メイク前にオイルを使うのはあり? 気になる乾燥対策4選!

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-11-13 06:00
投稿日:2020-11-13 06:00
 乾燥が気になる時期、保湿のためにオイルを使っている方も多いでしょう。そこで出てくるのが、「朝のスキンケア時にオイルを使用して、その後メイクをしても大丈夫?」という疑問。この記事では、メイク前にオイルを使うことの是非について、お答えしていきます。

メイク前にオイルを使うのって良くないの?

 一口に「オイル」と言っても、市販のクレンジングオイルに使用されるようなミネラルオイル(炭化水素油)から、皮膚を保護するための動植物系のオイル(油脂)まで、さまざまあります。今回は特に、後者の動植物系のオイルについて触れていこうと思います。

オイルの役割は膜を作ること

 まず、お伝えしたいのがオイルの役割についてです。動植物系のオイル(油脂)を塗ることでしっとりした感触になるのは、ご存知の通り。動植物の皮膚から作られるようなオイルは、角層の柔軟効果がある油性成分で肌の表面に皮脂のような膜を作り、肌内の水分の蒸発を防ぐ働きがあります。

 実は、こういったオイルを単体で使用しても、あまり保湿効果は見込めないと言われています。肌が乾燥している時には、水溶性成分の多い化粧品で先に肌内部の水分を補うことの方が重要! よく「化粧水、美容液、乳液の順番で保湿」と言われるのは、このためですね。乳液やオイルは油性成分なので、最後にフタをするイメージで使うと良いでしょう。

メイク前にオイルを塗るとヨレる可能性が!

 オイルにはメリットもたくさんありますが、朝のメイク前に使うのはおすすめできません。理由は、オイルの油性成分が、メイクアップ化粧品の油性成分と反応して溶けてしまうから。

 動植物系のオイルは人間の皮脂にとても似ているものなので、外部から補ったとしても「皮脂崩れ」と同様の現象が起こってしまい、メイクのヨレや崩れにつながってしまいます。

メイク時に乾燥が気になる時はどうすればいい? 4つの対策!

 スキンケアにオイルを導入されている方は、そもそも肌の乾燥が気になるからこそオイルを使用していることが多いでしょう。そこでここからは、メイク時に乾燥が気になる時のスキンケア方法や対策について、ご紹介していきます。

1. プレ化粧水を取り入れる

 朝のメイク前のスキンケアは、夜のケアとアイテムを変えるのが得策です。保湿のためには、水溶性成分が多く入っている「プレ化粧水(導入化粧水)」「化粧水」「美容液」をメインで使うのがおすすめ。

 順番としては、事前にプレ化粧水を使い、その後の化粧水の浸透を高めます。そして化粧水、美容液の順番でつけて、最後に油性成分の乳液をつけましょう。乳液はサラッとした感触のものを少量だけつけるようにすれば、メイクへの影響が少なくて済みますよ。

 あまりおすすめできませんが、どうしてもオイルをメイク前に使用したい場合は、肌の表面に残りすぎないようにほんの少量だけつけるようにしましょう。

2. 保湿系のメイク下地を使う

 もしも肌の乾燥が気になるなら、無理にオイルで保護するよりも保湿効果の高いメイク下地を使うのがおすすめです。乾燥によるメイク崩れを防ぐには、保湿タイプの下地を用いて潤いを保ち続けるのが得策! 地味なイメージのある化粧下地ですが、実は選び方がとても大切なんですよ♡

 注意したいのが、乾燥による化粧崩れが起きているのに、皮脂崩れに特化した下地を使ってしまうこと。皮脂崩れ用のアイテムは、基本的には混合肌や脂性肌に合うアイテムのため、乾燥肌とは相性が悪い場合があります。

 ちなみに、動植物系のオイルをスキンケア時に大量に使ってしまうと、化粧下地を弾いてしまってうまくベースメイクが乗らないという場合もあるようです。

3. ベースはミネラル入りのBBクリームがおすすめ

 ベースメイクアイテムも、肌質によって選び方を変えてみましょう。特にパウダータイプのファンデーションは皮脂を吸収するため、乾燥しやすいアイテムです。もともと乾燥しやすい方におすすめなのは、ミネラル入りのBBクリームやクッションファンデーションなど。液状になっていて、保湿に特化しているベースアイテムですね。

 また、「汗や皮脂に強いウォータープルーフ」系のアイテムも、洗浄力の強いクレンジングを必要とするので、乾燥がひどくなる場合があります。必須ではない場合は、避けてみても良いかもしれません。

4. ボリューマーで手持ちファンデを格上げ

 リキッド系のファンデーションを使っていても乾燥するという場合は、「ボリューマー」というアイテムを使ってみてください。もともとはマットな質感のファンデーションに水光肌のツヤをプラスするためのアイテムでしたが、実は、肌を保湿してくれる効果もあるんですよ♡ 手持ちのファンデに少量混ぜるだけで使えるので、ぜひ試してみてくださいね。

オイルは朝のメイク前ではなく夜ケアに使おう♡

 夜に動植物系のオイルを使うと肌が柔らかくしっとりした感触になりますが、朝のメイク前に使うとメイクが崩れやすくなるので、事前の保湿はプレ化粧水や美容液で行いましょう。

 そして、肌の乾燥を防ぎたいなら、ベースメイクに使う下地やファンデーションなども工夫してみるのがおすすめ。今は乾燥肌に特化したアイテムもたくさん販売されているので、あなたの生活に応じて選び直してみると良いでしょう。

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


マニキュアの落とし方決定版♡ 実はこんな裏技もあった!
 コスパがよく、いろいろな色を手軽に楽しめるマニキュア。塗っている時間は楽しいけれど、意外に悩みが多いのが「落とし方」に...
カラーリップと口紅の違いは? 上手な使い分け方をご紹介♡
 皆さんは、口紅とカラーリップの違いを知っていますか? 普段何気なく使っているアイテムですが、ほかにもグロスやティントリ...
「カラコン」初心者でも大丈夫!知っておきたい10の注意点
 最近ではファッション感覚で手軽にカラコンを使用する人が増えています。「私もカラコンを使ってみたい」と思っている人も多い...
腹巻きの嬉しいメリット4つ♡ 効果を上げる正しい使い方
 美容や健康に関心がある女性にとって、「温活」は外せない事柄でしょう。昔から“冷えは万病の元”といわれてきましたが、体を...
指先まで潤う♡ 自宅でできるハンドケア&マッサージのやり方
 顔やボディのケアに比べて、つい後回しになってしまうのがハンドケア。しかし、手元は年齢が出やすい場所ですので、できること...
生理中でも快適♡不快感をなくす便利なおすすめアイテム5つ
 毎月やってくる生理は、女性にとって、とても憂鬱な期間ですよね……。でも、もしかしたらその不快な症状を軽減させることがで...
洗顔ブラシの嬉しい効果4つ♡ 正しい使い方や注意点も
 美容家の多くは「スキンケア用品を使う前に、しっかり肌の汚れを落とすことが大切」と言いますよね。でも、手で洗顔料を泡立て...
リモートワークで太るのはどうして? 原因&5つの対処方法
 コロナ禍をきっかけに、仕事形態は大きく変わってきていますよね。リモートワークが増えた人も多いのではないでしょうか。そん...
ぽっちゃりでも小顔に見える♡ 髪の長さ別おすすめ髪型9選
 ぽっちゃり体型で、「顔が大きく見えてしまう」ということに悩んでいる女性は多いですよね。でも実は、その悩み、髪型次第で解...
コスメの上手な収納術4選♡自宅でも外出先でもスッキリ快適
 一回のメイクで使うコスメの数って、結構ありますよね。しかも、ファンデーションやリップ、マスカラなど、サイズも長さも形状...
お正月はなぜ太る?原因&無理なくできるリセット方法4選♪
 お正月休みが終わると、「またこれから仕事か……」と思うと同時に、「制服が入るだろうか?」なんて心配になる人もいるのでは...
サロントリートメントの持続時間って? 長持ちさせるコツ♪
 トリートメントには、自宅で行うセルフトリートメントと、美容室で行うサロントリートメントがあります。サロントリートメント...
生理の日を快適に♪ おすすめデリケートゾーンケアグッズ3選
 身体も重く、気持ちも沈みがちになる生理期間……。少しでも楽になるように、と、アレコレ試してみて、気に入ったアイテムを3...
毛穴吸引器の正しい使い方のポイント!黒ずみ毛穴も綺麗に♡
 毛穴の黒ずみって嫌ですよね。だからといって、毛穴パックを繰り返してしまうと余計に毛穴が目立つという噂もあるし……。そん...
フェミニン系で大人可愛く♡3つの特徴&コーデのポイント♪
 流行りの「フェミニンコーデ」とは、女性らしい柔らかい印象のコーデのことを言います。可愛くなりすぎない大人フェミニンは、...
“ビッグカラーコーデ”ってダサい? 着こなしの6つのコツ♡
 2021年からじわじわブームが来ている、大きめの襟を使ったビッグカラーコーデ!「ダサいと思われそう」「私には着こなせな...