ソフトなのにセクシー 気分を盛り上げるオススメの“キス4選”

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2019-03-12 17:00
投稿日:2019-03-12 17:00
 手をつなぐ、ハグする、とともに愛情表現の一つである「キス」。官能小説でもたびたび登場するキスシーンは、唇をソフトに密着させるものから、互いの舌を口腔に差し入れて絡め合い、歯列や歯茎を舐めるもの、唾液を交換するものまで多種多様。今回は「ソフトなのに、意外とセクシーな気分になれるキス」を、官能作家の視点からご紹介します。

「積極的にされると嬉しい」という男性も

・唇でついばむ。

 いわゆる「バードキス」です。チュッ、チュッと何度も唇を求めあうごとに、互いの興奮が高まり、熱い吐息が漏れてしまいます。男性によっては「はァ……」と甘く鼻を鳴らしてしまうかもしれません。

 日本人男性は、欧米人に比べてあまり性的興奮を表に出さない傾向が強いからこそ、つい漏れてしまった無防備な吐息や声は女性にとって至福の一つ。

 徐々に濃厚に変化するキスの序章に「ついばむ」キスはおススメです。

・下唇を甘噛みする。

 ソフトなキスの合間に試してほしいのが、彼の下唇を軽く甘噛みする行為。

 歯を立てずに唇で軽く挟むだけでも、いつもと違う「不意打ち感」があり、無邪気さの中に潜むエロスを感じさせてくれるはず。

 慣れてきたら、下唇だけではなく上唇を軽く責めてみてはいかがでしょう。彼も熱っぽく応戦してくれるかもしれませんよ。

・キスしながらお喋り

 これはもう、身をもっておススメします。

 できればSEX後、幸せな余韻に浸りながらベッドでするのがベター。

 シーツに包まりながら抱き締め合い、唇を重ねて「すごく気持ちよかった」「とても幸せ」「唇……あったかいね」なんて囁きながら。

 心地いいまどろみの中、互いの唇の熱を存分に感じて下さいね。

・背後からキュッと抱き締められたまま、振り返りキス

 こちらは夜景デート・海デートなど眺望を楽しんでいる時にオススメ。

 背後から抱き締めてきた彼が耳元で「綺麗な夜景だね」などと囁いてくれたお返しに、女性が振り返ってキス。

 官能小説でも、バックからの性行為中、女性が振り向きざまに男の唇を奪う、という描写が少なくありません。

 最初の段階では「あくまでも上品に、控えめに」がベストだと思いますが、女性が身をよじって振り返る接吻は「意外性があってセクシー」「積極的にされるとけっこう嬉しい」という男性も多いのです。

気持ちを高めるばかりではないキスの効能

 あまり知られていないのが、キスの効能です。

 愛する人とのキスは、セクシーな気持ちを高めるばかりではなく、幸せホルモンを活性化させ、免疫力アップ、寿命も伸ばしてくれるそう。朝の「いってらっしゃい」のキスは仕事への意欲や作業効率も高め、交通事故に遭う確率を軽減(守る相手がいると注意深くなるため)させる効果もあるようです。

 いかがでした?

 小鳥のようについばむ。甘噛みしてみる。キスしながら甘いお喋り。後ろ抱きされたまま振り返りキス。そして、いってらっしゃいのキス――キスでの愛情表現は、セクシーな気分を高め、二人の絆を深めると同時に、幸せな人生にも大きく影響するのですね。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

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