40代エリート男性の告白~「夫婦交換」という愛のカタチ#4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-07-23 06:17
投稿日:2021-07-23 06:00
 Wさん(46歳・外資系IT)の体にまたがった奥さんは、「もう我慢できない」と猛り立つ勃起を握り、自身の女陰に導いた。人妻の欲情はもう歯止めが効かない。
第一回目はコチラ
第二回目はコチラ
第三回目はコチラ

妻の悲鳴に目をやると

――Hさんの奥さんは騎乗位でまたがってきたのですね。

「はい、僕がどのようにセックスに持ちこむべきか考える間もなく、Hさんの奥さんは上になって騎乗位の姿勢をとったんです。ペニスを握り、そのままワレメにあてがって、尻を落としてきました。

 久しぶりに味わう女膣の感触と締めつけに、僕は思わず『ううっ』と唸ってしまいました。膣内(なか)は、とろとろで熱く、ギュッとペニスを締めつけてくるんです。それに『ああ、奥まで届いてる』『うちの主人に負けないくらい、Wさんのモノはカチカチよ』などと言って挑発してくるんです」

――続けてください

「奥さんは腰を前後に振りながら、僕の手を取り、ゆさゆさ揺れる乳房に導きました。『私が動くから、オッパイを触ってて』と、ねだられて、その時、窓際からも『ああぁっ!』と悲鳴が聞こえてきたんです。

 見ると、ソファーでHさんとシックスナインをしていた妻U子は、窓ガラスに手をつき、バックから貫かれていました。

 Hさんが腰を前後するたび、パンパンッと肉ずれの音が響いて、時おり粘着質なズブズブ……ッという卑猥な水音も聞こえてきました。

 ダンディで紳士的な印象から一転、HさんはU子の腰を掴んで腰を穿ち、まさに『メスを貫く野獣』と化していました」

自分に必要だった「生と性」

――続けてください

「普通の男性なら、自分の妻が他の男に貫かれる場面に遭遇すると萎えてしまうでしょうが、僕はそれを承知でしたから覚悟ができていました。そのせいでしょうか、奥さんの膣内にハメこんだペニスはますます熱を帯び、硬くなっていくのが分かりました。

 嫉妬心……とは違うな……うまく言えませんが、妻のありがたさを再認識できたというか……それに、この倒錯的な状況が、今の僕には必要だったのかもしれません。

 頭を空っぽにして女体を貪りつくす。汗まみれになって性器と性器をこすり合わせ、『生と性』を謳歌する。

 そんな原始的な作業は「良き夫、良き父親」に縛られていた僕の性を、一瞬にして解放してくれた気さえしました。

――続けてください。

「僕と奥さんは、時おり、窓辺で立ちバックをする二人を眺めながら、セックスを楽しみました。慣れてくると、奥さんがヒップを落とすタイミングで、僕が腰を突きあげて……。

 より深い結合に、奥さんは『子宮に響くぅ』『ああ、裂けちゃう!』などと叫んでいましたね。むろん、ご主人に聞かせるためであることは明白です。

 ただ、そんな女心にライバル心を燃やしたのか、バックで貫かれているU子も、『ああんっ……気持ちいいですッ』『もっと奥まで下さい!もっと欲しい』と、腰を振りたてていましたね。そうそう、言い忘れていましたが、コンドームはちゃんと装着するのがルールなので、必要不可欠なエチケットとして、使用しました」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


ホスト依存と買い物依存は根っこが同じ…女性たちが貢ぐなぜ
 ホストに貢いでしまう女性のことが、しばしば話題になります。その時なぜか、ホストは常に悪者扱い。「あんなに貢がせてヒドイ...
内藤みか 2019-03-07 17:24 エロコク
マッチングアプリで2回目デートに誘われるための2つの法則
 マッチングアプリを使った出会いも当たり前になってきましたね。月に何回もデート相手が見つかるようになっている方もいると思...
世界のTENGAのカップル向け商品 オススメは騎乗位か正常位
 先月から始まった「幸せになれるラブグッズ」ですが、幸せといっても、1人で感じる幸せ、2人で感じる幸せと、それぞれありま...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
マッチングアプリで外国人とも出会えるこのごろですが……
 歌舞伎町で27歳の女性が、自称英国人の男性にバッグを奪われそうになったうえに刃物で切りつけられる事件が発生しました。女...
内藤みか 2019-03-04 06:00 エロコク
出会い編<1>精神的にも年齢的にも“一番遠い人”に一目惚れ
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
興味はあるけど…“出会い系”で会える男性って本当はどう?
 最近、男女の出逢いのきっかけとしてめざましい発展を遂げている出会い系サイトやマッチングアプリ。  けれどプロフィ...
初めての中イキ体験できるかも 輪っかの持ち手がポイント
 目にした瞬間に「あ、これは気持ちよさそう」と思うバイブがあります。サイズや素材もそうですが、私はその形状を見てそう思う...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
なぜ人気? 女ですがVRでアダルト動画観た感想を書きます
 今、アダルト動画ランキングに異変が起きています。大手動画サイトのランキングは、その半数近くがVR動画になっているのです...
内藤みか 2019-08-27 16:21 エロコク
常連客は若い男性…高齢者風俗嬢は世界的に増加するのかも
 あたらしいもの好きの作家・内藤みかです。最近は性風俗の高齢化について考えています。  人生100年時代と言われる...
内藤みか 2019-03-12 16:20 エロコク
まずは老人愛=ジェロントフィリアについてお話しします
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
試したいけど言い出せない…「ソフトSM」おねだりの仕方
 女性もセックスに積極的になってきたとはいえ、まだまだ自分のやりたいことなど口に出すのは恥ずかしい、という人が多いのでは...
一目惚れしたローター…鮮やかなかわいい黄色が心躍らせる
 まだラブグッズを使ったことがないという女性には、まずバイブレーターではなくローターを使うことをオススメしています。昨今...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
どちらも痛いけど…DVとSMの違いについて考えてみました
 こちらでは、はじめまして。作家の内藤みかと申します。私は、あたらしもの好きです。いろいろな新しいモノやコトを試したり観...
内藤みか 2019-03-06 20:31 エロコク
機能もルックスも超優秀…多彩に快楽を引き出す最新バイブ
 はじめまして、バイブコレクターの桃子です。これまで国内外のラブグッズ350種超を試してきた経験から、どんなグッズがいい...
桃子 2019-11-12 04:33 エロコク