「チーズトマトの包み焼き」アンチョビーを加え洋風なコクを

コクハク編集部
更新日:2021-01-16 06:00
投稿日:2021-01-16 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・芝大門のダイニングバー「都映」の水谷大輔さんに、スナック感覚で食べられる「チーズトマトの包み焼き」のレシピを教えていただきました。

好みでタバスコをかけても

 油揚げに納豆を挟んでこんがりと焼く——。ただそれだけなのに、大豆のウマ味とネギの香り、油揚げの香ばしさに加え、からしがアクセントになり、しみじみとおいしい。そんな定番の居酒屋メニューを洋風にアレンジしています。

「油揚げの中に入れるのはスライスしたトマトとピザ用チーズ。この意外な組み合わせが油揚げに合うんです」

 そういわれてみると、カレーやラタトゥイユ、チリコンカンなど豆とトマトを合わせた料理は世界中によくみられます。そこにチーズを重ねることも日常茶飯事。それなら、豆そのものの代わりに油揚げを使ってもハズレはないということでしょう。

「好みでタバスコをかけてもおいしいですよ」

 つまんでスナック感覚で食べられるのも、手軽でグッド。ノリは、ほとんどピザです。アイデア勝利の裏に一工夫がありました。

「油揚げをカットしてから、爪の先程度のアンチョビーを加えます。あの独特の風味でコクが増すんですよ」

 口に入れたときの、トマトでもなく、チーズでもない、洋風なコクの正体はアンチョビーでしたか。材料さえあれば、いつでも簡単にできる。もう一品ほしいときにすぐできるから、覚えておくと便利です。

材料

・油揚げ 2枚
・トマト 適量
・チーズ 適量
・アンチョビー 少々

レシピ

(1)2、3ミリの厚さにスライスしたトマトを4枚用意する。
(2)油揚げの口を開く。油揚げ1つにトマト2枚と適量のチーズを詰める。
(3)トースターで油揚げがきつね色になるまで焼く。
(4)油揚げを半分に切ったらそれぞれにアンチョビーを加えて出来上がり。

本日のダンツマ達人…水谷大輔さん

▽水谷大輔(みずたに・だいすけ)
 近所の老舗割烹の板前さんに秘伝のレシピを教わるという愛されキャラ。学生時代にサッカーで鍛えた体力を生かし、自転車をこいで豊洲市場や食肉市場に通い、魚介や精肉、モツなど新鮮食材を仕入れている。

▽都映(みやこうつし)
 定番メニューも日替わりメニューも、多くはワンコイン。東京タワーのお膝元・芝大門という都心にあって、良心的な価格でありながら、魚も肉も野菜も厳選素材を仕入れ、丁寧な仕込みで常連客が絶えない。東京都港区芝大門1―11―9。

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