コッテリ&さっぱり「牛テール焼とパクチーのサラダ仕立て」

コクハク編集部
更新日:2020-12-27 06:00
投稿日:2020-12-27 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀「もつ鍋 割烹 鶏しおそば 竹井幸彦」の竹若幸之助さんに、コッテリとさっぱりのハーモニーがたまらない「牛テール焼とパクチーのサラダ仕立て」のレシピを教えていただきました。

さっぱり感が味を1段階引き上げる

 スープやシチューなどの煮込み料理に使うことが多い牛テールは、豊富なコラーゲンに加えて深いうま味に特徴があります。ただし、一般的なスーパーではあまり扱われていません。肉の専門店でなければ手に入りにくい部位です。しかもスライスとなると、あまり一般的ではないかもしれません。

 もっとも最近は、牛テールのスライスを出している焼き肉店が増えているし、“焼き”で一度食べれば、だれもがおそらく病みつきになるでしょう。なにしろ塩とコショウだけでも驚くほど美味しいのです。

「牛テールは独特のコッテリ感を楽しめる食材です。これにパクチーとドレッシングのさっぱり感を合わせれば、味をさらに1段階、引き上げることができます」

 テールの肉々しい味わいと鼻に抜ける爽やかなパクチーの香り、そこにドレッシングの酸味まで加わります。ワインをガブガブ飲める絶妙のハーモニー。ありきたりの肉料理に飽きたという飲んべえにおすすめです。

材料

・牛テールスライス 3枚
・パクチー 1束
・ピーナツ 10グラム
・オリーブオイル 適量
・酢 適量
・塩 少々
・コショウ 少々
・おろしニンニク 少々

レシピ

(1)牛テールに軽く塩をふり、フライパンで裏表焼く。
(2)パクチーはマッチ棒ぐらいの長さに切り、オリーブオイル2に対して酢0・8と塩、コショウ、おろしニンニク少々のフレンチドレッシングで和える。
(3)焼いた牛テールとパクチーを交互に重なるように盛り付け、仕上げに砕いたピーナツを散らして完成。

本日のダンツマ達人…竹若幸之助さん

▼たけわか・こうのすけ
 1970年、福岡県生まれ。18歳で日本料理の道に入り、新日本料理店の料理長、料亭料理長を歴任後、28歳で銀座に創作和食の店を開業した。33歳のとき、500人以上が応募した日本テレビの情報番組「ズームイン!!SUPER」のラーメンコンテストで優勝。東京・汐留で8年間、行列店「汐留らーめん」を切り盛りした。現在は八丁堀の店舗のほか、弁当事業を展開、コンサルタントとして店舗の立て直しも手掛けている。

▼もつ鍋 割烹 鶏しおそば 竹井幸彦
 2011年8月のオープン以来、極上の国産和牛もつ鍋でリピーターを獲得してきた。3時間飲み放題付きで5000円とコスパが抜群のコースもある。ラーメンコンテストで優勝した地養鶏の鶏しおそばや油そばは、ランチタイムにも提供。国産ハラミやテールの焼き肉、ボリュームたっぷりの焼きしゅうまいも絶品だ。東京都中央区新川2―8―1 第2長山ビル1階。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「コチュマヨツナの味噌キャベツ」マッコリと一緒に韓国気分
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
「山わさびのせ豚ロースステーキ」あくまでも中火でじっくり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、さわ...
「長芋のチーズ焼き」意外な組み合わせとホクホク食感が新鮮
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
「定番のオム豚キムチ」ご飯が何杯でもいける“最強おかず”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...
「トンビ豆腐」豚の尾を“野菜だし”と3種の唐辛子でコトコト
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
「シラス山椒」爽やかな山椒が香る和風マリアージュの王道
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、和...
「ナスのひき肉詰めムサカ仕立て」余り食材がおしゃれに変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典...
「ちくわの向こう側」えのき明太マヨがちくわにピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
黄身を崩して絡めたらも~最高! 絶品☆新玉ねぎのサラダ
 旬が短いからこそぜひ食べてほしい「新玉ねぎ」。通常の玉ねぎより水分を多く含んでいて辛みが少なく、柔らかな食感なので、生...
ぐっち夫婦 2020-04-28 15:10 フード
「クロスティーニ」あらびき肉とクリームチーズのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回はミシュランの「ビブグルマン」にも選ばれた、東京・...
「マラケシュのポテサラ」4種のスパイスが食欲を刺激する!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
「ナスの生姜焼き」甘じょっぱいタレはだれもが好きな味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商会」の酒井英彰さんに、...
「ハッスルたらこ」お酒と白飯がグイグイ進む危険なおつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
「チーズの葉わさび和え」ダイエット中の人にもお勧めしたい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
「大山鶏山椒煮」抜群の素材の味を引き出すシンプルな味付け
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「サバと大根の湯揚げ」醤油とバルサミコのポン酢ソースで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は山形・鶴岡のイタリアン「アル・ケッチァーノ」の奥...