「ぶり山椒」ぶりの脂と山椒のピリッに焼酎のロックがすすむ

コクハク編集部
更新日:2020-08-28 06:00
投稿日:2020-08-28 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の居酒屋「のぶ太郎」の金漢奎さんに、焼酎にぴったりの「ぶり山椒」のレシピを教えていただきました。

 ぶりの照り焼きは、甘くてちょっと苦手という酒好きも、この「ぶり山椒(さんしょう)」には「うまい!」と舌鼓を打つはず。

「ぶりの照り焼きはどこにでもあるので、オリジナルなものを作りたい」と試行錯誤した結果、ぶり山椒になったそう。ポイントは、山椒をかけるのではなく、山椒を入れたタレに漬け込んでいることだという。店では一晩漬け込むとのこと。

 作り方はシンプル。誰にでも簡単に作れます。

「まず、みりんと酒を合わせて煮切ります。完全に冷ました後、そこに醤油と粉山椒を加えてください。そのタレに、ぶりの切り身を漬け込むだけです。家庭では20分程度でいいと思います。漬け込むことで味が染みます」

 ふっくらと焼いたぶりを口に入れると、予想以上に強い山椒の風味。でも、醤油、酒、みりんと一緒に漬け込んでいるから、からいだけじゃなく、甘さもあり、あとをひきます。

「ぶりは脂があって味がしっかりしているから、山椒にも負けないのだと思います」

 焼酎のロックにピッタリの一品です。

山椒に負けないぶりの風味

【材料】

・ぶりの切り身
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・酒
 大さじ1と3分の1
・粉山椒 少々

【レシピ】

(1)みりんと酒を合わせて煮切る。
(2)完全に冷ました1に、醤油と粉山椒を加える。
(3)ぶりの切り身を2に入れて20分間漬ける。
(4)漬け込んだぶりを焼く。

本日のダンツマ達人…金漢奎さん

▽キム・ハンギュン
 1985年、韓国・光州生まれ。ソウルの洋食店でコックとして働いた後、東京の調理師学校で2年間、和食を学ぶ。

▽のぶ太郎
 新宿御苑前駅から徒歩5分。住宅街にある居酒屋。売りは、新鮮な刺し身。どのツマミも安くておいしくて、コスパがいいと、夕方から常連客が足を運ぶ店だ。東京都新宿区新宿5―1―19 103。

(日刊ゲンダイ2018年9月14日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「彩り野菜のさっぱり煮」旬の恵みをもりもり食べたいときに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉県・市川の和食の名店「魚料理もつ鍋 山咲き」...
「和風ローストビーフ」しっとり感の秘密は湯煎での低温調理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉県・市川の和食の名店「魚料理もつ鍋 山咲き」...
「長芋とアボカドとねぎとろの三色ユッケ」洋風のばくだん♡
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉県・市川の和食の名店「魚料理もつ鍋 山咲き」...
ホットプレート料理「時短トマトパスタ」 2022.3.19(土)
 最近はホットプレートひとつで、調理することが流行っていますよね。お昼にパスタをよく作るので、今回は、ホットプレートでも...
「エビの豚巻焼き」山と海がワイルドに抱き合うぜぇ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉県・市川の和食の名店「魚料理もつ鍋 山咲き」...
最後の死闘「ペヤング獄激辛やきそばFinal」2022.3.17(木)
 3月7日にあの「ペヤング獄激辛シリーズ」の新作が発売されました。その名も「ペヤング獄激辛やきそばFinal」。なんとそ...
「タコとセロリのさっぱりグリーンソース」市販品で簡単に♡
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「Petalo」の酒匂駿佑...
「レバーペースト」アンチョビーを加えた濃厚なうま味♡
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「Petalo」の酒匂駿佑...
もっちもちの長芋ステーキ 2022.3.12(土)
「山芋は体にいい」と聞きますが、とろろにするぐらいしか能がなく困っていました。ところがどっこい、そのまま火を通すだけで、...
「自家製かすてぃら シェリーの香り」つまみにカステラ!!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のシェリー専門のスタンディングバー「バ...
「アホのスープ」これぞ大人の味! 究極の飲むおつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のシェリー専門のスタンディングバー「バ...
「オイルサーディンのパプリカ香るシェリー蒸し」お酒が進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のシェリー専門のスタンディングバー「バ...
「カマンベールのフォンデュ 厚切りベーコンとキタアカリ」鍋ナシで手軽!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のガレット&国産クラフトシードルの専門...
「お手軽ポテサラザン」2つの食感で最後まで食べ飽きない♡
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のガレット&国産クラフトシードルの専門...
浅草「壽々喜園」“世界一濃い抹茶”を堪能 2022.2.26(土)
 抹茶スイーツの人気はとどまらず、今ではどこへ行っても食べられる定番商品ですよね。そんな飽和状態を勝ち抜き、インスタやT...
「ガイヤーン」タイ料理の鶏もも肉BBQはロゼワインに合う♡
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・恵比寿の「ガパオ食堂」のピーボーさんに、鶏...