ピーマンと豚肉好きにはたまらないレシピ 2021.9.21(火)

コクハク編集部
更新日:2021-09-21 06:00
投稿日:2021-09-21 06:00

 この夏、ピーマンの料理をたくさん食べました。一時期、台風などの悪天候が重なり高騰したこともありましたが、それでも手頃で栄養価も高い(カリウム、β-カロテン、ビタミンC、E、食物繊維などを含む)ピーマンは日々の食卓に大助かり。

「めちゃ苦手!」といった場合には、おすすめしづらいところではあるのですが、まあまあ好き、普通に食べる、といったかたがたに、より興味をもっておいしく食べていただけるレシピを僭越ながら、ご紹介させていただければと。

超ヘビロテ「丸ごとピーマンの肉巻き」

 まずは、筆者の超ヘビロテメニュー「丸ごとピーマンの肉巻き」です。作り方は簡単で、ピーマン全体を手のひらでつぶし、塩、コショウを振った豚バラ肉を巻きつけ、フライパンで焼く。

 でもって、表面全体に焼き色が付いたら、酒を加えて蓋をし、蒸し焼きにするとトロットロに。4、5個入りのピーマンを一袋買ってきては、ひとりでペロリと平らげちゃうことも珍しくありません(こちらのレシピは別途詳しくご紹介した記事がありますので、よろしければ、のぞいてみてください)。

お給料日前だって…

 お肉を買うのが厳しいとき(お給料日の前日とか前々日とか前々々日とか・笑)や、よりヘルシーに食べたいときなどは、ピーマンオンリーでも。

 いろいろと試してみたかったので、ヘタ付きのものやヘタを除いたものなど、ミックスさせて作ったりもしました。結論としては、「どちらも甲乙つけがたいおいしさ♡」。ピーマン偏愛者なのであしからず、です……。

「なんで種を捨てちゃうの?」

 ピーマンの種やわたも食べるようになったのは、おいしいものを作ることが大好きなアイデアマン(某バー店主)のひと言がきっかけでした。

「なんで種を捨てちゃうの? ピーマンだって丸ごと食べたほうが絶対おいしいから」

 確かにシシトウや万願寺唐辛子といった親戚たち(ピーマンも含め、いずれも学術の属性は「ナス科トウガラシ属」)は何の疑いもなく種も食べるのに、ピーマンは何の疑いもなくポイっとしちゃうのはもったいないなあと思ったわけです。

身と種&わた、別々に調理することも

 あのつやつやとした緑色のボディーだけを食したい、と思うこともあります。そんなときはヘタと、種&わたを取り除いて、身だけで。たとえば、シンプルにきんぴらピーマンはいかがでしょう。

 材料はこんな感じ。

・ピーマン
・オリーブ油
・日本酒
・しょう油
・白ごま

 食べやすい大きさに切ったピーマンは、表面を下にして、油を引いたフライパンで焼く。焼き色がついてきたところで、日本酒をパパっと振りかけ、裏返しし、しょう油を鍋肌から落として、ざっとひと混ぜ。火を止めて、白ごまをパラパラッとあしらったら出来上がりです。

 ヘタ、種、わたは、ブロックベーコンなどと一緒に炒め、しょう油(ナンプラーでも!)と日本酒などで味付け&調理し、ちょっとした素を作っておくととっても便利です。炊き立てのご飯に乗せて食べるのも良し、オムレツに混ぜるのも良し。冷やっこに乗せても良し!

 こういった常備菜が冷蔵庫にストックされていると、気持ちがラクですよね。

 一年中、手に入るピーマン。よろしければ一度、お試しください。

 (編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


うま味がジュワ~ッとにじみ出る「しじみ出汁巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「仔羊のカレー煮込み 温玉のせ」卵を崩すタイミングに悩む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
生もと系の酒にぴったり「腐乳拌魚生(マグロの腐乳和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「豚ひき肉とタケノコのレタス包み」パンチの効いた味と食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
みかんが香る「鯛のカルパッチョせとか風味のビネグレット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
2つの新食感「生マッシュルームとプチヴェールのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
「カルボナーラ」多めの茹で汁でクリーミーな仕上がりに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「鶏のタコ焼き風」ソースとマヨネーズとかつお節で風味良し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川区の立ち飲み居酒屋「カミナリ3ダー」...
【エビマヨとアボカドのパリパリピザ】餃子の皮でお手軽に!
 前回はパクチー餃子をお伝えしましたが、餃子の皮って……余りがちじゃないですか? そういえば冷蔵庫に餃子の皮が余ってたな...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:10 フード
「寅王しいたけのラクレットチーズ焼き」味のポイントは酒盗
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
味わいに変化 「チーズの味噌漬け」3日目と7日目を食べ比べ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「干し柿バター」切って“酒マリネ”をして混ぜて待つだけ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
「千枚蕪と柿の酢物」シャクシャクとトロッのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...
生のカリフラワーを使うのがポイント!「いもフラワー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフレンチレストラン「Restaur...
彩り野菜と塩がうまさを引き立てる「鯛のカルパッチョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西区のイタリア料理店「トラットリアパッパ」...
ふわっとした食感に仕上がる「白子のバターしょうゆ焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の和食店「多に川」の阿部学さんに、軽い...