スパイスとパクチーを効かせた「サバ缶とチーズの卵焼き」

コクハク編集部
更新日:2020-07-31 06:00
投稿日:2020-07-31 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・経堂のインド料理店「ガラムマサラ」のハサン・メハディさんに、いろんなお酒に合いそうな「サバ缶とチーズの卵焼き」のレシピを教えていただきました。

サバとチーズでうま味倍増!

 卵焼きはインドで「ディムバジ」と呼びます。この「サバ缶とチーズの卵焼き」は今後登場するかも、というメニューです。

 日本と同じく、インドでも朝食に卵焼きを食べることが多いんだとか。

「チャパティ(小麦粉に塩と水を加えて練って発酵させずに鉄板で焼いたパン)で巻くなどしてサンドイッチのようにして食べます。ナンは、釜がある家じゃないと作れないので、一般的には外で食べるものです」

 卵焼きには、玉ネギ、スパイス、青唐辛子などの具材が入り、味がついているのが普通です。今回はお酒に合うようにと、サバ缶とチーズも加えました。

 ハサンさんが最近ハマっている卵料理は、サバ缶、チリパウダー、パクチーペースト、卵を混ぜ、土鍋に入れて弱火でゆっくり焼き上げたもの。フワフワして美味ですが、そこは探究心が強いハサンさん。

「お客さんにすすめるには、もうちょっと試行錯誤が必要ですね」とのことでした。

【材料】

・サバの水煮缶 2分の1
・卵 1個
・とろけるチーズ 適量
・ショウガみじん切り 適量
・パクチー 適量
A(クミンパウダー小さじ1、コリアンダーパウダー小さじ1、黒コショウ小さじ2分の1、塩少々)

【レシピ】

(1)卵、サバ、Aをボウルで混ぜる。
(2)フライパンに油を引き1を入れる。固まってきたら、チーズ、ショウガ、刻みパクチーを加え、オムレツのように巻く。好みでパクチーやレタスをトッピング。

本日のダンツマ達人…ハサン・メハディさん

▽はさん・めはでぃ
 インド・ムンバイ出身。日本留学を経てインドへ戻り、再来日。会社員をしていたが、カレーが食べたくても本格インド料理店が少なく、自分で店を開いた。母親直伝の家庭の味に、ハサンさんが世界中を旅して食べ、おいしいと思った料理のエッセンスをプラス。「インド料理店というよりスパイス料理店」とハサンさん。今は中華料理にハマっており、しばしば上海へ。新たなメニュー考案へ生かす予定。

▽「ガラムマサラ」
 小田急線・経堂駅から徒歩2分。バター、生クリーム不使用。ハサンさんの趣向を凝らした料理を楽しむなら「おまかせ」でお願いするのもいい。おすすめは「タンドリー・砂肝」「梅チキンカレー」「納豆カレー」「ドライマトン」。17時半~22時半。木曜定休。
東京都世田谷区経堂1―22―18 2階 ℡03・3427・1985

(日刊ゲンダイ2017年10月7日付記事を再編集)

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