女子ウケ重視の「ブリ大根」 身がプリッとしてタレに絡む!

コクハク編集部
更新日:2020-01-22 06:00
投稿日:2020-01-22 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は熊本・熊本市内の創作居酒屋「食家 螢」の村岡恭臣さんに、一口大で食べやすい「ブリ大根」のレシピを教えていただきました。

から揚げにするとタレが絡む

 よそのブリ大根とはぜんぜん違う常識を超えたおいしさで、ほとんどのテーブルが注文するのがコレ。口に運びやすい一口大にし、から揚げにしてからタレを絡めているのが特徴です。

「女性が箸で崩してブリを食べている印象がなかったので、女性向けのメニューにしました」と村岡さん。

 煮付けは煮込みすぎて魚の身がパサついたり、崩れがち。サッと揚げることで身がプリッと軟らかく仕上がります。また、から揚げの衣のかたくり粉からとろみが出て、タレがしっかり衣に絡むんです。

「女性に気に入られる料理を常に心がけています。男性はコンサバで新しい味に挑戦しませんが、女性が頼むと一緒に来た男性も食べてくれます。そうして注文が増えて定番になりました」(村岡さん)

 酒の肴も女子ウケは大事なポイントなのであります。

【材料】

・ブリ切り身 1切れ
・大根 2分の1本
・米のとぎ汁
・かたくり粉 少々
・ネギ 少々
・小ネギ 少々
・ししとう 1本
・和がらし 少々

【タレ】
・酒 大さじ3
・薄口醤油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・砂糖 大さじ1

【レシピ】

1. 大根を輪切りにし、米のとぎ汁で下茹でする。
2. 下茹でした大根とブリを一口大に切り、かたくり粉をまぶし、180度の油でサッと(2分程度)揚げる。飾りのししとうも一緒に素揚げする。
3. フライパンにタレの材料を入れ、ひと煮立ちしたら2の具を加え軽く絡める。
4. 皿に盛り、上に揚げたししとう、白ネギ、小ネギ、和がらしを飾り付ける。

本日のダンツマ達人…村岡恭臣さん

▽むらおか・やすおみ
 食家 螢代表(料理担当)。KKRホテルなどでマルチに料理を体得したのち、実家の鮮魚店で1年ほど流通を学び、兄の祐次氏と現店舗を立ち上げる。一口大にしたブリ照り、クリームパスタなど、女性好みのメニューづくりに定評がある。

▽食家 螢
 実家が魚の卸問屋を営む料理人兄弟が2004年に立ち上げた創作居酒屋。次男の祐次氏が接客、三男の恭臣氏が料理の仕切り、長男が営む魚屋から、毎日新鮮な魚を仕入れ、オリジナリティーのあるメニューで人気。平日でも予約で満席になる熊本の超人気店。
熊本市中央区新市街3―21 ジャナス1ビル
℡096・327・2231

(日刊ゲンダイ2018年2月2日付記事を再編集)

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