「お手軽ビンダルー」お好みでパクチーやクラッカーを添えて

コクハク編集部
更新日:2021-07-23 06:00
投稿日:2021-07-23 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・関内の「Spice Drunker やぶや」の藪晋伍さんに、「お手軽ビンダルー」のレシピを教えていただきました。

 店内には日本酒の一升瓶がずらり。お客さんの中には「日本酒はあまり飲んだことがない」「燗酒って苦手」といった人も。もちろん、ビールなど別のお酒も置いてはいますが(コース料金外)……。

「アルコールがOKなら一杯だけ飲んでみてください、と言うんです。するとみなさん、『めっちゃ合う』『日本酒の燗酒って、こんなにおいしかったんですね』という反応。大方の人が、最後まで燗酒で通しますね」

 ここまで読んで、「下戸だから行けないな」と思った人、ご安心を。ノンアルドリンクも、料理に合うものを揃えています。「スパイス料理好きには、ノンアルの人も多い。浅草の間借り時代も含めて、そういう人にも支えられてきたので」とのことです。伊根満開(向井酒造)は、豚肉との相性抜群。美しいロゼ色が、気分も引き立ててくれます。

材料

・豚肩ロース(薄切り) 200グラム
・ケチャップ 20グラム
・おろしニンニク 小さじ1
・おろし生姜 小さじ1
・カレー粉 小さじ2
・赤ワインビネガー 30㏄
・トマト缶 50グラム
・唐辛子粉 小さじ半分
・シナモンパウダー 小さじ1
・ブラックペッパー 小さじ半分
・塩 小さじ半分
・砂糖 小さじ1
・玉ねぎ半個 スライス
・油 大さじ2
・水 50㏄

レシピ

(1)油を熱し、玉ねぎをあめ色になるまで炒め、ニンニク、生姜を入れ炒める
(2)ニンニクの強い香りが飛んだら、トマト缶、ケチャップを入れ炒める
(3)カレー粉、唐辛子粉、シナモンパウダー、ブラックペッパーを入れ、香りが立つよう30秒ほど炒める
(4)豚肉を入れ、白くなるまで火を入れる
(5)水と赤ワインビネガーを入れ少し煮る
(6)とろみが出たら完成。お好みでパクチー、クラッカーを添えて

本日のダンツマ達人…藪晋伍さん

▽藪晋伍(やぶ・しんご)
 大阪府生まれ。プロボクサー時代、「減量にいいかな」と思って働いた薬膳料理屋がスリランカ人だらけ。彼らが作る料理を食べ、スパイスの世界にハマった。南インド料理屋「エリックサウス」で料理を学び、本場パキスタン料理店の集まる、埼玉・八潮の人気店「カラチの空」で日本人として初めて厨房へ入り修業を積んだ。

▽Spice Drunker やぶや
 2018年に浅草で間借り営業を開始。瞬く間に人気店となったが、当初の予定通り約5カ月で閉め、料理のブラッシュアップと経営の勉強に費やした。満を持して今年1月30日オープン。完全予約制で、スパイス料理と日本酒(燗酒)のペアリングコース税抜き8000円(ノンアルペアリング、または日本酒とノンアルの行ったり来たりもOK)のみ。神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1―3―7 沼田ビル3階。※予約はFacebookのDMで。

(日刊ゲンダイ2021年7月15日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


お寿司とお酒の楽園「独楽寿司」レポ 2021.11.26(金)
 寿司をツマミに酒を飲む――。THE大人!って感じで憧れます。しかしながら、筆者の少ないお給料では、そうそうできることじ...
「鶏肉の紹興酒漬け」茹で鶏が紹興酒でバージョンアップ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
手軽に本格的な味「台湾甘酢漬け」優しい甘みと柔らかな酸味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
アボカドも一緒に揚げる「エビとアボカドのマヨネーズ和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
夜市の定番「台湾風ネギ卵焼き」お酒のアテや豪華なおかずに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
地味だけど美味!ブロッコリーのパスタ 2021.11.20(土)
 晩秋から3月ごろまで国産ものが多く出回るブロッコリー。買い物に出かけ、粒がぎっしり詰まってみずみずしい“上物”を見つけ...
「客家式ピータン豆腐」ピータンのコクと豆腐の甘味が一体に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、北海道・札幌の「台湾小籠湯包 ファンズ・マルヤ...
“ふわふわ系”グミ7種を食べ比べ 2021.11.18(木)
 コンビニやドラックストアで購入できる「グミ」。SNSで空前の“グミブーム”が到来していることもあり、種類も豊富な印象で...
ビールに合う「ガパオガイ」はキング・オブ・エスニック!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダ...
タイ北部のサラダ「ラープガイ」 3色のさっぱりスパイシー!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダ...
「パクチーポテトサラダ」香りが苦手な人でも食べられる!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダ...
カレー味のふんわり卵に包まれた「プーアッパッポンカリー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダ...
ダシとスパイスで食す「マサライカ焼き」大阪名物を超える?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・下北沢の「タコムマサラダイナー」の藤田一...
「麻婆キーマカレー」お酒と一緒にちびりちびりつまみたい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・下北沢の「タコムマサラダイナー」の藤田一...
錦糸町の“ヤバいカレー屋”に行ってみた 2021.11.11(木)
 すっかり日本の国民食として定着した「カレー」。筆者も大のカレー好きです。スパイスの香りに誘われて、ついカレー屋さんに入...
「ブルーチーズ和えピータンサラダ」素材の見事な好相性!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・下北沢の「タコムマサラダイナー」の藤田一...