幻の「3時のおやつ あんぱん」攻略⁉ 2021.6.8(火)

コクハク編集部
更新日:2021-06-08 06:00
投稿日:2021-06-08 06:00

愛しのキミへのアツイ想い

 数量限定、期間限定、地域限定……。「限定」というキーワードに心惹かれる方は多いことでせう(+αで「なくなり次第終了」という“甘い罠”も要注意)。

 でもって、最近気になる限定品のひとつが文明堂の「3時のおやつ あんぱん」でした。テレビの情報番組や雑誌のスイーツ特集でたびたび目にしていた愛しのキミ。もともと埼玉にある工場併設大型店舗でのみ販売していたそうですが、現在は、<公式HPで抽選販売><一部店舗での限定販売>とのこと。

 それにしたって、ハードルが高いですよね。案の定、結構な競争率です。以前(新型コロナ対策の緊急事態宣言発令前)、都内百貨店に出店している文明堂さんに立ち寄ってヒアリングしたところ、販売は曜日限定。しかも、「開店から30分程度で売り切れてしまうこともしばしば。ちなみにきょうは午前中で完売となりました」(店員さん)というではありませんか。

 その日はキュービック状の形に加え、商品名も似た「おやつカステラ」(2切れ入りの少量パック)を購入。心と胃袋を十分に満たしたわけですが、それからまもなく運命的な出合いが……。

 取材帰りに立ち寄ったとある商店街の文明堂さんの店頭で、愛しのキミがぽつんとひとつだけカゴの中に入っている!

「人気の商品で残り1つなの。おいしいですよ。ぜひ温めて食べてみてください」(店員さん)

 ですよね、ですよね!!

愛しのキミ、何かに似ている気がする

 ウキウキで購入し、ウキウキで持ち帰りました。でも、ノーパソや資料などに押し潰されてしまいました……。とはいえ、味は変わらないはず。ウキウキでレンチンしていただきます。

 パクッ、んー、リッチ! 文明堂の看板どら焼き「三笠山」と同じ餡を三笠山1個のおよそ1.5倍の量を詰めたというだけあってボリューム満点。ですが、牛乳とバターをたっぷりと使用した生地がしっかりと受け止めます。両者のバランスが絶妙です。

 これはやっぱり試行錯誤の賜物なのだろうなあといたく感心していたのですが、しばらくすると、ちょっとした「?」が頭に浮かんできます。あんぱんと冠しているぐらいなので、間違いなくカステラでもなければ、どら焼きでもないのですが、想像していた、いわゆるのあんぱんともなんだか違うような……でもこの感じ、なんだか知っている、何かに似ている。生地がモッチリとしていて、ほんのりと甘い別の何か……。

 あ、もしかして、今川焼?

 愛しのキミにまた出合いたい、そしてリピ買いしたい。がしかし、なかなか買えない愛しのキミ……というわけで妙なスイッチが入ってしまい(苦笑)、「3時のおやつ あんぱん」は今川焼と似ているのかどうか確かめてみることにしました。似ていたら、めっけもの!?

愛しのキミと今川焼は似ている?

 今川焼はスーパーで売られている冷凍のものにしました。食べたいときにいつでもレンチンすれば、パクつける頼もしいヤツです。せっかく試すからには、見た目も似せてみる? ということで、焼き印代わりにデコレーションを試みようと百均でデコペンも購入。おうち時間が増えたからでしょうか。デコペンも人気のようで、お目当ての茶色は品切れだったので代わりに情熱のレッドをゲットしました。

 レンチンした今川焼に文明堂のマスコットキャラクター、カンカンベアちゃんを真似て書いてみます。に、似ていない……。けれど、楽しい(笑)。カンカンベアちゃんのデコは似ていなくても、味は似ているのかしら?(正確にいえば、似ていたっけ?) 今川焼自体はもちろんおいしいものの、「3時のおやつ あんぱん」とは残念ながら別物……うーん、そっか。そりゃあそうですよね。。

【まとめ】

・「3時のおやつ あんぱん」は“一食”の価値大アリ
・確実に購入したい場合は店舗に事前問い合わせし情報収集を(オイシイモノにありつくには、面倒くさがってはいけない)
・「3時のおやつ あんぱん」と今川焼は残念ながら(?)別物
・市販品でもデコレーションするともれなく楽しい気分になれる

 浅はかな思い付き、お恥ずかしい限りですが、なにかひとつでお役に立てたら幸いです。
 
(編集O)

 カステラの文明堂HP

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「シメサバとイチジクの前菜」切って盛りつけるだけでお洒落
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「海苔の佃煮チンジャオロース」具と絡む濃厚なコクと照り
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、意外...
赤提灯メニューを気軽に!「箱シューマイからのエビチリ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
「トンノ・エ・ファジョーリ」ツナ缶と白いんげん豆のサラダ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のイタリアン「トラットリア ブカ・...
「ザンギのアジアン風」パクチーの根っこを捨てずに活用して
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
うま味がジュワ~ッとにじみ出る「しじみ出汁巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「仔羊のカレー煮込み 温玉のせ」卵を崩すタイミングに悩む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
生もと系の酒にぴったり「腐乳拌魚生(マグロの腐乳和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「豚ひき肉とタケノコのレタス包み」パンチの効いた味と食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
みかんが香る「鯛のカルパッチョせとか風味のビネグレット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
2つの新食感「生マッシュルームとプチヴェールのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
「カルボナーラ」多めの茹で汁でクリーミーな仕上がりに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「鶏のタコ焼き風」ソースとマヨネーズとかつお節で風味良し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川区の立ち飲み居酒屋「カミナリ3ダー」...
【エビマヨとアボカドのパリパリピザ】餃子の皮でお手軽に!
 前回はパクチー餃子をお伝えしましたが、餃子の皮って……余りがちじゃないですか? そういえば冷蔵庫に餃子の皮が余ってたな...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:10 フード
「寅王しいたけのラクレットチーズ焼き」味のポイントは酒盗
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
味わいに変化 「チーズの味噌漬け」3日目と7日目を食べ比べ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...