タコムマサラダイナーのスパイスたこ焼きはありそうでなかった“酒が進む味”で、初めて食べた時はちょっと感動してしまいました。
そしてもうひとつ、「お酒が進むなぁ」と店で思ったのが、カレーをこよなく愛する藤田さんの手によるスパイスカレーです。
「ダンツマ」用に考案してくれた麻婆キーマカレーは、試食ではご飯と一緒にいただきましたが、これ単体でちびりちびりとお酒を飲むのも楽しそう。個人的には、日本酒に合わせてみたいですね。
材料
・木綿豆腐 2丁
・ネギの白い部分 1・5本
・ニンニクの芽 1束
・豚ひき肉 400グラム
・玉ネギ 1個
・おろし生姜 大さじ1
・おろしにんにく 大さじ1
・水 200㏄
・鶏ガラ顆粒 小さじ1
・醤油、紹興酒 各20グラム
・油 100㏄
ホールスパイス
【A】
・スターアニス 1個
・カルダモン 5粒
・チリ 3本
【B】
・クミンシード 2グラム
パウダースパイス
・ターメリック 小さじ2
・チリ 小さじ1
・カレー粉 大さじ1
中華調味料
・豆板醤、甜麺醤 各25グラム
・麻辣醤 50グラム
レシピ
(1)鍋に油、ホールスパイスAを入れ火にかける。カルダモンはつぶすようにして入れる。火加減は焦げ付かない程度にする。カルダモンが油を吸い始めたら、ホールスパイスBを入れる
(2)クミンシードがシュワシュワと泡立ってきたら、白ネギのみじん切りを入れ炒め、玉ネギのみじん切り、ニンニクの芽の小口切りを入れる。玉ネギにある程度火が通ったら、おろし生姜、おろしニンニクを入れる
(3)ホールスパイスの香りが出てきたら、中華調味料を入れ、なじんだらパウダースパイスを加える。さらに豚ひき肉を加え、軽く色が変わるまで炒める
(4)水と鶏ガラ顆粒、醤油、紹興酒を入れ、煮込む。ひき肉に火が入ったら、水切りした豆腐を手で崩して入れる。手で崩した方が豆腐のうま味が出る。しっかり火が通ったら完成。仕上げにラー油や花椒(いずれも分量外)をかけてもいい
(5)ご飯(分量外)にカレーをかけ、好みでパクチー(分量外)を添える
本日のダンツマ達人…藤田一也さん
▽藤田一也(ふじた・かずや)
1980年、愛媛県生まれ。進学先の大阪でカレーとスパイスに興味を持ち、ゲーム制作会社就職後は仕事の合間にカレーを自作。2005年「ヤムカレー」(現・旧ヤム邸)代表の植竹大介氏と出会い、13年に「旧ヤム邸」へ転職。17年「旧ヤム邸シモキタ荘」開店のため東京進出。20年に退社し、植竹大介氏、「薬膳和鍋 Lotus Pot」(大阪・西天満)代表の小松佳苗氏の3人で「㈱ビーキュウ」を創業。翌21年、諸店舗「タコムマサラダイナー下北沢」を開業。
▽タコムマサラダイナー下北沢
スパイスとダシが香る「スパイスたこ焼き」が主商品。「インドにないアチャール」「スパイス冷菜」「ポテサラ風スパイスサブジ」など、酒に合うつまみや、藤田さんならではのスパイスカレーも必食。今年8月30日には旧ヤム邸とのコラボ店「タコムマサラ日比谷」を日比谷フォートタワー1階に開店した。東京都世田谷区北沢2―32―8 SSビル2階A店舗。
(日刊ゲンダイ2021年10月29日付記事を再編集)
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