“リアル離婚弁護士”が説く「結婚したら地獄な男性」特徴8つ

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2021-10-05 13:29
投稿日:2021-10-05 06:00
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。今回は番外編です。のべ3000人以上の離婚案件の相談に乗っている後藤千絵弁護士に、「絶対に結婚してはいけない男性の特徴」について、インタビュアー・内埜(うちの)さくらが聞きました。本記事は全3回中の1回目です。

絶対に結婚してはいけない男性の8つの特徴

――ご著書にも記載されていましたが、あらためて女性が離婚を考える原因、すなわち絶対に結婚してはいけない男性の特徴を教えていただけますか。

後藤千絵弁護士(以下、後藤) 女性が離婚を考える主原因は、基本的に以下の8つです。

1.モラハラ(モラルハラスメント=言葉の暴力)
2.DV(ドメスティック・バイオレンス=家庭内暴力)
3.異性問題(浮気・不倫)
4.金銭問題(生活費を渡さない・借金)
5.相手の家族との折り合いが悪い(嫁姑問題・介護問題)
6.性的不調和
7.酒癖が悪い
8.性格・価値観の不一致

 理由はこの8つ単独ではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているケースが大半です。

副業が軌道に乗った途端に始まったモラハラ

――『コクハク』は女性向けサイトなので女性が離婚を考える原因をお聞きしていきますが、男性も上記8つは離婚を考えるきっかけになると思われます。ちなみに、ご著書には記されていない、モラハラ相談例があれば教えていただきたいのですが。

後藤 夫婦や家族関係だけではなく、パートナーの周りの人間関係まで破壊したモラハラにより、離婚した例をご紹介しましょう。宮田杏奈さん(仮名/38歳)は、高校の先輩で2歳年上の修斗さん(仮名/40歳)と、28歳のときに結婚しました。修斗さんは資産家の息子で、親から譲り受けたお店を経営していますが、売上は芳(かんば)しくありませんでした。杏奈さんは結婚前から子どもを2人出産後も、看護師として勤務。子どもの教育費や夫婦の将来の生活費のため、家庭日用品などの連鎖販売取引を行う企業にフリーランスとして所属し、ダブルワークを始めました。

 ところが、杏奈さんの副業が軌道に乗ってきたタイミングで、修斗さんのモラハラ本性がむき出しになったのです。

 修斗さんは、「女は子どもが生まれたら家にいて、子育てと家事を中心に生活するのが当たり前だ。仕事ばかりしているお前は、母親としても妻としても失格だ!」と、杏奈さんを“口撃”するにとどまりませんでした。自身の子ども2人と共通の友人や親戚にまで、デマを吹聴したのです。

 子どもたちには、「家にいないであなたたちに寂しい思いをさせるなんて、最低なママだね」などと。友人たちや親戚には、「杏奈が仕事ばかりしていて、家事と育児放棄をしている。自分は仕事をしているうえに家事と育児を一手に担っているので、心身ともにヘトヘトだ」などと。

 当時の杏奈さんはもちろん、家事と育児を精力的に行っていました。修斗さんからの“口撃”を避けるためと、子どもたちへの生活費のため、仕事も手を抜かずにワンオペで。

 杏奈さんは、修斗さんが自分の悪口を言いふらされている事実を知らずにすごしていましたが、修斗さんの同情を誘うような悪口作戦が成功したのでしょう。修斗さんの言葉を信じた友人たちや親戚は杏奈さんと距離を置くようになり、彼女は孤立無援の状態になりました。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「失礼しました」多用の女性をハイスペ男子が選ばない理由
 昨今、「申し訳ありません」の代用として「失礼しました」を多用する風潮が強くなっている気がします。しかし、この「失礼しま...
並木まき 2019-04-17 03:29 ラブ
究極のモテは「わたし、気になります!」な好奇心旺盛女子
「わたし、気になります!」  こちら、大人気TVアニメ「氷菓」のヒロイン・千反田える (ちたんだえる)の決めゼリフ...
しめサバ子 2019-03-13 15:55 ラブ
男性の脳を刺激 “香りマーケティング”は恋愛でも使えます
 結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。第1回目の「結婚につながる恋コラム」では、五感で男性を刺激する、最も効果...
山本早織 2019-03-25 07:40 ラブ
不倫からの略奪愛に長けた女性に見られる“危ない傾向3つ”
 不倫をしている女性の中には、「いつかは正妻から彼を略奪したい」と目論む女性も珍しくないようです。人の家庭をぶち壊してま...
並木まき 2019-04-14 03:08 ラブ
恋愛相談を女友達にするなら…絶対に知っておきたいルール
 恋愛中は「少しでも誰かに話したい!相談したい!」と思うのが女性です。そんな時にじっくり話を聞いてくれるのが、気のおけな...
孔井嘉乃 2019-04-13 02:02 ラブ
ナンパからの恋愛ってあり? ナンパでも誠実な男の見分け方
 ナンパ=チャラい、というイメージから「ナンパで始まる恋なんて絶対無理!」と思っている方も多いのではないでしょうか。実際...
しめサバ子 2019-04-10 03:27 ラブ
嫉妬心を消すには「逃げる」or「立ち向かう」の2択しかない
 仕事で活躍する同僚、好きな人の彼女、スタイルが良く笑顔が素敵な女友達、芸能人――。例えを挙げればキリがないほど、誰もが...
孔井嘉乃 2019-03-08 18:39 ラブ
上げ底に比例? シークレットシューズを履いた男のプライド
 ノンフィクションでお届けしている「ザンネンな恋の話」。今回は、身長168cmのモデル体型のんちゃん(仮名)が出会ったハ...
田中絵音 2019-03-28 20:58 ラブ
男性の「ちょっと距離を置こう」は何日? 結論を急ぐ女性へ
 お付き合いをしている男性からの「ちょっと距離を置こう」の言葉。「いつまでって何日!?」と、つい問いたくなりますよね。そ...
孔井嘉乃 2019-04-11 06:28 ラブ
【渋谷編・上】“いきなり恋人”からカジュアルに宗旨替え!
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-04-22 23:05 ラブ
男の褒め言葉「かわいい」は「ブスじゃない」と同義だった
 合コンなどの前情報では、女性が「かわいい子を連れていくね!」と言っても、信じない男性が多いと聞きます。「女の言う“かわ...
並木まき 2019-04-08 01:48 ラブ
なかなか恋愛モードに入れない干物女子は“匂い”から入ろう
「最後に付き合ったのいつだったっけ?」  ある調査では彼氏が現在いない女性のうち、なんと40%以上が5年以上彼氏が...
しめサバ子 2019-04-15 03:04 ラブ
40代が危険…“そこそこオバサン”に愛想尽かし離婚を望む男
 最近、立て続けに晴れ晴れとした顔で「離婚したんです」と打ち明けてきた40代男性たちと話す機会に恵まれました。  ...
並木まき 2019-04-09 06:28 ラブ
永久保存版 「意識高い系男子」とうまく付き合う5つの方法
 さて、なにかと話題の意識高い系男子。サイバー〇ージェントや、リク〇ートなどの“超一流企業”によく生息し、目線の高さ、将...
しめサバ子 2019-04-20 00:17 ラブ
30代からの恋愛…理想の男性に出会うためにすべきことは?
 働く女性が多くなった今、結婚年齢もどんどん上がり、アラサー、アラフォーでも婚活はこれから!という方は増えていると思いま...
しめサバ子 2019-04-06 03:25 ラブ
堕ちやすい罠…夫の浮気でメンタルを壊す妻がやっていること
「夫の浮気」が発覚したとき、うまく対処して被害を最小限に食い止められる妻と、立ち回り方を誤り、さらなる悲劇へと進む妻がい...
並木まき 2019-04-07 07:17 ラブ