい仕事をしています。

【材料】

・豆腐  1丁
・玉ねぎ  30グラム
・しらす  50グラム

【からしドレッシング】
・和がらし  60グラム
・ごま油  200㏄
・醤油  150㏄
・酢 70㏄
・砂糖 少々
・塩 少々
・こしょう 少々

【レシピ】

1. からしドレッシングを作る。和がらし、ごま油、醤油、酢に隠し味程度の砂糖を加え、塩こしょうで味を調える。
2. 玉ねぎを薄切りにして水にさらす。
3. スプーンですくった豆腐の上に②をのせて、からしドレッシングを適量かける。最後にしらすをのせれば出来上がり。

本日のダンツマ達人…南昌宏さん

▽南昌宏(みなみ・まさひろ)
 1989年、東京都生まれ。寿司職人の父親の影響で料理人を目指す。グランドハイアット東京(六本木)の「日本料理 旬房」で10年間、修業。今年6月にオープンした「おにくのおすし 浅草店」に移り、店舗責任者を任されている。

▽おにくのおすし
 寿司やあぶり、すき焼き風など、極上の松阪牛をさまざまな和食の技法で提供する。浅草店は京都祇園店に続く2号店。牛肉と豚肉をもち米で包んで蒸してから特製醤油であぶった「福小判」は、食べ歩きグルメとして人気だ。

台東区浅草2―6―14
℡03・5811・1939
火曜定休

(日刊ゲンダイ2019年10月31日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「ナスの揚げ浸し」揚げ油にごま油をちょい足しで風味アップ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・麻布十番の有名鮨店「鮓職人 秦野よしき」の...
クルミの食感が楽しい「アボカドとクルミのマスカルポーネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・鶯谷の居酒屋「根岸 川木屋」の川木一伸さん...
飲みながらでも作れちゃう「サーモン玉ネギクミン炒め」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の人気モンゴル・中華料理店「モンゴリア...
「漬けまぐろとアボカドの和え物」まぐろの漬け時間は短めに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の日本料理店「代官山 やまびこ」の佐...
てんこ盛りが美味しい「ザワークラウトのチーズトースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
コリコリ食感が美味しい「ズッキーニのサラダ ミント風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...
おウチ女子会は「簡単フィンガーフード」と泡で盛り上がる!
「とりあえず」と言ったらビールですが、女性には「泡」も人気! むしろ、女性にとっての「とりあえず」はスパークリングワイン...
ぐっち夫婦 2020-01-15 14:51 フード
「タンドリーラム」じっくりと漬け込んだスパイスが香る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・経堂のインド料理店「ガラムマサラ」のハサン...
どんなお酒にも合う万能選手「フライドポテトのチーズ巻き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・向島の老舗料亭「櫻茶ヤ」の添野光二さんに、...
おつまみ「おこげ」 普通のご飯が“ビールのお供”に大変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のミシュランにも掲載された割烹「ふ...
「万願寺トウガラシの肉詰め焼き」ピリッと辛い大人の味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
中華好き女子に人気「豆乳ごま担々麵」が簡単に作れちゃう!
 ぐっち夫婦の夫・Tatsuyaさんはよく中華料理を作るそう。今回は女性の友人にも人気という「豆乳ごま担々麺」を紹介して...
ぐっち夫婦 2020-01-15 14:50 フード
濃厚な骨のお出汁とふっくらした身を味わう「魚の酒蒸し」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は宮崎市の板前料理店「福重」の福重浩さんに、魚の自...
和えるだけの簡単レシピ「豚足とピクルスのゴマソース和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤羽の名店「Nomka 」の五十嵐祐二さん...
定番グラタンをおつまみ風に「クルクルと丸めたグラタン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西麻布のイタリアン「オッジ・ダルマット 」...
「水晶鳥の梅ソースがけ」 食感の秘密は“片栗粉”にあり!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食店「かこい亭」の栫山賢一さんに、...