彼も男だったと再認識…浮気されて気付いた夫への愛情と後悔

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2021-02-06 06:00
投稿日:2021-02-06 06:00

家の中でズタボロになった妻

 結婚5年目のA子さん(36歳・元化粧品販売)は仕事柄、メイクテクはもちろんのこと服装にもこだわり、自分を美しく見せるのがとても上手なオトナ女子。

 女は惚れられてなんぼ、と考えていたので「綺麗だ」「可愛い」とべた惚れしてくれた彼と一緒になりました。

 その後すぐに子供ができ、仕事もやめて家庭に入ることになりました。さりげないカラコンも動きにくい服も子育て中では無意味だと思い、A子さんは分厚い近視の眼鏡とスッピン、そしてジャージ姿が自宅の常着になってしまいました。

 子供と遊んでゴロゴロと横になり、おやつも毎日食べるようになったA子さんの体重は、独身時代より5キロ増のまるで別人です。不思議なものですが、昔美人だった人に限って変貌していく自分に気づかない人が多いのです。

 まだまだ自分はいける。大丈夫だと思っているのでしょうね。子供との、いい意味で“だれた生活”で女子力の低下は加速します。

 結果、べた惚れしていた夫はきらびやかに着飾ったキャバ嬢と浮気していたのです。A子さん夫婦は離婚には至っていませんが夫婦関係に深い亀裂と先の夫婦生活に暗い影を落としました。

 たくさんの浮気問題を扱ってきた筆者的には、確かに浮気した側が悪いと思うのですが、動いている車の事故と同じく、浮気の過失割合は10対ゼロではないとも言えます。

 ある奥様が、自分と別れたいという夫に理由を尋ねると「お前は妖怪みたいになった。もう嫌だ。うんざりする」と言われ、体重が15キロも増えて髪はボサボサ、醜くなった自分を反省したそうです。

 しかし一度冷め切った心は戻りません。そうなる前に女性としての少しの努力は必要です。

女を忘れないための10箇条

・ニベア系のリップぐらいは家でも塗ろう
・家着も可愛くお洒落なものを選ぼう
・下着も最低年に一度は買い替えよう
・家が片付かない人は物を捨てよう
・外に出る時はどこでもスッピンで出かけない
・ボディクリームを塗る習慣をつけよう
・毎日体重計に乗る習慣をつけよう
・ムダ毛の処理を怠らない
・歯を清潔に綺麗に保とう
・夫婦でお出かけする時は少しお洒落する

 ◇  ◇  ◇

 時が流れるのは早いものです。ぼーっと過ごすか、少しの努力を加えるか。数年の差は人を別人にすることもできます。ポジティブに生きるならどっちを選びますか?

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


シングルマザーの再婚問題…なぜ児童虐待が後を絶たない?
 児童虐待事件が後を絶ちません。東京・目黒で虐待死した船戸結愛ちゃん(当時5)が生前、「もうおねがいゆるして、おねがいし...
山崎世美子 2019-11-14 19:24 ラブ
丸ピカ「ドルビーシネマ」で映画デート♡ 家とは違う体験を
 オトナの街、丸の内。秋といえば映画デート、オトナの映画デートといえば、丸の内ピカデリーです。そんな丸の内ピカデリーに1...
ミクニシオリ 2019-10-05 07:41 ラブ
30代の「バカップル」はイタイ…! その“あるある”な特徴4つ
 世間的に30代といえば、キャリアもそこそこあり、恋愛も一通り経験を済ませ、それなりに遊んだ世代と解釈されます。また、多...
東城ゆず 2019-10-05 06:31 ラブ
離婚後に「自己保身」に走る モラハラ元夫の卑怯な作り話3選
 モラハラ男と晴れて離婚が成立し「これで、自由で快適な生活が取り戻せた!」と喜んだのもつかの間、モラハラ元夫の卑怯な保身...
並木まき 2019-10-04 06:00 ラブ
女性からの誕生日LINEは“プレゼント付き”で気遣いアピール♡
 学生時代は義務的に送っていた「誕生日メッセージ」も、社会人になると理由なく送りづらくなりますよね。しかし、例えば ...
ミクニシオリ 2019-10-04 06:00 ラブ
諦めた方がいい? 辛い片思いから“逃げるが勝ち”な理由4つ
 ふとした瞬間に浮かんでくるあの人の笑顔。今日は挨拶をしてくれた。でも、それは私以外の女性にもしている。「私は大勢の女の...
東城ゆず 2019-10-03 16:34 ラブ
彼から返信がない…! 自爆してしまう女性の3つのパターン
 片思いの彼にメッセージをしたのに返信がない。そんな時に黙っていられず、自爆してしまう女性が大勢います。なぜ自爆行動を取...
内藤みか 2019-10-03 06:00 ラブ
精神年齢が低い…! 幼稚な夫が夫婦喧嘩で繰り出す常套句3選
 幼稚な夫との夫婦喧嘩は、必要以上にストレスが溜まる妻も少なくありません。数多くの夫婦喧嘩相談を聞いてきた、魑魅魍魎(ち...
並木まき 2019-10-02 06:00 ラブ
手に入りそうで入らない…男性が女性に好意を持つ距離感とは
 好きな人に好きになってもらいたい、そう望むのは男女ともに感じることです。今回の「結婚につながる恋コラム」は、気になる男...
山本早織 2019-10-01 06:00 ラブ
恋の出会いがない時に陥りがちな3つの行動パターンと共通項
 恋人がもう何年もいない。だけど婚活パーティーや出会い系は自然な出会いじゃないからイヤ。そんな女性が実はかなり多いのです...
内藤みか 2019-09-30 17:03 ラブ
夫はア然呆然…鬼嫁が平然と放った“理不尽すぎる言い草”3選
 鬼嫁と言われてしまう女性は、夫に対して、理不尽すぎる言葉を発する場合も少なくないようです。 納得できない暴言を浴びせ...
並木まき 2019-09-30 06:55 ラブ
“器が大きい”男性と付き合いたい! 特徴&見分け方のコツ
 付き合う前までは“大きな器”を持った男性だと思ったのに、いざ付き合うとすぐに不機嫌になったり、無駄にナーバスだったり…...
孔井嘉乃 2019-09-30 06:52 ラブ
「夫、不倫なう」でも別れたくない妻必読の既婚メス力4カ条
 夫には好きな人がいます。  相手の女性とは毎日LINEをするわけではなく、会うのは2、3カ月に一度のペースもある...
神崎メリ 2019-09-29 06:00 ラブ
離婚を切り出された夫が妻に取った行動…真由さんのケース#3
 夫からの無視や大きな物音などに耐えかねて心身症と診断された真由さん。このままでは自分がダメになる、と気づいて離婚を決意...
神田つばき 2020-01-11 06:57 ラブ
女性が告白して恥をかかないコツ 本心を探る4つのフレーズ
 俳優の三浦春馬さんが映画の舞台挨拶で、所属事務所の後輩・恒松祐里さんの「三浦さんの顔が好きなんです」という突然の告白に...
山崎世美子 2019-11-14 19:24 ラブ
周囲の評価が“すごくいい旦那さん”ほどモラハラ男である実態
 モラハラが激しい男ほど、世間に本性がバレないよう、姑息な画策をしているのも実態です。  魑魅魍魎(ちみもうりょう)な...
並木まき 2019-09-28 07:05 ラブ