夫が帰宅拒否…本気で離婚を決意した男性に見られる行動3つ

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-02-22 06:00
投稿日:2020-02-22 06:00

3.急に「一人になりたい」と言い出す

 文字通り、離婚で腹を固めた男性の決意表明のセリフです。その言葉にビックリして私のところに相談に来られるのですが、女性の多くが「何を言い出すのか」ぐらいで男性の意思の強さに気づいていません。男性のホンネは、「オマエとはもう金輪際、一緒にいたくない」なのです。

 男性の決意がここまで固まると、少しの時間では解決しません。女性側の防衛策としては、簡単に籍を抜かないこと。そのうえで、生活費の支払いで確約が取れるなら“秘策”があります。それは別居です。

 頭をクールダウンしながら、2人の関係を見つめ直すと、感謝の気持ちを忘れていたことに気づくかもしれません。もちろん2人の関係は完全消滅するのではなく、月に1度食事をするなどの条件で、です。

 押してもダメなら、引いてみる。「なぜ一人になりたいの?」などと同居を無理強いせず、「1年だけ試してみようか」とすっと引いてみるのです。その前提は、生活費の確保。この一点に尽きます。

男性の離婚宣言は本気のことが多い

 男女がケンカすると、離婚を切り出すのは女性が多く、ケンカの度に「離婚、離婚」という女性もいますが、本気度は低いのです。しかし、男性の離婚宣言は、本気です。別れを切り出されたら、修復はほぼ不可能と考えた方がいいでしょう。たとえ離婚を回避できても、夫婦関係は風前の灯火。男性は、「いきなり妻を捨てるのもかわいそうだから、しばらくは一緒にいてあげるか」くらいのスタンスなのです。

 離婚の理由を尋ねたSHELLYさんは「このまま結婚を続けても、これから浮気をしない自信がない」と告げられたといいます。「浮気されて別れたら、めちゃめちゃ嫌いになっていた」と笑って答えたのが印象的で、今は平和に子育てができるようになり、別れた夫とは毎日のように連絡を取り合っているといいます。

 あっぱれSHELLYさん。よくぞ決断されました。嫌われつくした男性にすがり続けるより、さっと身を引いてつらくても笑顔。そんなふうに前向きに生活をしていれば、いつの日か別れた夫が「あいつと別れたのは後悔かも」と言うかもしれません。“ポジティブ復讐”が実現する可能性はゼロではないのです。帰宅拒否夫との離婚を避けるなら、早いうちに対応を。女性の皆さん、ご用心ください。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


女性のネイルアートを褒める男性に要注意! そのワケとは?
 女性からネイルを褒められることはあっても、男性から褒められた経験がある方は少ないのではないでしょうか。でも、もしも、「...
孔井嘉乃 2019-04-30 06:05 ラブ
パートナーにすべきは「優しい男」か「話し合える男」か?
 優しい人――。これ、パートナーに求める極めて大事な条件ですよね? 優しい人がいい、という点では誰も異論はないと思います...
しめサバ子 2019-10-24 20:54 ラブ
一本ずつ断ち切られた“人間関係の枝” 美沙さんのケース#3
 職場の人間関係を断ち、自分だけに服従するように仕向けたモラハラ男・健斗。眠る時間を削られて、美沙さんは仕事に対するやる...
神田つばき 2020-01-11 07:07 ラブ
夜は拒否、スマホ三昧…猫をかぶっていた“豹変型”悪妻の怪
 結婚するまでは猫をかぶっていて、入籍を済ませた途端に本性をあらわす鬼嫁もいるようです。そんなえげつない鬼嫁の実態を、魑...
並木まき 2019-04-27 06:00 ラブ
2019年、令和はどこで出会えばいい?最新出会いスポット3選
 平成のうちに結婚しちゃおう!なんてことで「平成ジャンプ」なんて言葉がにわかに流行していますが……。年号に合わせてさくっ...
ミクニシオリ 2019-04-27 06:00 ラブ
財源は彼女? 実はヒモ…“自称IT起業家”の知られざる生態
 華やかなイメージと、西麻布、六本木、恵比寿、銀座といった繁華街でシャンパンを嗜み、遂には有名女優との交際というニュース...
しめサバ子 2019-05-09 13:54 ラブ
離婚成立で「おめでとう!」と祝福を受けた悪妻との別離3選
 離婚を経験した男性たちから話を聞くと、それはそれは壮絶なエピソードも珍しくない実態に驚き。  魑魅魍魎(ちみもうりょ...
並木まき 2019-04-25 06:00 ラブ
4年以上の長い春…別れる前に知っておきたい理由別対処法
 4年以上の長い春に別れを告げたいものの、「後悔するかもしれない」と、結局ずるずると関係を続けてしまっている方は多いでし...
孔井嘉乃 2019-04-24 10:33 ラブ
恋愛マスターは何を語る? くじら式恋活パーティーに潜入!
 4月某日、コクハクで「#ザン恋」を連載中の田中絵音さんから連絡があり、「うちの日本合コン協会主催でちょっと面白いイベン...
恋愛テクニックを磨く前に…自分プレゼンテーションの極意
 巷にはさまざまな恋愛テクニックがあふれています。「ギャップを演出しよう」「ボディタッチしてみよう」。はいはい、そんな小...
しめサバ子 2019-04-23 06:00 ラブ
大人マザコンとは? 母親思いの男性が結婚相手に最適な理由
 よく母親の話をする彼の様子を見て、「もしかしてマザコン!?」と、眉をひそめる女性は多いよう。でも実は、本当はマザコンで...
孔井嘉乃 2019-04-23 06:00 ラブ
女性必見! 恋愛リアリティー番組「オトシアイ」が刺さる
 最近のAbemaTVは恋愛リアリティードラマの宝庫です。高校生がLINEのやりとりで恋をする「アオハル♡LINE」や年...
内藤みか 2019-04-22 06:00 ラブ
離婚後も嫌がらせを…男が頭を抱える「元鬼嫁の悪あがき」
 鬼嫁と晴れて離婚に至ったとしても、別れたあとに、想定外の「悪あがき」に遭うこともあるようです。  魑魅魍魎(ちみもう...
並木まき 2019-04-22 06:00 ラブ
二人きりの世界に閉じこめる悪魔のテク 美沙さんのケース#2
 飲み会で帰宅が遅くなっただけで、口をきいてくれなくなった年下の彼氏。目さえ合わせてもらえない日が続いた、7日目の朝でし...
神田つばき 2020-01-11 07:08 ラブ
冷めない恋愛をする女性の3つの共通点…終わらない恋の秘訣
「腐れ縁!」なんて苦笑しながらも、不思議なくらい冷めない恋愛をしている女性っていますよね。恋愛には賞味期限があると言われ...
孔井嘉乃 2019-04-21 06:00 ラブ
料理が苦手でも大丈夫! 彼氏のママを超える料理のポイント
 付き合い始めてからいずれ訪れる、「彼氏に料理を振る舞う」というミッション。普段、自炊をしているならまだしも、料理が苦手...
孔井嘉乃 2019-04-20 06:00 ラブ