「マラケシュのポテサラ」4種のスパイスが食欲を刺激する!

コクハク編集部
更新日:2020-04-10 06:00
投稿日:2020-04-10 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」の中島正敬さんに、家庭でも簡単に作れる「マラケシュのポテサラ」のレシピを教えていただきました。

店名を冠した王道定番メニュー

 学生街で出版社が多いこともあって、飲食激戦区といわれる神田神保町。カレー? たしかに名店揃いです。餃子で一杯? 安定したおいしさです。ビアホールで“メダハン”も捨てがたいうえに実力派の酒場も点在しているわけですが、スパイスに特化した店は唯一無二ではないでしょうか。

 まずは、店の名前を冠した王道定番メニュー。家庭でも簡単に作れるようアレンジされたものですが、マヨネーズの力を借りずにこんなにコクが出せるとは。クリームチーズとヨーグルトの組み合わせは風味はさることながら、口当たりもなめらか。4種のスパイスを調合したモロッコパウダーは香りや見た目からも食欲を刺激し、これからの季節にもってこいです。

【材料】

・じゃがいも(メークインがおすすめ) 400グラム(2~3個)
・赤玉ねぎ 50グラム(4分の1個)
・塩 10グラム
・黒コショウ 少々
・無糖ヨーグルト 50グラム
・ナンプラー 10グラム
・クリームチーズ 60グラム
・モロッコパウダー 適量
 (パプリカパウダー15グラム、チリパ ウダー10グラム、ガラムマサラ2グラム、 クミンパウダー1グラムを混ぜ合わせ たもの。作りやすい最少グラム数 で計28グラム分できる)
・刻みパセリ 適量

【レシピ】

1. 皮をむいたじゃがいもを3センチ角に切る。鍋に水、じゃがいもを入れ、弱火で竹串がすっと通るまで40~50分ほど茹でる。
2. 赤玉ねぎはスライスして水に10分ほどさらし、ペーパータオルなどで水分をしっかり拭き取る。
3. 1が茹で上がったらザルに上げてしっかりと水気を切り、ボウルに移して塩、黒コショウを入れてまぜ合わせる。
4. 粗熱の取れた3に2、無糖ヨーグルトを加えてまぜる。クリームチーズとナンプラーを合わせ、冷蔵庫で冷やす。
5. 皿に盛り、モロッコパウダーと刻みパセリを振りかけて出来上がり。

本日のダンツマ達人…中島正敬さん

▽Bal Marrakech(バル マラケシュ)
 似たり寄ったりで飽き飽きとしてきたワイン酒場に活を入れるべく、2012年11月、飲食事業等を展開する「夢屋」によってオープン。今回レシピを教えてくれた中島正敬シェフをはじめ、気さくに出迎えてくれる。

 店名のマラケシュは映画「カサブランカ」からイメージして名づけられた。どこか遠くの異国情緒を感じさせる料理の数々は、匂いで、味で、余韻で、ガツッと残る唯一無二の「スパイス×フレンチ」(自家製パンにもスパイスのこだわりが……)。地中海や黒海周辺の珍しい国々のワインやビールが揃っており、迷ったらソムリエの小島啓太郎店長に相談すべし! 東京都千代田区神田神保町1―35。

(日刊ゲンダイ2019年5月28日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


うちで作る「チーズタッカルビ」濃いめのタレがたまらない!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、意...
「マーラーピータン」モチモチのピータンにピリ辛ダレが合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・四谷三丁目の中華料理店「南方中華料理 南三...
シンプルな「ブロッコリー卵サラダ」 他店シェフも太鼓判!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・お花茶屋にある居酒屋「東邦酒場」の遠藤泰典...
「筋子納豆ピザトースト」太宰が愛したテッパンの組み合わせ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「カレイの昆布和え」「アジのアボカド和え」ひと手間が大事
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
「ぶり山椒」ぶりの脂と山椒のピリッに焼酎のロックがすすむ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、焼...
3分で完成する「地獄豆腐」 箸が止まらぬ辛さにビールは最高
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、あ...
口の中でフワッと溶ける「親子丼リゾット」はワインと一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
「蛤と九条葱のさっと煮」驚くほど軟らかく仕上がるプロの技
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
洋風南蛮漬け 味が染み込んだ「ワカサギのエスカベッシュ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルで「サバ缶のアヒージョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...
フライパンひとつでできる「鶏レバーのレモンクリーム煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
焦がしバターが香る「サバのムニエル ブールノワゼット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のフレンチ「ボワ ヴェール」の川口かず...
新提案!旬の野菜でつくる「万願寺トウガラシの肉詰め焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
ヘルシーおつまみ「アボカドのディップ」糖質を気にする人に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
暑い日に「なすのスタミナそうめん」ナスと大葉の相性が抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の居酒屋「じんから」の堅谷博さんに、...