東京浅草で出合った「山川光男」の正体 2021.12.21(火)

コクハク編集部
更新日:2021-12-21 06:00
投稿日:2021-12-21 06:00

浅草でやきとんを喰らう!

 前々から気になっていた「やきとん たくちゃん」(東京・浅草)へ。大ヒット! ねぎまもせせりも1本150円というお財布に優しい“下町価格”ですが、素材も火入れも抜群。いずれもきれいにみっちりと串が打たれており、アツアツを頬張る幸せたるや……。

「つくねは、生ピーマンと一緒に食べるのがうまいんだよ」

 赤ちょうちんの師匠と崇める方から教わって以来、つくねを注文する際は、許す限り、ピーマンも一緒にお願いするように。ピーマンの上につくねを乗っけて一緒に食べると、あら不思議。なんとも贅沢な気持ちになるんです。

 で、たくちゃんでは、「つくねに生ピーマン付けますか」と、お店の方から聞いてくださいまして。もう、完璧だ……。

「山川鶏男」との出逢いはほろ酔いだった

 気分を良くして、ほろ酔いのまま、ななめ向かいの日本酒の立呑みバー「洒落者(しゃれもん)」にハシゴすると「山川鶏男」に出合いました。ヤマカワトリオ。

 山形県内にある4つの蔵元が結成したユニット「山川光男」をご存じでしょうか。

・山形正宗(水戸部酒造)
・楯野川(楯の川酒造)
・東光(小嶋総本店)
・男山(男山酒造)

 ユニット名は、それぞれの蔵元を代表する銘柄から1文字ずつとって付けられたもので、2016年に発売された「山川光男 2016なつ」を皮切りに20本以上の“銘酒”が産声を上げています。

 2021年は「肉との遭遇」をテーマにいくつか出しており、直近は「鶏肉」との相性が抜群だという一本をこしらえたそう。だから、「山川鶏男」。鶏男の前は、「羊男」「豚男」「牛男」も発売していて、飲んでみたいなあと思ったら、洒落者さんでは、残念ながら完売でした。飲めないとなると余計に飲んでみたくなる(苦笑)。

 とにかく遊び心とユーモアに溢れたプロジェクトですが、もちろん、お味も間違いなし。毎回ホストとなる蔵元があり、鶏男は男山酒造さん。ひと口に含むと、フルーティーで軽やかな口当たり。焼き鳥に合うだろうなあ、これ。

 やきとんに戻りたい。ブタだって合うよ、絶対に! と思う酒池肉林の夜。そして、これから山川光男にずぶずぶにハマる予感しかしないのでした。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「冷しゃぶのさっぱり野菜ソースがけ」簡単なのにひと手間感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、ソースが...
デニーズの新モーニング、気配りがニクい!味・ビジュ・コスパの三方良し
 一日の計は朝ごはんにあり! 3月5日に、メニューの改定が行われたデニーズでヘルシー&おしゃれなモーニングを見つけました...
ファミマのPBと「神の雫」が合体!“名ばかりワイン”か否か購入ルポ
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-04-10 06:00 フード
スープも絶品「3種の貝のビール蒸し」いろんな銘柄でお試しあれ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・茅場町の「ギョバー茅場町店」の菊地博さんと...
「パルミジャーノサブレ」おなじみの粉チーズが簡単おしゃれに変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は京都・梅小路京都西の「西洋茶屋 山本」の山本智弘...
「紫キャベツのアチャール」はスピードが命!クミンシードで酒が進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・茅場町の「ギョバー茅場町店」の菊地博さんと...
“パン賢者”木南晴夏さんイチ押しの「キャロットケーキ」にありつけた!
 パン好きな女優といえば、木南晴夏さん。木南さんイチ押しの“神奈川NO.1店のキャロットケーキ”にありつく日を虎視眈々と...
“おいしくない”ペットボトルワインが進化していた!アレンジもご紹介♡
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-03-27 06:00 フード
山形県民の常備ソウルフード「味染み玉こんにゃく」はあたりめがマスト!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さん...
これぞ正真正銘のジンジャーライス! ショウガ好きも満足させる唯一のコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・芝大門の「都映」の水谷大輔さんに、This...
ベトナムの定番「茹でキャベツ×茹で卵のヌックマムだれ添え」はヘビロテ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の「ベトナム料理★ビストロ オーセンテ...
KALDIのいちごスイーツALL500円以下!春満喫、レジ前まで気が抜けん
 まだまだ寒い日もありますが、ふいに花の香りが漂ったり、日の長さにハッとしたりと、着々と春が近づいてきているのを実感しま...
春満喫!KALDIで発見♡“お花見”ロゼワイン、1000円以下のお手頃価格
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-03-18 18:14 フード
安いお肉が…!「鶏むね肉の酒蒸し」ぱさぱさ回避、しっとりのコツは余熱
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さん...
「ファミマのPB赤」が高級すぎる、ローソンの爆バズりワインより凄い!
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2024-02-28 06:00 フード
うま味爆弾!のりの佃煮バターパスタ。ズボラ飯こそ最強!!
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れる、まんぷく連載「およねの爆速!...
およね 2024-02-26 06:00 フード