和食っぽくもあり、洋食っぽくもある
ししとうとクリームチーズとは、あまり見かけない組み合わせですが、抜群に日本酒と白ワインに合うとのこと。
「ししとうに火を通して熱々の状態で、クリームチーズと合わせると、チーズが溶けて、ししとうがウマ味で覆われるんですよ」
そこに塩昆布、仕上げにカツオ節を加えると……まるでウマ味の三重奏。和食定番のウマ味成分に、チーズがアクセントなのでしょうか。和食っぽくもあり、洋風っぽくもあります。だから、日本酒とも白ワインとも相性がいいんですね。
「香りづけにゴマ油を少々と醤油を2、3滴垂らすのが、よりおいしく食べるコツっす」
手軽で絶品の一皿を再現すべく、スーパーに向かうと、残念!ししとうは売り切れでした。そこで、万願寺唐辛子で同じようにやってみると、同じような仕上がりになりました。ししとうはそのまま炒めますが、万願寺唐辛子は大きいので、小さく切ってから炒める方が食べやすいですよ。持ちよりのパーティーでこれを振る舞えば、株が上がること請け合いです。
【材料】
・ししとう 10本
・塩昆布 大さじ1杯
・クリームチーズ 20グラム
・サラダ油 適量
・ゴマ油 少々
・醤油 数滴
・カツオ節 適量
【レシピ】
1. ししとうは、つまようじなどで穴を開けてから、サラダ油で炒める。
2. ししとうに火が通ったら、熱々のうちにボウルに移し、塩昆布とクリームチーズを加え、和える。
3. 2を皿に盛りつけたらゴマ油を少々垂らして、醤油を数滴。
4. 3にカツオ節をのせたら出来上がり。
本日のダンツマ達人…丸山大輔さん
▽丸山大輔(まるやま・だいすけ)
熊本県出身。上京して14年、人気居酒屋で腕を磨く。笑顔を絶やさない接客で、常連客には「ヤマさん」の愛称で親しまれる。
▽IZAKAYA P/man
店内の熟成庫で宮崎牛や国産豚を熟成。そんな熟成肉をグリルした盛り合わせが名物。自家製ソーセージは、店名の通りピーマンに包んで、ピーマンの肉詰め風に食べる。渋谷ストリーム近くの人気店。渋谷区渋谷3―22―11 1階&2階。
(日刊ゲンダイ2019年9月25日付記事を再編集)
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