「しらすとたらこのアヒージョ」締めにオイルをご飯にかけて

コクハク編集部
更新日:2021-02-11 06:00
投稿日:2021-02-11 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・六本木のしらす料理専門店「土佐しらす食堂二万匹」の岩本梨沙さんに、日本酒にピッタリの「しらすとたらこのアヒージョ」のレシピを教えていただきました。

しらすがアンチョビーの役割

 アヒージョといえば白ワインのイメージがありますが、これは日本酒に合います。

「しらすがほどよい塩分とコクを出すので、アンチョビーの役割ですね。白ごま油はスーパーに売っています。白ごまのうま味が強い。食材が和風なので、日本酒にもピッタリです」(岩本さん)

 店内には、高知の18蔵の地酒が並んでいます。しらす料理に合った日本酒です。

 ちなみに「しらすとたらこのアヒージョ」は、「だし巻きしらす」「禁断のしらすバター丼」と並び店の3大メニューの1つ。アヒージョのオイルを常連さんは、このバター丼にかけて食べるのだそう。

「自宅でも、締めにアヒージョのオイルをご飯にかけて食べてみてください」

 通常のしらすご飯よりも、しらすのうま味が凝縮されています。試す価値ありです。

材料

・しらす 30グラム
・たらこ 大さじ1
・ブロッコリー、プチトマトなどお好みの野菜 適量
・白醤油(なければ醤油) 小さじ1
・にんにくスライス 2枚
・唐辛子お好みで 少々
・白ごま油 具材がひたる程度

レシピ

(1)たらこの皮に切れ目を入れて、スプーンで中身を取り出しておく。
(2)耐熱皿に、たっぷりの白ごま油、しらす、1のたらこ、スライスにんにく2枚、唐辛子と、白醤油をほんの少し入れて混ぜる。
(3)お好みの野菜を入れ、直火で6~7分ぐつぐつさせて完成。

本日のダンツマ達人…岩本梨沙さん

▽岩本梨沙(いわもと・りさ)
 高知県出身。ビストロ「銀座ストック」の元店長で、ソムリエとして経験を積む。高知県観光特使としてもPR活動し、親戚がしらすの製造販売をしていた縁もあり、「高知のしらすのおいしさを東京の人にも伝えたい」と専門店を開店。食材は自ら高知県で仕入れている。

▽土佐しらす食堂二万匹
 昨年1月に新宿区荒木町から六本木に移転オープンした、高知県のしらす専門店。店名の由来は「二万匹のしらすに埋もれたいから」。保存のための塩を極力抑え、保存料や漂白剤は使用せず、しらす本来のうま味が感じられる、ふわふわの極上品を提供。全メニューにしらすを使用した創作料理が楽しめる。現在はオンラインショップ(冷凍便)も展開中だ。東京都港区六本木7―10―30 第2清水ビル1階。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


甘辛い味付けがやみつきになる「手羽中のコックオーヴァン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
「マグロブツのニラ醤油和え」ひとひねりしたタレが美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「酒井商店」の酒井英彰さんに、...
簡単だけど奥深い味「アンチョビー入りガーリックトースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のビストロ「スリジィエ」の山本延年さん...
カッテージチーズをかけるだけ…究極の「簡単カプレーゼ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
和と洋をミックス「牛肉とジャガイモのすき焼き風ミルク煮」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
まるでステーキ! 分厚さが魅力の「ポークのしょうが焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
白ワインに「モルタデッラとタレッジョのクロスティーニ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
生クリームのコクが決め手「カニとブロッコリーのサラダ 」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
簡単だけど見た目は華やか「千枚漬け寿司」おもてなしにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、手軽...
つぶ貝をエスカルゴに見立てた「つぶ貝のガーリックバター」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
お酒にも合う「さば缶ごはん」 土鍋で炊くとさらに美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「クリームチーズ醤油漬け」味噌漬けよりもシャープな風味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
クミンシードが香る「干し芋の熱々スパイシークミンバター」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
暑い日に食べたい「蒜泥黄瓜(キュウリのニンニク和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「モヤシのスパゲティ」お安いモヤシで作る簡単イタリアン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西大橋駅近くのイタリアン「トラットリアパッ...
「ちょっとタイム、車エビとこしょう」熱々をカリッとどうぞ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフランス料理店「Restauran...