「しいたけと食べるラー油のオーブン焼き」食感に秘密あり!

コクハク編集部
更新日:2021-01-24 06:00
投稿日:2021-01-24 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木のイタリアンレストラン「ラ・ブリアンツァ」の奥野義幸さんに、優雅で気品のある「しいたけと食べるラー油のオーブン焼き」のレシピを教えていただきました。

ラー油はあくまでアクセント程度に

「なまめかしいアワビのような食感を狙っているんですよ」と、いたずらっ子のような笑みを浮かべながら説明する奥野シェフ。

 優雅で気品のあるしいたけを生み出す秘訣は、ずばり、揚げ焼き。太白ごま油をまとわせ、加熱することで、しいたけ本来がもっている水分とうま味を逃さない調理法というわけです。

 太白ごま油は、ごまを焙煎せず、生のまま搾って作るので色も香りもすっきりめ。合わせる食材に寄り添ってコクを軽やかに足す役目を果たします。

 最後に食べるラー油をのっけて、アツアツを召し上がれ! ラー油はあくまでアクセント程度に。そうそう、付け合わせにバゲットを用意し、油を浸してパクッとやってもいいですね。

材料

・しいたけ  1個
・アサリ  4粒
・ねぎ  適量
・太白ごま油  適量
・にんにく  1片
・食べるラー油  適量

レシピ

(1)しいたけは縦半分、ねぎは2センチ幅目安、にんにくは粗みじんにそれぞれ切る。アサリは砂抜きしておく。
(2)耐熱皿に1を入れ、太白ごま油を回しかけ、170度目安のオーブントースターで5分ほど焼き、アサリの殻が開いたら出来上がり。

本日のダンツマ達人…奥野義幸さん

▽奥野義幸(おくの・よしゆき)
 1972年、和歌山生まれ。六本木はじめ六本木一丁目、麻布十番、日本橋と計4店舗を構えるブリアンツァグループのオーナーシェフ。食材や料理への飽くなき情熱とサービス精神旺盛なトーク力で、テレビをはじめとするメディア出演も多い。

▽ラ・ブリアンツァ
 グループ旗艦店を担う同店は、7年連続でミシュランガイドの「ビブグルマン」に選出されている。六本木ヒルズ・けやき坂通りを挟んだレジデンス棟にあり、ちょっぴりハイエンドなファミレスがコンセプト。喧騒から逃れた落ち着いた雰囲気の中で昼2800円~、夜4800円~のコース料理などが楽しめる。東京都港区六本木6丁目12―3六本木ヒルズレジデンスC棟3階。

(日刊ゲンダイ2021年1月8日付記事を再編集)

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