ナイトブラと育乳ブラの違いは?昼と夜の使い分けがベスト♡

コクハク編集部
更新日:2020-12-07 06:00
投稿日:2020-12-07 06:00
 おしゃれなインスタグラマー御用達として、最近頻繁に見かけるようになった「ナイトブラ」や「育乳ブラ」。でも、この2つのアイテムの違いって、非常に紛らわしいですよね。この記事では、ナイトブラと育乳ブラの本来の役割について振り返りながら、両者の違いを掘り下げてみたいと思います!

ナイトブラと育乳ブラの違いは?特徴をチェック

「ナイトブラ」も「育乳ブラ」も、下着メーカーの商品名に使われる言葉なので、実は厳密な定義はありません。全体的な商品の傾向として、ナイトブラは“就寝時の使用に特化したラフな着け心地”のアイテムが多く、育乳ブラは“日中のアクティブな動きに適している補正力が強い”アイテムが多い印象です。

ナイトブラはバストの形を保持するアイテム

 ナイトブラは夜眠る時にバストの形を保持し、形が崩れるのを防ぐ効果のある下着です。なぜ、就寝時にナイトブラを着けたほうが良いかというと、バストの乳腺組織と脂肪を支えている「クーパー靭帯」を守る必要があるから。

 実は、クーパー靭帯は、寝返りなど重力の影響でバストが動くことで、伸びたり切れたりしてしまいます。これがいわゆる、「垂れ乳」などの原因に……。さらに厄介なことに、一度傷んだクーパー靭帯は二度と再生しないため、形崩れを防ぐには就寝時や日常生活の中でバストに負荷をかけないことが大切なんです。

 ナイトブラは寝転がった体勢時、横方向に脂肪が流れないようにホールドし、クーパー靭帯が伸びるのを防ぐ働きを持っています。ただ、縦揺れの振動には対応していない商品もあるので、日中用としてはあまり向かないでしょう。

 ちなみに、似たデザインのブラとして「スポーツブラ」もありますが、こちらは筋トレなどスポーツ時の振動に特化したアイテムになります。

育乳ブラは昼間に動き回る時の補正下着

 育乳ブラとは、いわゆる「補正下着」。ワイヤーやフロントベルトにより、バストが一番綺麗に見えるラインで固定してくれるアイテムです。分類的には「盛りブラ」と同じカテゴリーの商品ですね。

 また、育乳ブラは垂直方向の振動をホールドしてくれる効果もあります。たとえば階段を登る時や、駅まで走る時のような、縦の振動でクーパー靭帯が伸びてしまわないように、バストの位置をキープしてくれます。

 しかし、実際は「ナイトブラ」と「育乳ブラ」の2つにハッキリ分類される訳ではなく、両者の中間的な役割を担う商品もあります。夜に使えるタイプの育乳ブラもその1つ。昼間の補正力はそのままに、仰向きや横向きに寝た時の姿勢に対応しています。

豊胸効果はない? ナイトブラの正しい効果と選び方

「ナイトブラや育乳ブラを着けると元のバストが大きくなり豊胸できる」と勘違いしている人は多いです。しかし、人間の脂肪は下着の補正によって移動することは無いため、基本的に豊胸効果はないようです。つまり、下着を外すと、自然に本来のバストの形に戻ってしまうということ。

 ナイトブラは“就寝時にバストの型崩れを防ぐ効果、育乳ブラは“補正によりバストを大きく見せる効果”のある商品なので、正しく理解した上で用いるようにしましょう。

 さて、まずはここまでをまとめましょう。ブラを選ぶ時は以下のポイントを押さえてください。

・寝る時にバストの形崩れを防ぎたい場合:仰向きに対応したナイトブラ
・昼間にバストアップして見せたい場合:補正力のある育乳ブラ
・夜のお泊まりデートの場合:おしゃれな育乳補正タイプのナイトブラ
・筋トレの時に使いたい場合:スポーツタイプのブラ
・バスト本来の大きさをUP(豊胸)したい場合:下着に頼るのではなく美容外科に相談

 自分の生活に応じて、一番適した形でアイテムを使っていきましょう♡

デート前にナイトブラを仕込んで美乳彼女に♡

 この記事では、ナイトブラと育乳ブラの違いをじっくり掘り下げてみました。バストは女性にとってかけがえの無いボディパーツなので、用途に合った商品を選ぶことが大切です。

 彼とのデートの前に育乳タイプのナイトブラを仕込んでおけば、魅力が倍増されてロマンチックな時間を過ごせるかも♡ ぜひ、あなたも今日からバストをケアしてみませんか?

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


冬に毎日シャンプーするのはNG? 寒い季節の正しいヘアケア
 汗をかきやすい夏は、毎日シャンプーをしている人がほとんどでしょう。でも、「汗をかかず、乾燥しやすい冬にも毎日シャンプー...
尻のおできは踊り子の職業病?穴開きクッションの世話になる
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
40代の疲れ顔を解消!ケバくならない「お呼ばれメイク」ポイント7つ
 結婚式やお祝いなどお呼ばれの席では、服装や雰囲気に負けない華やかな「お呼ばれメイク」をしていきたいですよね。でも「お呼...
更年期予防&若さを保つにはホルモンの一種「ビタミンD」【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
実はカロリーお化け!意外に高カロリーな食材&食べすぎ時の対処法
 ダイエットの大敵といえば、「おいしい食べ物」ですよね。でも、完全に我慢するのは逆にストレス……。多くの人はできるだけ低...
シリコン製グッズを制する者がしっとり肌に!手持ちの化粧品も使える
 しっとりとした肌を育むために、どんなことをしていますか? 乾燥が気になる秋冬シーズンには、普段より高保湿のコスメに変え...
毛穴詰まりが怖くて躊躇…ナイトパウダーってどうなのよ?
 みなさんは、ナイトパウダーを使っていますか? ネットでも話題になっているので、気になっている人も多いはず。でも中には「...
イジらなくても魅力増す「40代のチャームポイント」見つけ方
 年齢を重ねると、見た目の差がだんだん大きくなってきますよね。実は、40代を超えてからも綺麗で可愛らしい女性の多くは、「...
オートファジーダイエットって?16時間の“軽い断食”を成功させるには
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代のインナーカラー ど派手“痛おばさん”を回避する注意点4つ
 髪の毛の内側だけにカラーを入れる「インナーカラー」は、若者から50代くらいの女性まで、広い世代に流行していますよね! ...
バズコス「おいせさんコスメ」スプレー2種、お浄め効果を試したら…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
女性のメイクが嫌いな彼氏対策!方法3つで我慢せずに化ける
 男性の中には、女性のメイクが嫌いな人も多いですよね! 中には、付き合った彼氏に「メイクをしないで」と言われ、悩んでいる...
生理休暇は女性の権利!「ずるい」と思われない賢い伝え方
 生理で著しく就業が困難な女性に認められる「生理休暇」ですが、実際に活用している人は少ないようです。というのも、まだまだ...
「限定コフレ」にご用心!悲しすぎる失敗から学ぶ賢い買い方
 クリスマスやバレンタインなど、イベントごとが近づくと発売されるコフレ。イベントで高揚した気分も相まって、「さまざまなア...
ハンドクリームはシーン別に揃えよう 冬乗り切る3アイテム
 乾燥する冬は手肌のかさつきが気になります。手洗いや水仕事後の、小まめなハンドケアが必要ですよね。ハンドクリームをシーン...
どこでしくじった? 30代からどんどん綺麗になる人の秘密4つ
 20代の女性はどんな女性でも若さに溢れて美しいですが、30代を過ぎた頃から見た目に大きな差が開いてきますよね。30代を...