真っ白な「ポテトサラダ」じゃがいも=こってりの概念を覆す

コクハク編集部
更新日:2020-11-22 06:00
投稿日:2020-11-22 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さんに、しっとりした「ポテトサラダ」のレシピを教えていただきました。

じゃがいもは茹でずに“蒸す”

合う酒=純米酒(C)コクハク
合う酒=純米酒 (C)コクハク

「類」のポテサラは真っ白なのが特徴です。

「うちは男爵いものおいしさをメインにした、しっとりしたポテトサラダです。具はじゃがいもと玉ねぎだけなので白いのです」

 じゃがいもは茹でずに“蒸す”のも「類」流。

「野菜のうま味を逃さずいただけます。北海道産野菜のうま味を感じていただけると思います」と店長の菊岡氏は語る。

 今年注目の台湾製調理家電「大同電鍋」を使えば蒸し物が簡単にできるんだとか。調理法に蒸すことも加えると味の幅が広がります。合わせるお酒は純米酒。

「限定の『上川大雪 特別純米 彗星生』をオススメしています。北海道産の酒造好適米・彗星を使った純米酒で奇麗な味わいが特徴です」

 じゃがいも=こってり、の概念を覆す一品です。

【材料】

・じゃがいも(男爵いも) 2個
・玉ねぎ 4分の1個
・塩 小さじ4分の1
・コショウ(白) 少々
・マヨネーズ 小さじ2分の1
・粉チーズ 少々

【レシピ】

(1)じゃがいもの皮をむいて、2センチくらいの厚さにスライスし、蒸し器で15分ほど蒸す(蒸し器がなければ、テフロン加工のフライパンで焦げないように蒸し焼きでも可)。
(2)玉ねぎを粗みじんにし、テフロン加工のフライパンで蒸し焼きにする。
(3)1をしゃもじなどでつぶし、塩、コショウ、マヨネーズ、粉チーズを加えて滑らかになるまで混ぜる。
(4)3に2を加えて軽く混ぜる。
(5)4を皿に盛り、飾りに黒コショウ(分量外)を振る。

本日のダンツマ達人…菊岡正輝さん

▽きくおか・まさき
「酒と肴 類」の名物店長。1973年、札幌生まれ。20代から飲食の世界に。日本酒の魅力にハマり、時間を見つけては全国の蔵元を巡る。「蔵元さんとお客さまの懸け橋になれれば」と蔵元の思いを伝えることをモットーに日々店に立つ。

▽酒と肴 類(るい)
 和食と酒をゆったり楽しむ店をコンセプトに、1階にある「鉄板焼みつい」の分店としてオープン。常時80種ほどの日本酒がそろう。同じ銘柄の年数違いなど飲み比べができる。札幌市中央区南3条西7―7―2 鉄板焼みつい2階。

(日刊ゲンダイ2019年3月15日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「ハタハタの唐揚げ 山椒あんかけ」あんかけで和食上級者に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神楽坂の「そば・郷土料理 九頭龍蕎麦本店」...
「革命的シーフードドリア」片栗粉でホワイトソースを作る!
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れちゃうレシピ...
およね 2022-11-21 06:00 フード
「福井ポーク、上庄里芋の黒糖炒め」黒糖で野菜をおいしく
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神楽坂の「そば・郷土料理 九頭龍蕎麦本店」...
「アペロ」って知ってる?成城石井で買うお手軽1本はこれ!
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-11-16 06:00 フード
「油あげのお袋煮」なんでも詰めちゃう“おばあちゃん”の味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「あやとり」の西野太一さんに、懐かし...
「豆苗のベビースター和え」ふりかけ感覚で簡単&クセになる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「あやとり」の西野太一さんに、1分で...
脳がバグる「カップヌードル 餃子 ビッグ」2022.11.10(木)
「すいませーん、ラーメンと餃子ください」  40年ちょい生きてきて過去何回、このセリフを言ったことでしょう。ラーメンと...
「『大芽園』風焼きそば」麺とモヤシ! 今はなき“名店”の味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の「papa’s dream」の五十嵐...
爆速「オートミールお好み焼き」フライパンでまぜて焼く!
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れちゃうレシピ...
およね 2022-11-07 06:00 フード
つまみになるご飯!「納豆チャーハン」をパラパラに作るコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の「papa’s dream」の五十嵐...
「タコとジャガイモのエスカルゴバター」魚介類との相性抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の「papa’s dream」の五十嵐...
覚王山フルーツ大福「弁才天」実食レポ! 2022.11.3(木)
 いま流行りのフルーツ大福。大行列で話題の覚王山フルーツ大福「弁才天」に行って参りました。  朝から並ばないと売り切れ...
ブームの「ノンアルワイン」ぶっちゃけ、本当においしいの?
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-11-02 06:00 フード
餃子の皮で再現! ロシア風餃子をアレンジした「ペリメニ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の「papa’s dream」の五十嵐...
「じゃがいものシャキシャキ炒め」食感を楽しむエスニック風
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、エスニッ...
「チキンステーキのカレーヨーグルトソース」日本人好みの味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、和テイス...