「いい締まりだ」W射精に失神!リアルBL鑑賞に人生の悦び #5

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-04-01 06:00
投稿日:2022-04-01 06:00

素敵な2人に出会えて良かった

ーー続けてください。

「私が途中で意識を失ったため、彼らがダブルで射精をしたあと、どのようにセックス後の処理して衣服をまとい、介抱してくれたのかは分かりませんでしたが、夢のような時間を過ごさせてもらったことは確かです。

 私はお金を支払って、彼らはホテルの部屋から出て行きました。

 退室する際も、『また気が向いたら、ご指名ください』と、丁重に一礼してにこやかに帰っていきましたね。

 時刻を見ると、15分ほどオーバーしていましたが、追加料金はサービスしてくれたみたい(笑)。

 今は、ホスピタリティあふれる素敵な2人に出会えて本当に良かったという、喜ばしい気持ちでいっぱいです」

私って欲深い? またリアルBL鑑賞がしたい

ーー失神するハプニングはあったものの、素晴らしいご経験をされましたね。

「はい、ますますBLファンになってしまいました(笑)。

 マンガや映画やドラマも好きですが、タイミングを見て、また出張ホストの『リアルBL』を観賞したいなと思っています。

 実はリアルBLでのセックスシーンを見て以来、今までより数段、過激なBLマンガを読むようになりました。プチレイプや言葉責めなどのハードな作品にも刺激を求めるようになって……。

 私って意外と欲深い女だったのかしらーーと心の中で苦笑しています。ただ、これからもBLを愉しみ、潤いある人生にしたいです」

 P子さんはそう恥ずかしそうに微笑んだ。

  ◇  ◇  ◇

 どの様な形であれ、自分の人生に楽しみや潤いを持つことは大事だろう。

 心から情熱を注げる対象がある幸せを、筆者は彼女から教えてもらった気がした。

(了)

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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