疲れた胃腸の救世主!「おかゆ」のススメ 2022.2.3(木)

コクハク編集部
更新日:2022-02-03 06:00
投稿日:2022-02-03 06:00
 昨年末に盛大な食あたりをしてから、どうにも胃腸の調子が芳しくありません。先日も胃痛&下痢に悶絶しておりました。
 しかし、どんなに具合が悪くても、食欲がなくならないのが食いしん坊の悲しいサガ。お腹痛い、でもお腹すいた……。矛盾する思いからたどり着いたメニューは「インディカ米のおかゆ」でした。

おかゆとインディカ米って合うんです

 なぜインディカ米なのかといいますと、筆者の家には日本米がなかったんです。糖質制限をしているため、基本的にお米を食べないんですよね。なので、ずいぶん前に切らしていたのをすっかり忘れていたという次第。

 たまたま、カレー用に購入していたインディカ米が残っていたので、そちらを使ったところ、これがまあウマいのなんのって。

 インディカ米は日本米に比べて粘りが少ないので、おかゆにしてもドロドロにならず、サラッとした食感に仕上がります。それが筆者の好みにドンピシャでした。

基本のおかゆのレシピ

【材料】
・米 2分の1カップ
・水 600ミリリットル

【作り方】
1.お米を研ぐ
2.鍋に米を入れ、分量の水を加える
3.蓋をして強火で炊き、沸騰したら蓋をずらして弱火で30分加熱。好みの固さになったら出来上がり。

 日本米でおかゆをつくる場合、研いだ後のお米を30分以上浸水させるが一般的。ところが、インディカ米を使う場合はその必要はありません。インディカ米は水を吸収しやすいという性質があるため、浸水させてしまうとせっかくのサラサラ感がなくなってしまうのです。

 そのあたりも、面倒くさがりの筆者にはありがたいです。ていうか、腹痛と空腹と戦ってる時にそんな細かいこと言ってられへんがな。

 幸い体調はすぐに回復したのですが、おかゆのおいしさにハマってしまい、ほぼ毎日おかゆを作っています。

 少量のお米で満腹感も得られるし、何より胃に優しい。さらにアレンジも無限なので全然飽きないです。おかゆ、偉大過ぎるだろ。おかゆに感謝。おかゆリスペクト。

「ほうじ茶がゆ」のおいしさに開眼

 筆者のお気に入りアレンジは「ほうじ茶がゆ」です。

 水の代わりにほうじ茶で炊いたおかゆは奈良県が発祥とのこと。「大和の茶がゆ」という郷土料理なのだそうです。関西出身ですが初耳でした。ごめんなさい。このおいしさを奈良県はもっとアピールするべき!

 ほうじ茶の優しい香りが、ボロボロの胃腸はもちろん、メンタルにも優しく染み渡ります。ほんのり茶色なのもなんだか斬新でGood! お好みで梅干しを加えるとさっぱりした味わいになりますよ。お試しあれ。

おまけ

 腹痛にうめいていた夜、愛猫もん様がつきっきりで看病してくれました。もん様はゴロゴロと喉を鳴らしながら、筆者のお腹にピッタリとくっついてくれました。その温かさと、かすかな振動がなんとも心地よく、痛みの最中でも寝落ちしてしまいましたよ。

 翌朝起きてビックリ! お腹が痛くなかったんです! 何なん、この猫。超名医やんけ。もしや、ブラックジャックの生まれ変わりなんか? お礼に大好物のちゅ~るを献上したのは言うまでもありません。

(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


シンプル調理の「チキンと野菜のグリル、サルモリリオ添え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の隠れ家イタリアン「ピノサリーチェ」の...
コンビニチキンにかけるだけ…究極のお手軽「棒々鶏」レシピ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・阪東橋の広東料理店「壱龍釜」の唐子庭さんに...
外はパリパリ、中はとろ~り「タラ白子のカダイフ焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・北新地の人気店「カラーズ」の加藤吾郎さんに...
「シバ漬けと茗荷のゴマ油和え」「チーズの煮切り醤油づけ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・歌舞伎町で25年営業の老舗「ぱいんつりー」...
「蒸し鍋」ひと手間加えたオリジナルポン酢でプロの味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は熊本市の創作居酒屋「旬家はちどり」の喰田信治さん...
野菜不足を感じたら…さっぱりおいしい「すし屋のサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・月島のそばの名店「のぶ庵」の三宅泰子さんに...
令和初ハロウィン おうちで“デリ風かぼちゃサラダ”もいいね
 10月の定番イベントとなったハロウィン! 今年も各地ではイベントが行われるのでしょうか。友人と街に繰り出すのも楽しいで...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:02 フード
「スペイン風目玉焼き」アツアツとろ~り半熟卵が味の決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・東銀座のビストロ「イバイア」の深味雄二さん...
「鶏ササミ春巻き」2度揚げすることでパリッとした食感に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代々木上原の中華料理店「吉田風中国家庭料理...
「穴子おこわ」ちょっとお腹に入れたいときの“おしのぎ”に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の割烹「まめ多 」の降旗壽眞子さんに、...
「ナスの揚げ浸し」揚げ油にごま油をちょい足しで風味アップ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・麻布十番の有名鮨店「鮓職人 秦野よしき」の...
クルミの食感が楽しい「アボカドとクルミのマスカルポーネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・鶯谷の居酒屋「根岸 川木屋」の川木一伸さん...
飲みながらでも作れちゃう「サーモン玉ネギクミン炒め」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の人気モンゴル・中華料理店「モンゴリア...
「漬けまぐろとアボカドの和え物」まぐろの漬け時間は短めに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山の日本料理店「代官山 やまびこ」の佐...
てんこ盛りが美味しい「ザワークラウトのチーズトースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋のドイツ料理が楽しめるワインバー「ワイ...
コリコリ食感が美味しい「ズッキーニのサラダ ミント風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ...