ソースに漬け込んで電子レンジで10分のお手軽「スペアリブ」

コクハク編集部
更新日:2020-09-26 06:00
投稿日:2020-09-26 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊さんに、電子レンジで作る「スペアリブ」のレシピを教えていただきました。

出かける前に下ごしらえ

 写真で見ると高級感が漂う一皿ですが、実は火を使わずに作れる簡単なおつまみです。

 東料理長は「豚や子羊のバラ肉をまかない用に使うこともあります。レンジを使い、時間を守れば、手軽で硬くならない。ハムのような食感になります」と言います。

 ソースに漬け込む前に粒こしょうで揉むことで、臭みも消えて、ケチャップベースの濃厚なソースにこしょうのスパイシーさも加わり、お酒もすすみます。やわらかく仕上がっているので、かぶりつけるのもうれしいところ。

 ポイントは、会社に行く前にスペアリブを漬け込むこと。帰るころにはちょうどよい具合に味が染み込んでいます。電子レンジ用のシリコーンスチーマーに入れて焼けば後片付けもラクです。

【材料】

・スペアリブ 2~3本
・ケチャップ 100グラム
・ウスターソース 15グラム
・にんにくスライス 2個分
・酒 40㏄
・醤油 60㏄
・砂糖 36グラム
・鷹の爪 1本
・粒こしょう 適量

【レシピ】

(1)ボウルにケチャップ、ウスターソース、にんにくスライス、酒、醤油、砂糖、鷹の爪を入れてかき混ぜる。
(2)スペアリブを粒こしょうで揉む。
(3)1のソースに2を半日間漬け込む。
(4)電子レンジ(500ワット)で10分焼いて、一度取り出してさらにソースを絡めて3~5分焼く。

本日のダンツマ達人…東正俊さん

▽東正俊(ひがし・まさとし)
 1962年、三重県出身。霞が関レストラン「キャッスル」ほか、都内数店でフランス料理の修業を重ねた。1998年に「銀座エスコフィエ」の系列レストラン「カーヴ・エスコフィエ」の料理長に。2015年から同店の料理長を務める。

▽銀座エスコフィエ
 創業1950年、フランス料理の皇帝と称されたオーギュスト・エスコフィエの調理法を忠実に守りつつ、愛されてきた老舗。野菜ソムリエ第1号で、銀座エスコフィエ代表のKAORU氏が全国から厳選した旬の食材を調達し、同店では伝統的な技法を大切にしつつ、アンチエイジングなど新ジャンルも取り入れている。また、料理に欠かせないのがフランスの文化であるワインで、仕入れルートと温度管理にこだわり最高の状態で提供する。東京都中央区銀座5―4―15。

(日刊ゲンダイ2019年10月1日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「鶏レバーのコンフィと杏ジャム」甘酸っぱいジャムが合う
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のフレンチレストラン「トキヤ」の飯...
「レタスの熱油かけ」いつものレタスが贅沢なおつまみに変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・白銀高輪の中華料理店「蓮香」の小山内耕也さ...
本場では冬の食べ物でも…日本では夏に最適な「和風冷麺」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、...
「アサリと夏野菜のコリアンダー蒸し」シンプルだけど美味!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
「カツオチーズ」オリーブオイルは魚の生臭さを消す秘訣!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
無限に食べられる! 暑さで疲れた胃にも優しい「茗荷胡瓜」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、サ...
「トウモロコシのフリット」サクサクの衣の秘密はビール?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「焼きナスのナムル」素材の味を生かして薬念の思想を味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・谷中の焼肉店「焼肉 炭聖」の許聖周さんに、...
ワインに合う「キュウリの一本漬け味噌クリームマヨネーズ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町...
「土佐巻」生ニンニクとゆずの風味がクセになる高知の漁師飯
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃ...
在宅ワークごはんを応援#2 鮪とアボカドのアヒポキプレート
 前回の記事では在宅ワークごはんシリーズの「丼もの編」ということで、プルコギ丼をご紹介しました。作ったよ~というお声もた...
ぐっち夫婦 2020-06-22 14:25 フード
豚バラ肉がジューシーで軟らかい!「豚焼きしゃぶ」のコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、ボ...
「とり胸肉の低温調理サラダ」ダイエット中でもこれならOK!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフランス料理店「サロン・ド・テ アン...
「さくらんぼのブルスケッタ」甘味と塩加減がいいあんばい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「鯛そうめん」家庭の残りものが立派なおつまみに大変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「豚肩ロースロティ~白インゲン豆トマト煮」お酢でさっぱり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・荻窪のフレンチ「Petit」の千葉良太さん...