「サケの雪中焼き」濃厚なクリームチーズは和食にも合う!

コクハク編集部
更新日:2020-01-28 06:00
投稿日:2020-01-28 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂「多に川」の阿部学さんに、いろいろな魚で試したい「サケの雪中焼き」のレシピを教えていただきました。

酒の肴はもちろんおかずにも

 メニューの名前は間違いなく和食ですが、見た目は洋食のような仕上がりです。箸でほぐして口に運ぶと、山芋のコクの深さとサケとの相性の良さに驚きます。なるほど、豊かなコクを生み出していたのはクリームチーズ!

「クリームチーズは意外と和食に合うんです。今回は雪中焼きの具にシメジやシイタケ、ニンジンなどで彩りをプラスしましたが、面倒なら山芋とクリームチーズだけで十分です」

 チーズのコクとサケの濃厚なウマ味はパンチがあるので、酒は日本酒や焼酎、ワインなど幅広く合います。

「今回はサケで作りましたが、サーモンでもいいし、タラなど淡泊な白身にも合います」

 手間は山芋をすりおろす程度。いろいろな魚で試してみて好みを探してみましょう。

 酒の肴はもちろん、おかずになります。子供がいるなら喜ぶこと間違いナシです。味をしめたら、きっとおねだりされるようになるでしょう。これで一杯やるときは、家族の分もまとめて用意した方が落ち着いて晩酌できそうです。

【材料】

・サケ      1切れ
・山芋のすりおろし 50㏄
・クリームチーズ 1個(18グラム)
・シメジ      少々
・シイタケ     少々
・ニンジン     少々
・ホウレンソウ 少々
・塩        少々
・コショウ     少々
・しょうゆ     少々

【レシピ】

1. シメジ、シイタケ、ニンジン、ホウレンソウを軽く茹でておく。
2. すりおろした山芋と市販のクリームチーズ1個をよく混ぜ合わせて、1を加える。少々の塩とコショウで味を調え、隠し味にしょうゆを数滴たらす。
3. サケを両面焼く。
4. サケに2をのせて、火が通ったら出来上がり。

本日のダンツマ達人…阿部学さん

▽あべ・まなぶ
 料亭わらびの里、料亭金田中などで修業した後、多に川へ。だしをベースにした和食の王道を守りつつも、ちょっとした変化を加えてファンを魅了する。49歳。

▽多に川
 薩摩おごじょがもてなす和食店。路地裏の雑居ビルにある隠れ家的なたたずまいで、夜はおまかせコースのみ。カウンター7席と4人掛けのテーブル2つながら、落ち着いて食事ができると評判に。
東京都港区赤坂2―7―5 赤坂ブライトビル1階
℡03・3568・2488

(日刊ゲンダイ2019年1月11日付記事を再編集)

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