「エビとパクチーと海苔のさつま揚げ」アツアツを食べる幸せ

コクハク編集部
更新日:2020-05-19 06:00
投稿日:2020-05-19 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥さんに、人気メニューをアレンジした「エビとパクチーと海苔のさつま揚げ」のレシピを教えていただきました。

驚きのフワフワ食感!

 Ciseの人気メニューのひとつが、揚げたてで提供されるこの自家製さつま揚げです。自宅で手軽に作れるように、スーパーで手に入る材料でアレンジしてくれました。市販のすり身、海苔のつくだ煮、ボイルえびを使えば、あとは材料を混ぜ合わせて揚げるだけです。

「もともと、さつま揚げが好きなんです。実は簡単にできますし、アツアツの揚げたては格別のおいしさです。メニューに載せると、ほとんどのお客さまがオーダーしてくれる。みなさん、好きなんですね(笑い)」

 驚くべきは、フワッフワのその食感。これが、プリプリとしたえびの歯応えを引き立たせ、噛むごとにパクチー、ナンプラー、海苔の風味が口に広がる秘密でしょう。これを知って、またひとつ家飲みの楽しみが増えました。

【材料】

・白身魚のすり身  150グラム
・海苔のつくだ煮 30グラム
・むきえび(ボイル) 60グラム
・パクチー 2分の1束
・ナンプラー 小さじ1
・卵 1個
・片栗粉 10グラム

【レシピ】

 ボイルのむきえびとパクチーを粗みじんに切ったら、すべての材料をよく混ぜ合わせ、好みの形に調えて170度のサラダ油で表面がきつね色になるまで揚げる。仕上げにフェンネル(分量外)をのせて完成。

本日のダンツマ達人…宮武郁弥さん

▽みやたけ・ふみや
 1986年、北海道別海町生まれ。調理師学校を卒業後、神戸のイタリア料理店を経て、創作野菜料理で知られる東京・新富町の人気店「Coulis」で9年半、腕を磨いた。

▽チセ
 オーナーシェフの宮武さんが「飲めるパン屋さん」をコンセプトに2019年4月にオープン。夜のメニューには「煮アナゴのフレンチトースト」などアイデアあふれる料理が並ぶ。北海道産の小麦を使った自慢の低温長時間発酵の自家製パンは常時4~5種類が用意され、店頭販売もしている。ソムリエの資格を持つ宮武さんがセレクトした国内外の自然派ワインも充実し、夜は3800円~のおまかせコースも人気だ。絶品パン3種がつくランチも大好評。台東区池之端3―4―19。

(日刊ゲンダイ2019年6月8日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


5分炊くだけでほっこり「水ナスのぬか漬けと桜エビの煮物」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
「かすべのレモンソース」ひと手間で軟骨がぐっと柔らかく
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・小樽のロードレストラン「シルフィード」の...
朝仕込んでおけば夜は焼くだけ「鶏モモ肉のソテー香草風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
コンビニのサラダチキンでお手軽ヘルシー「蒸し鶏のマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の創作居酒屋「じんから」の堅谷博さん...
お手軽な「ムサカ」 クミンシードでエキゾチックな味わいに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
“かえし醤油”の風味がお酒にピッタリ「そば屋のお新香」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地のそば屋「そば処 築地長生庵」の松本憲...
おもてなし料理にもなる「コンビーフのリエット仕立て」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
冷凍でもOK! 網で焼くだけで美味しく簡単な「焼き甘エビ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福井市の寿司屋「昌冨ずし」の楠さんにエビが主役の...
「焼きなすとアボカドのタルタル」夏バテ防止にも効果アリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
お酢を使わないから野菜が甘い「トマトとタマネギのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
いつもの冷ややっこが焼き肉のタレで大変身「辛いやっこ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
生青唐辛子の風味でお酒が進む 中国・湖南料理「咸鮮辣」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・三軒茶屋の「香辣里 (シャンラーリー)」の...
余り野菜がごちそうに「季節の野菜とベーコンのキッシュ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、野菜...
まるでフォアグラのようなコクとうまみの「半生鶏レバー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
「アスパラの肉巻き」今が旬の食材でおいしく疲労回復を
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
薄切りだから駄菓子感覚でサクサク食べられる「レバカツ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...