遊び尽くした肉食系が出逢った瞬間に結婚を決意した"ひと言"

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2020-10-06 06:00
投稿日:2020-10-06 06:00
「結婚できるとは思っていなかった」「結婚願望がなかった」。そんな40歳オーバーの男女が結婚に至った経緯とは――。インタビュアー・内埜(うちの)さくらがご本人に迫り、赤裸々に語っていただく連載です。1回目2回目3回目4回目に続き、今回もお話を伺った大阪府出身の長瀬康太さん(仮名/47歳)は3年前、44歳のときに、東京都出身で同い年の京子さん(仮名/47歳)と結婚。康太さんは初婚で、京子さんはバツイチ(子どもはいない)の再婚です。

case1-5.長瀬康太さん(仮名/47歳)

「もっといろんな男性と出逢ってみたい」

 前回のお話では、結婚前に5回も京子さんにフラれかけたという康太さん。理由は?

「すべてを話すと長くなるので割愛しますが、僕は飲食業で仕事が終わる時間が遅いので、過去の恋人にも自宅の鍵を渡して、デートをするときは自宅で待ってもらうようにしていたんです。

 ところがある日突然、京ちゃんから『やっぱりおつき合いできない。鍵を返す』と、LINEが来ました。彼女は仕事大好きな人でそれなりに稼いでいたので、僕のように積極的に子どもは作らず、共働きが理想の同年代や年上男性からはモテるはず。

 しかも、離婚して婚活市場に出たばかりだったうえ、僕の見た目は彼女の好みではない。『もっといい人がいるかも。もっといろんな男性と出逢ってみたい』と思った、彼女なりの決断でしょう。

 僕は、『半分だけつき合っていることにしておいて。だから、まだ鍵は持っていて』と引き止めました。彼女は、『半分だけってなに!(笑)』と食いついてくれて、関係を修復できました。

 結婚前提の同棲中も、フラれかかったんです。焼酎の蔵元が集まるイベントで僕が歩くのもおぼつかないほど泥酔したとき、『家の中ではどれだけ酔っ払ってもいい。でも、玄関から一歩外を出たら社会人。あなたは蔵元とも関係がある。外ではちゃんとしてくれないと、一緒に人生を歩めません!』と、怒られました。

 会社勤めではなく、自営業でひとり、社会を生き抜いている彼女の言葉ですから、平謝りするしかありませんでした」

 なかなか京子さん、手厳しい。何回フラれても康太さんが引き止めた理由もすっごく気になるのですが。

男のプライドを捨ててしがみついた

「単なる直感ですし、今の結婚生活を振り返ってみて実感はしているのですが、僕は彼女じゃないと幸せになれない。彼女は僕じゃないと幸せになれないとわかっていたからです。だから、男のプライドを捨ててでもしがみつきました。

 彼女の過去の恋愛とバツイチになった理由を聞きましたが、男運が悪かっただけ。彼女は、『なぜ、ここまでつらい修行を経ないとあなたと出逢えなかったのかしら』と、よく言います。

 僕は、『もしも来世があるなら、もっと早く出逢ってお互い幸せになろう』と、答えています。人生を一緒に歩めるパートナーには、いつ出逢えるかわからないものだなと、結婚して思いました」

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


復縁目的?元彼から連絡が来る6つの理由!上手な対処法は?
 別れた元彼から連絡が来ると、びっくりしてしまいますよね。別れ方にもよりますが、やっとの思いで気持ちを断ち切ったのに、不...
リタ・トーコ 2020-01-19 06:00 ラブ
夫も「恥ずかしい…」 鬼嫁が家族以外に繰り出す“鬼対応3選”
 鬼嫁と呼ばれる妻のなかには、家族以外に対して、容赦なく鬼対応する女性もいるようです。 クレーマーや勘違い女になってい...
並木まき 2020-01-18 06:00 ラブ
私ってドSなの? ドS女性の10の特徴&相性が良い男性タイプ
「女性は男性を立てて一歩後ろをついていく」――。そんな考えに全く賛同できない!と思うあなた、もしかしたらドS気質を持って...
リタ・トーコ 2020-01-17 06:00 ラブ
鬼っぷりが加速…風邪っぴき鬼嫁が夫に繰り出した暴挙3選
 風邪をひくと、家族に対しワガママを言い出す人は珍しい存在ではないものの…。相手が鬼嫁ともなると、そのワガママの度合いが...
並木まき 2020-01-16 06:00 ラブ
マッチングアプリでプロフィール画像を偽る男性を見破る方法
 マッチングアプリが流行しています。アメリカではオンラインで知り合い結婚にいたるカップルは、全婚姻数の3分の1を超えたと...
内藤みか 2020-05-20 11:30 ラブ
釣った魚に餌をやらない男性の心理と特徴…賢い対処法は?
「付き合ったばかりの頃は大切にしてくれたのに、気づけば適当に扱われてる……」そんな“釣った魚に餌をやらない”男性によって...
リタ・トーコ 2020-01-15 06:00 ラブ
思わずキュン!言われてクラっとくる既婚男の危ないセリフ
「イイナと思った男性が既婚だった……」というのはよくある話。  結婚の実績があるだけあって魅力的だったり、独身男性には...
田中絵音 2020-01-14 06:24 ラブ
年上女性の買い物についていきたい年下男性の本音とは?
 買い物に行こうとした時、年下の男性に「一緒に行っていいですか」と言われたことがある年上女性は少なくないと思います。年上...
内藤みか 2020-01-13 06:00 ラブ
本音?建前?忙しい彼氏の「ど本命」かどうかを見極める方法
 付き合って2カ月の彼氏がいます。出会いはマッチングアプリで、初対面から好印象。デート中に次のデートが決まるなどトントン...
神崎メリ 2020-01-12 06:00 ラブ
彼氏が風邪を引いた時にしてあげたいベスト対応は?注意点も
 彼氏が風邪を引いてしまったら、心配になってしまいますよね。特に一人暮らしの彼氏の場合、病状はどうなのか、お見舞いに行く...
孔井嘉乃 2020-01-12 06:00 ラブ
百年の恋も終了…知らないうちにやりがちな「NG食事マナー」
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。大人になると、相手に嫌なことがあっても波風立てずにフェードアウトして2人の関...
山崎世美子 2020-01-11 06:00 ラブ
夫には地獄でしかない 鬼嫁と過ごした悲惨すぎる正月休暇3選
 お正月休みには家族の絆を深める人も多いなか、鬼嫁のせいで、面白くもおかしくもない年末年始休暇を過ごした夫もいるようです...
並木まき 2020-02-21 17:34 ラブ
ドS男性が好き♡特徴や恋愛傾向を知ってドS心をくすぐろう
 基本的に強引でワガママ、でも、そんなドS男性に惹かれる女性は多いよう。「ドM女性がモテるのはなぜ? 10項目で分かるド...
リタ・トーコ 2020-02-21 17:31 ラブ
騙されないで! 不倫中の既婚男性がよく言う“地雷セリフ”3選
 なぜ「他人のもの」はかくも魅力的に見えるものなのでしょう。友人の旦那様、職場の既婚男性……。他人のものだとわかった途端...
ミクニシオリ 2020-01-10 06:00 ラブ
なぜ年上女性に? 20代男子が人妻に落ちるキッカケはこの3つ
 20代男子と人妻……。これはなぜか相性がとてもいいらしいのです。この年代の男性は、特に学生の間は割と時間が自由になるし...
内藤みか 2020-01-09 06:00 ラブ
義母の前で鬼嫁全開! 夫には気苦労しかなかった年末年始3選
 鬼嫁のなかには、義母の前でも平然と牙を剥くツワモノもいるようです。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする...
並木まき 2020-01-09 06:00 ラブ